オホーツクのミニ盆栽に大きな試練|なんと積雪2m

この冬は雪が多く、ミニ盆栽の上になんと2mも雪が積もっています。この雪の下にミニ盆栽があります。大丈夫かな~。春はいったい、いつになるのか‥。

こんなに雪が積もってしまいました

昨年の晩秋から、どう変化したか。同じアングルから撮った写真で追ってみましょう。

越冬10月
▲雪が降る前の冬囲いの写真です。2014年10月末

越冬11月
▲雪が降ってミニ盆栽を覆い始めたころです。2014年11月下旬

越冬12月
▲雪が積もってすっかりミニ盆栽を覆ったのは2014年12月です

越冬2月
▲それから2カ月‥。

写真の左側にあった物置はすっかり見えなくなりました。屋根の隅が少し見えますね。

今年は雪が多いのです

オホーツク海側は、日本海側と比べて雪が少ないのですが、この10年で毎年降る雪の量は増えています。
特に、この冬は降雪量が多く、風を伴う暴風雪が頻発しています。

北見市の除雪委託費用は例年数億円ですが、今年は14億円を超えました。
気象庁の観測データは、平地の積雪を公表しますが、雪の深さは地形によって大きく異なります。

我が家は川のそば、つまり沢の底にあるので、雪の深さも平地の2倍はあるでしょう。
平屋の家が埋まりそうです。

もちろん、小さな物置はほとんど埋まりました。

雪の下ミニ盆栽
▲かなり雪が沈んで物置も少し見えるようになったところです
赤い○のあたりにミニ盆栽がいます。
除雪した雪を積み上げる場所がなく、だんだん、ミニ盆栽の上にも積みあがっていく状況です‥。

雪の下でも大丈夫なんですが‥

こんな状況で、ミニ盆栽はどうなってしまうのか‥( ゚Д゚)

これだけ雪が積もっていても、雪の下のミニ盆栽は今のところどうということはありません。
ぜんぜん、なんでもないんですけど。 今は‥。

雪があっても問題はないのです。
むしろ、気温の変化もなく。乾燥した風にも当たらないので、木はぐっすり眠っています。

路地植えの錦松は、結構大変な思いをしているでしょう。
でも折れることはないです。今は‥。

試練はこれから

ミニ盆栽にとって試練はこれからです。
2月の下旬から3月にかけて気温は上昇します。
日中はプラスになり、雪が解け始めます。

すると、地面と雪の間に隙間ができます。
積もった雪の上の方の重くなり、時折、ガサッと沈下します。
それが、ミニ盆栽の枝を折ってしまったりするのです。

もうひとつ。

それは、野ネズミ

雪の隙間をたどって、ミニ盆栽の新芽や細い枝、茎を食べに来ます。

あ、小さい盆栽のネズミ除けの蓋をするの、忘れているかも ( ゚Д゚)

野ネズミは、その年によって来る年もあれば、まったく来ない年もあります。
来ないことを祈るばかりです。

そういえば、隣りのゆめちゃん(猫)の姿を見ない。
野ネズミ対策には頼りになる存在なんですが‥。

雪が解けたら空っ風

雪の多い年は野山の草も伸びるのが遅いので、いつまでも空っ風が続きます。
もしかしたら、5月の連休を過ぎても注意が必要かもしれません。

オホーツクのミニ盆栽は、春が来ても根がまだ眠っています。
芽が吹いて葉が出始めても、根の活動は1週間ほど遅い気がします。

そのため、水をたくさんあげても吸い上げる力が弱く、枯らしてしまうことがあります。

そんな失敗をしているのは、怪長(ブログ管理人)だけかも‥( ;∀;)

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ミニ盆栽が大きくならないのはなぜ?

不思議ですよね。
自然界ではすごく大きな木になるのに、
盆栽にすると小さいまんま。

ミニ盆栽や豆盆栽なら、もっと小さくて
「大丈夫かな~」なんて、心配になります。

ミニ盆栽の木は、なぜ大きくならないのでしょう。
答えは「小さい鉢に入れるから」ですが‥

鉢に入れると大きくならないのはなぜ?

木(地上部)と、根のボリュームはほぼ同じ
の法則があるからです。

「えっ‥そんな法則あるの?」
と思うかもしれませんね。

法則かどうか、よく分かりませんが、
自然の中で生きる木も、鉢の中で生きる木も
だいたいこの法則に従っています。

鉢に入れられていると、根が大きくなりません。
根が大きくならないと、木も大きくなりません。

「根が小さくても、肥料を与えれば大きくなるのでは‥?」
その通りですが、それにも限界があります。

「では、大きな鉢に入れると木は大きくなるのか‥?」
ですよね。

なります。鉢が大きい分だけ木も大きくなります。

「では、地面に植えたら‥?」
もっと大きくなります。根が伸びた分だけ
木もどんどん大きくなります。

「ミニ盆栽の小さな木を、地面に植えたら‥?」

どんどん大きくなって、
「これが、あのミニ盆栽だったの?」
というほど大きくなります。

地面に植えた木を、盆栽のように小さく
しようとして、枝を切り詰めたら‥?

次の年、ものすごいくたくさんの芽が吹いて、
枝になり、手が付けられなくなります。

もう、盆栽ではなくなります。

根が大きいので、地上の木も
同じ大きさになろうとするからです。

根が持っている2つの役割

  • 水と養分を吸収する役割
  • 木の地上部を支える役割

水と栄養を吸収する

根が吸収するのは水と、栄養素です。
栄養素は、主に窒素、リン酸、カリ。

これを3要素といいます。

そのほかに、カルシウム、マグネシウム、
イオウも吸収します。

微量要素として、マンガン、モリブデン、
ホウ酸、亜鉛、塩素、銅、鉄も吸収します。

こうした栄養素が少ないと、地上部の幹や枝、
葉を維持することはできなくなります。

水の吸収ができなければ‥枯れてしまいますよね。

木の地上部を支える

柔らかな地面に根を生やした木は、
地上部が倒れないように、根をどんどん
大きくして木を支えます。

すると、栄養を吸収する力がついて、
木もどんどん大きくなります。

石や岩盤のある硬い地面、
崖などに根を生やした木は、
根を大きく伸ばすことができません。

風で倒れたり、雪や自分の重さで倒れないように
地面の隙間に根を張るからです。

そうした木は、なかなか大きくなれません。
自由に根を伸ばすことができないからです。

伸ばした根のボリュームとほぼ同じ大きさの木になります。

葉が持っている2つの役割

  • あなたもよくご存知の「光合成」です
  • 体温調整=木の周囲の温度を下げる

光合成で養分を作る

根から吸収した水と、空中にある二酸化炭素、
太陽の光で光合成を行って炭水化物を作り出します。

デンプンということもありますし、
ブドウ糖ということもあります。

難しいことは抜きにして、葉で作り出した
栄養が木と根を大きくさせます。

葉が枯れたり、取れたり、虫に食われて
なくなってしまうとすぐに次の葉を出せるように、
葉の根元では新しい芽を出す準備をしています。

体温調整

木ですから体温というのも変ですが、
そのほうが分かりやすいですよね。

気温が高くなると、気孔という小さい穴から
葉の水分を蒸散させて、温度を下げます。

温度が上がりすぎると葉の細胞が壊れてしまうからです。

たくさんの葉が協力して温度を下げるので、
木の周りは温度が少し低くなります。

暑い日でも森の中が涼しいのは、木の葉が
エアコンの機能を持っているからです。

暑いと葉の中の水分が蒸発するので、
根から水が補給されないと‥枯れるわけです。

木を鉢に入れるということは?

根が大きくならないので、地上部の木も小さいままです。
葉もあまり大きくならず、全体的に小さく育ちます。

根を少なくして、根とほぼ同じボリュームになるよう
バランスを取ってあげると木は小さいまま、
生き続けることができます。

鉢を地面に置いて放置したら

鉢の底にあいている穴から根が
伸びて、土の中に広がります。

その根はどんどん大きくなって、
それにつれ木もどんどん大きくなります。

さらに放置すると、鉢を割らなければなりません。

優れた盆栽は

鉢が小さい割に木が大きいですよね。

これは、根を切り詰めて細い根が
たくさん生えるようにしているからです。

根のボリュームが小さいように見えますが、
実際には根の密集していて水や養分を吸収する
役割は十分果たしているということです。

素晴らしい盆栽を作るには、
素晴らしい根を作る必要があります。

根が小さいと、倒れてしまいますよね。

優れた根は、細かい根が密集して、
なおかつ底が平らで八方にバランス
良く整えられています。

おさまりが良く、倒れにくいわけです。

それでも、倒れそうになりますから、鉢の底の穴から
針金を通して木の根元を固定します。

鉢の底に穴が開いているのは、水を外に流す
だけでなく「木を支える」という根の役割を
人間が果たせるようにしているのです。

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ミニ盆栽を室内に置くときに知っておきたい4つのこと

ミニ盆栽を室内で鑑賞したい、屋外に置いておく場所がないので室内で育てたいという方もいます。ミニ盆栽を室内に置くことは可能ですが、木にとって室内は快適ではありません。次の4つのことに気をつけてあげてください。

木は気温や湿度、日照の変化に敏感

木は人間のように話をしたりしませんが、温度や湿度、日照、風を常に感じとりながら生きています。新芽を出したり、花を咲かせたり、葉を茂らせたり、紅葉したり‥。自然の木は自分で感じ取り、人間の手を一切借りることなく、大地と水と大気と太陽の光で数百年、中には千年を生き続けます

盆栽やミニ盆栽の場合は、木を大地から鉢に移し替えていますから、木から奪い取った自然の環境を人間が補わなければなりません。
毎朝、水をやったり、植え替えや芽摘みをしたり、遮光ネットを使うのも、鉢に移した木の生きる環境を保つためなのです。

ミニ盆栽を室内に置くことは、鉢に入れて屋外に置くよりも木にとっては生きにくい環境になります。

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屋外と室内ではどのように違うのか

  • 温度の変化が少ない
  • 乾燥しやすい
  • 日照が少ない
  • 風がほとんどない

こうした違いに対応しながら

室内に盆栽を置くにはどうすればよいか

ということになります。

室内で短時間鑑賞する場合

  • 2、3時間で屋外の棚に戻す。
  • 盆栽をいくつか用意しておき、交代で室内に入れる。

室内に長時間置く場合

  • 長くても3日目には屋外に戻す。
  • 乾燥しやすいので霧吹きで葉を湿らせる
  • 鉢に水が通るようにしっかりと与える
  • 冷・暖房の風の当たるところには置かない
  • 窓辺の日当たりの良いところに置く
  • 水を張った器に鉢を置かない。

※乾燥しないように‥と思うと、そうしたくなるのですが、根が窒息しやすくなります

室内で育てる場合

やがて枯れるのを覚悟してください。うまく育つことはほとんどありません。
どうか、盆栽を手に入れる前にベランダに小さな棚を作り、屋外で育ててください。

室内で育たない理由

木は気温の変化を感じ取る

季節によっても異なりますが、屋外だと一日の気温は、5度から10度の変化があります。

2013年の気象庁のデータによると、東京では7~9月の一日の最高気温と最低気温の差は平均で5度近くあります。それ以外の月は10度近くの変化があります。

これは、平均ですから日によってはもっと変化が大きくなります。
こうした変化を木は自分で感じ取っているのです。

木は自然の温度・湿度の変化に耐えられるが‥

人間も自然の木も快適な湿度はほぼ同じです。夏であれば、自然の木にとってごく普通の温度と湿度でも人間にとっては暑苦しいことが多いのです。冬であれば、自然の木にとって普通の温度と湿度でも、人間にとっては寒くてとてもいられません。そのため、人間は家に入り、冷暖房を使うのです。

季節の変化を感じなければ木は育たない

人間は冷房で環境を整えますが、それが木にとってはあまりよくありません。
「今は夏?それとも秋?」というように、季節の変化を感じ取ることができなくなります。

木には季節の変化、一日の変化に対応できる能力がありますが、人間の生活する環境に対応する能力はありません。
人間が言葉を使わず、動かず、食事もせず、衣服を着ることなく自然の中で生きられないのと同じなのです。

快長(ブログ管理人)は、室内で盆栽を育てる自信はまったくありません。
まして、我が家には猫がいますから‥。10分もしないうちにボロボロにされてしまいます。ハハハ ( ;∀;)

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根上がり・根洗いミニ盆栽の作り方

根が露出した樹形のことを
根上り、根洗いといいます。

「なぜこうなるの?」って
不思議な感じがしますよね。

今回は根を露出させたミニ盆栽の
作り方をお伝えします。

根上りと根あらいの違い

根上りはなぜできる

古い森では、寿命を終えた大木が
倒れて苔むしているのを見かけます。

そのコケから、木の幼木が育って
いるのを見たことはありますか?

それが、根上りの始まりです。

やがてその幼木は、コケがため込んだ
水を得ながら根を伸ばし、根の先端が大地に届きます。

それから数十年を経て木は大きくなり、
倒木は微生物に分解されて土になり、消えていきます。

新たに育った木の根元には、かつて
倒木のあったところが隙間になり、
隙間の上に木の幹、隙間の下に大地が広がります。
この姿を再現したのが根上りという樹形です。

根洗いはなぜできる

木を支えている大地。

ところが、何年かに一度の大雨や河川
の氾濫で、根元の土砂がさらわれたり、
侵食して根がむき出しになってしまうことがあります。

この場合、根上りのような隙間がありません。

網の目のように張り巡らされた根が
そのまま幹を支え生きています。

そんな姿を再現したのが根洗いです。
※草物を鉢から抜いてつくるのを根洗いといいますが、それとは違って、盆栽の場合は根の面白さを鑑賞します。

根上り、根洗いの作り方

根を育てる

根上りも根あらいも共通して最初にすることは、根を育てることです。

通常は植え替えの時に、長く伸びた
根を切り詰めたり、重なり合う根を
八方に伸びるように整理しながら、
根を長く伸ばさないようにしていき
ますが、根上り、根洗いを作るときは根を長く育てます。

育て方の違い

根上り⇒長く伸びる根を切らず、伸びるままに育てる。
値洗い⇒太い根を切り詰めて細い根を増やしながら根を伸ばしていく。

根の上部を露出させる

根上り⇒伸びた根の上、3分の1ほどを露出させて植え替えます。
露出させたところに倒木(太めの木の枝)を挟んでおきます。

根洗い⇒植え替えの際、土の上半分を
丁寧に取り除き、下半分を大きめの鉢に植えて育てます。

露出した根で木を支えられる程度にしておきます。

※どちらも、根を露出させて植え替えます。
幹の根元から上の樹形も考りょして、
特に木の“流れ”を失わないようにします。

幼木から根上りを育てる

自然界の根上りをあまり意識しないで作ってみましょう。
根上り0002

実生(みしょう)苗=種から育てた
幼木をホースに植え替えます。

ホースは10㎝ほどに切っておきます。

ホースに植えつけたら、ホースごと鉢に植えます。

2年ほど普通に育てます。

次の植え替えの時にはホースを
ハサミで切り開いて用土を払うと
根上り状態になっています。

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