取り木の方法|樹形のよくないミニ盆栽が激変!

あなたの盆栽が、変な形で盆栽らしくなくても諦めるのは待ってください。形のよくない木でも取り木という方法を使うと、素晴らしい樹形に生まれ変わることがあります。

取り木1
なんだか、幹の途中に枝がなくて殺風景な感じでも、心配はありませんよ。
時間がかかりますが、茎の途中からでも根を出すことができるのです。

取り木2

この木の上の部分だけ取り外して、こんな感じの木だったらいいですよね。
これを取り木という手法で実現してしまいましょう。
取り木3

取り木には幾つもの方法がありますが
盆栽でよく使う方法は環状剥離針金縛りです。

1 環状剥離

取り外したい位置から下の幹の皮を取り除き、幹の途中から発根させる方法です。
取り木の絵1
まず、赤い破線のところにナイフなどで切り込みを入れます。

取り木の絵2
丁寧に皮を除去します。
皮を除去する際は、形成層まできれいに取り除き、芯だけ残します。

形成層が残っていると、発根しないので完全に除去してください。
形成層はやや緑かかってヌルっとした感触です。

切り取る長さは、木の直径の1.5倍から2倍。
幹が太いものはこれにこだわる必要はありません。
皮を剥いだ間隔が狭いと発根しにくくなるので、1.5㎝ほど離れていれば十分です。

取り木の絵3
剥ぎ取った部分にミズゴケをあててビニールで包みます。
下の方は水が抜けないように紐でしっかり縛ります。
上の方は、水を入れやすいように緩くしておきます。

ミズゴケの代わりに細かい赤玉土でもよいです。

取り木を始める時期は
1 芽が動く前の3月ごろ
2 梅雨に入る前
3 積雪寒冷地では5月中旬から6月にかけてです。

根が出てくるまでの時間は、樹種や樹齢、地域によって異なり
1、2ヶ月で根が伸びてくる場合もあれば、半年から1年かかることもあります。

根が出ないからといって、ビニールを取り外して覗いてみたり
触ってしまうことのないよう、じっくり待ちましょう。

ビニールは日光を通さないものが良いです。
透明のビニールで包むときはアルミホイルなどで光を遮ると発根しやすくなります。

取り木をする位置が低いときは
取り木の絵4
ビニールで包む代わりにポットで包んだり、鉢底ネットを巻く方法もあります。

上部の木の元気がないように見えることがありますが
枯れることはないので、気長に待ってください。

2 針金縛り

松柏類ではこの方法を使うこともあります。
環状剥離よりも発根に時間がかかりますが、成功率は高いです。

取り木・縛り2
針金を幹に食い込むほどしっかりと巻きつけます。
2重から3重に巻いたら、針金に重なる位置に結び目がくるようにします。

養分が針金の上部にたまり膨らんできたら、環状剥離と同じ方法で
包み、発根するのを待ちます。

取り外す時期は
環状剥離も針金縛りも根がビニールの外からでも見えるようになってからです。
植え替えの時期に合わせて取り外すとよいでしょう。

急いで外してしまうと、根が十分に伸びていなかったり
伸びかけている根が生長しなくなるので、待つことを心がけてください。

取り木をしている最中の管理は、直射日光に当てないよう遮光をします。
それ以外は通常の管理です。

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