鉢植えをミニ盆栽にするには<根を鉢に固定する>植え替えの方法2

 

植え替えをするときに大切なことは
根の整理と「根の固定」です。

針金を使って
根をしっかり鉢に固定する方法を
写真で詳しく解説します。

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根を鉢に固定するのはなぜ?

鉢の中で根がぐらつくと
用土の中に隙間ができて
根の生長がとまったり、
逆に徒長根の原因になります。

徒長枝ができて樹形が乱れる要因の
ひとつになるので、しっかりと固定します。

自然界では、
根は水や養分を吸収するだけでなく
大地に根を張って木を支える役割があります。

盆栽は根を小さくして鉢に入れるので
その役割を人間が果たさなければならないのです。

必要なのは針金2種類と鉢底ネット

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針金は太いのが直径2.5ミリ。
それより細い、2ミリで十分です。
細い針金は0.5ミリ。
1ミリでもOKです。

鉢には針金を通すための
小さな穴が2個空いていますが、
大きい穴が1個しか開いていない鉢もあるので
今回は穴1個のやり方を紹介します。

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「U」字に曲げた針金を
内側から鉢底ネットに通して
同時に両方に開くとネットが固定されます。

あ、怪長はカメラを左手に持っているので
写真では片方の手しかありませんが‥。

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針金の途中をペンチで折り曲げると
よりしっかりとネットを固定できます。

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細い針金を半分に折って
鉢の外側からネットに差し込みます。

ネットを固定した太い針金に
かかるように通しておきます。

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鉢を元に戻して、細い針金を
両側に広げておきます。
これで準備完了。

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鉢底用にふるいにかけた
大粒の用土を入れます。

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植えつけ用の小さい粒の用土を入れます。
このときは、真ん中を盛り上げるのがコツ。

根の裏側に用土がしっかり入り込みます

 

細い針金でしっかり固定する

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前回のこの記事
鉢植えをミニ盆栽にするには<根の整理>植え替えの方法1

で用意した根を
上から軽く押し付けるようにして
左右に回しながら置きます。

上から指で軽く押さえながら
細い針金を外側から内側へ持っていき
2本を交差させて、手で数回ねじります。

ねじり終えたら、ペンチでしっかりねじります。
このとき、針金を上に持ち上げながらねじると
きちんと固定できます。

きつく締めると根を傷めるので、
ほどほどにしておきましょう。

あとは、余分な針金を切り、
ねじった方向に倒します。

右にねじっていたら右に倒します。
逆に倒すと緩んでしまいます。

用土をしっかり詰めると根が生長しやすい

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固定できたら、用土を隙間に入れて
棒でつつきながら根の周りに
詰め込んでいきます。

隙間ができないように
しっかり詰め込むのがコツです。

ここでも根を傷めないように
優しく丁寧に詰め込んでいきます。

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用土を詰め込み終わったら
鉢底の穴から水がスーッと流れるまで
ジョウロで水をかけます。

穴から流れ出る水は
始めは茶色に濁ります。

それは微塵が外に排出されているからです。

茶色が消えて、透明になったら完了です。

根が伸びるまで
1週間~10日待ってから
肥料を与えるようにします。

 

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ミニ盆栽なぜなぜその8「どうして針金を巻くの」

盆栽に針金を巻いているの見ると
「木をいじめてるんじゃない?」
と思ってしまいませんか?

「いや、いじめているのではない」

あなたがもし、そう言ってくれるのなら
「おぉ~、盆栽のこと知っているのね」
と怪長(ブログ管理人)は嬉しくなります。

とはいうものの、

怪長が初めて針金かけを見たときは
「木をいじめんな!」って思いました。

「伸びたい方に伸ばしてあげればいいのに」
とも思っていました。

ところが、盆栽を始めてみると
まったく逆なのだということが
よく分かるようになりました。

針金かけは、木をいじめているのではないのです。

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なぜ枝はあっちこっちに伸びるのか?

光を求めているからです。

葉が光合成をするには光が必要なので
光が差し込む方向に伸びていきます。

人間、腹が減ったら台所をウロウロして
「なんかないか」と探すのといっしょです。

もし、周りが先に伸びた葉で囲まれていたら
下に向かって伸びることもあります。

真上から光が差し込んでいたら真上に伸びます。
右から差し込んでいたら右に伸びます。
左から差し込んでいたら左に伸びます。

枝がきちんとそろうかどうかなんて、お構いなしです。

自然の木にはそういった、変な方向に
向いた枝がたくさんできます。

ところが、時間が経つと光の当たらない葉は
光合成をすることができずに枯れていきます。

やがて、自然の木は枝が整っていきます。

では盆栽はの枝はどうか

盆栽の場合は「やがて」を待っていると
人間の方が先に枯れます。

寿命の長さが違いすぎるからです。

そこで、いずれ枯れる枝を切り(せん定)
変な方向に向いている枝を針金で
光の良く当たる方に向かせるのです。

すると、どの枝の葉も光合成ができて
木は、より元気になります。

針金で力をかけても大丈夫なのか

無理やり、直角に曲がるほどだと、枝が折れます。

実際はそこまで強くは曲げません。

針金をかける前に枝の弾力を見ながら、
「これくらいなら、大丈夫かな‥?」と
調べてから針金を巻いて曲げます。

慣れてくると、調べなくても分かるようになります。

「やっぱり、力づくではないか」
と、思ってしまいますよね。

自然の力と比べると

自然の力は針金で曲げるより
はるかに強いのです。

積雪寒冷地の北海道。

道南から道北にかけての日本海側は
一晩に1mもの雪が積もります。

木の枝にもモッコリ積もります、

その重みで枝がたわみ、ボキッ
と折れることも良くあります。

直径10㎝程度の枝だと簡単に折れます。

中には、直径20㎝の幹ごと折れて
倒れてしまう木もあります。

早春の森を散策すると、倒れた木や
折れた枝をよく見かけることがあり、
自然の力のすごさが分かるのです。

針金どれくらいの力で巻いているのか

枝を締め付けない程度です。

曲げる強さは、
自然の木の枝が自分の重みで曲がる
よりも、ちょっと強い程度です。

大きく曲げるときは3年、4年と時間を
かけて少しづつ曲げていきます。

針金をかけた後、忘れてはいけないこと

針金をかけたこと自体を忘れる人がいます
「あ、怪長、あんたではないのか?」 ドキッ

そうなってしまうとアウトですが、
市販されている盆栽の中には、針金が幹に
食い込んで、かわいそうなのがあります。

若い木や生長の早い木は、1年で食い込む
ことがあるので、時々、見てあげましょう。

食い込み始めていたら、即、取り外し
必要なら、新たに巻き直します。

針金を巻く効果とは

  • 葉に光がまんべんなく当たる
  • 枝の風通しが良くなり、病気や害虫に侵されにくい
  • 枝が刺激を受け、枝の途中から芽が出やすくなる
  • 木の形が良くなる

というわけです。

針金の巻き方はこちらの記事で紹介しています
ミニ盆栽に針金かけは必要?

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ミニ盆栽なぜなぜその5「すごく大切な鉢底の穴」

鉢の底に穴が開いているのは普通ですよね。
水を抜くためですから。当然です。

でも、穴が1個じゃなくてたくさん開いていたら。
「なんで‥?」って考えてしまいませんか?

鉢に穴をあけてあるのは2つの理由があるのです。

ひとつは、あなたも知っている水抜き。
もうひとつは、木を鉢に固定するためです。

これ、意外に重要な役割なのです。

鉢に木を固定するのを軽く見ていると
後々、重いペナルティーが‥。

というほどではありませんが、
木を枯らす原因になります。

うんちくは後にして、さっそく使い方をお伝えします。

針金を通して木を固定する

冒頭の写真にあるように、
穴が1個の鉢、2個の鉢、3個の鉢、5個の鉢があります。
探すと、いろんなのがあります。

お気づきですか? 大きい穴と小さい穴がありますね。
小さい穴に針金(アルミ線、銅線)を通します。

鉢穴1

小さい穴の両方から針金が出るようにして
準備をしておきます。

それから用土を入れ、
木を置いて、針金で根を固定します。

あまり強く縛らないようにして
木がぐらぐらしなければOKです。

余った針金をハサミで取り除きます。

根が片方によっているときは
こんな使い方もあります。

鉢穴3
▲上の図のように、太い針金に
細い針金を巻きつけて小さい穴から通します。

鉢穴2
▲2ヵ所で同じようにすれば、根を2ヵ所で固定できます。

鉢穴が1個しか開いていない場合は

鉢穴4

鉢底ネットを太い針金で固定します。
太い針金は「U」字型に曲げておいて、
針金を通した後で、先端を曲げると固定できます。

それからネットに細い針金を通します。

そうすれば根を固定することができます。

はじめのころは理由が分からなかった

怪長(ブログ管理人)がミニ盆栽を始めたころは
なぜ、穴がいくつも開いているのか
理由が分かりませんでした。

かみさんが
「どうして、小さい穴が開いてるの?」
「こっちは大きい穴が2つあるけど、なして?」

と聞いてきましたが、怪長は聞こえないふりをしてました。

針金を使って木を鉢に固定することを
ぜんぜん知らなかったのです。

怪長の住んでいるオホーツクでは
5月に強い風が吹きます。

9月は台風から変わった熱帯低気圧で
強い風が吹きます。

ある日、会社から帰ってくると、かみさんが
「盆栽、風で飛んだから棚に戻しておいたよ」
怪長:「ありがとう」

「鉢だけしかないのもある」
怪長:「えーっ、木は?」

「さあ~」

慌てて探したら、家の近くの道路脇に転がってました。
根が乾いてひん死の状態でした。

大地をつかむ役割は重要なのです

根は水や養分を吸収するだけではありません。
もう一つ、とても重要な役割があります。

大地に木を固定するのです。

盆栽もミニ盆栽も全く同じで
鉢という大地(の替わり)に木を固定します。

木がぐらつくと、根と用土の間に隙間ができて
水分や養分を吸収するのが難しくなります。

それだけではありません。
隙間が空いた部分は根が成長しませんから
伸びる根と伸びない根ができてしまいます。

そうなると、枝の成長にも影響が出て、
徒長枝の原因にもなります。

つまり、樹形を乱すことにつながってしまうのです。

時には、怪長のミニ盆栽のように
風で脱走することもあります。

木を針金で固定するのに少し抵抗を感じるかも知れませんね。

針金が根に食い込むほどきつく締めつけさえしなければ
問題はありません。

そのまま何年も植え替えしないでいると
食い込みますが‥。

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