ミニ盆栽は雪に埋まりました。大丈夫かな~?

オホーツクのミニ盆栽は雪に埋まっています。つい半月前までは、雪をかぶりながらも姿は見えていたのですが…。この状態で4月まで冬眠です。

12月16日から18日にかけてオホーツクを襲った暴風雪で一気に雪が積もりました。我が家は沢のそこにあるので、平地より雪が多く積もります。
暴風雪直後の雪の深さは1m以上ありましたが、10日経ったいまでは60cmくらいでしょうか。

写真の赤い丸のしたに盆栽が埋まっています。赤い矢印のしたは錦松の露地植えです。
この写真を撮影した時刻は午前11時。気温は多分、2度cくらいでしょうか。ポカポカ暖かいです。

でも…。これが夜になるとギーンと冷えます。
空に雲がないと、地上の熱は宇宙に抜けてしまうのです。
放射冷却現象というのだそうです。

午後7時ころになると一気に気温が下がり始めます。
午前0時を過ぎるころには氷点下10度c以下になります。
そのまま、気温は下がり続け、午前7時前後が最も低くなります。

太陽が出て明るいのですが、冬の太陽は力が弱いので日が差しても暖かくなるのが遅いのです。
今朝(12月27日)の最低気温は…氷点下…わ、18・9°cでした。
この冬一番の寒さだったようです。
寒い写真
気象庁の日最低気温一覧

赤い枠の中が、怪長(ブログ管理人)の住んでいる北見市の気温です。

ミニ盆栽はこの寒さの中、雪の下でじっと眠っています。

ところが、この地域の寒さはこんなものではありません。
1月になるともっと冷えます。
流氷が近づいて来ると、もっともっと冷えます。
氷点下20°cを下回ることもよくあります。

流氷が接岸すると、なんと表現して良いのか…背骨がきしむ感じがします。
オホーツク沿岸から50km内陸のこの地でも「流氷が来た」と分かります。

2月下旬まで、そんな寒さが続き、気温が上がり始めるのは3月に入ってから。
なんとも、長い冬です。

それでもミニ盆栽は、気温の変化を感じ取り、少しずつ芽を膨らませます。
4月の中旬にちょっとだけ姿を見せるようになると、すでに芽が膨らんでいます。

その時が楽しみなのですが、それにしてもあと4ヶ月はありますね。
あ~、早く春にならんかな~。

そうそう、野ネズミが現れるかどうかも心配です。
その年によって違うので、現れないのを祈るばかりです。

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盆栽の起源っていつ、どこで?

盆栽はいつ、どこからやってきたのでしょう。
だいたい想像はつきますよね。そう、中国です。
オホーツクは今、ドカ雪が降って怪長(ブログ管理人)のミニ盆栽も雪の中。
そこで、歴史をちょいと調べてみることにしました。

盆栽の起源っていつごろ?

中国の唐の時代(618~690年、705~907年)の壁画に、盆栽の原型があります。
その後、宋の時代(960~1279年)には、草や木を石に植えつけた石付けの盆栽が登場します。

当時、中国では鉢に木を植えて育てたものを「盆景」と呼んでいました。
日本の盆栽の源流ですね。考え方も引き継いでいると思います。
というか、木への憧れや尊敬の気持ちなどは世界のどこの国も似ているかもしれません。

盆景のブームは
明代(1368~1644年)、清代(1644~1911年)にも続いていて
多くの文献に登場します。

日本に盆景が伝わったのは?

鎌倉時代(1185~1333年)と言われています。
鎌倉時代末期に、風俗や自然の風景を描いた「春日権現霊験記」という絵巻物にも盆栽の絵が描かれています。

室町時代(1338~1573年)世阿弥の謡曲「鉢の木」にも登場します。
鉢の木がつまり盆栽のことですが、歌の中では、大切にしていた鉢の木を焚いて暖をとってもてなしたとか。

江戸時代の浮世絵にも盆栽が登場してきます。
このころになると、盆栽は庶民の楽しみになっていた様子が伺えます。
現代の盆栽と比べると、鉢がやや深め。いろいろな絵柄のついた鉢が多く、中国の伝統が色濃く出ています。

盆栽の名前はいつどこで?

明治時代になると、盆栽業を営む人も増えて盆栽の技術開発が進んだようです。
今、私達が普通にしている針金かけの技術も明治時代に確立したといわれています。
「盆栽」という名称も、このころからつけられ、日本の盆栽として歩み始めた時代ですね。

昭和に入ると、大東亜戦争≒太平洋戦争(1941~1945年)が始まり、戦争のさなか盆栽の維持管理に手が届かなくなり多くの名品が失われていきました。

戦後は、政財界の愛好家の趣味だった盆栽も庶民の中に浸透し始め、
年配の人の趣味からサラリーマン、若い人たちに親しまれるようになってきました。

日本の盆栽が世界に広がり始め、ミニ盆栽、豆盆栽、マン盆栽など色々なタイプの盆栽が登場しています。

インターネットの普及は、盆栽を「Bonsai」という名で広げてくれています。

怪長(ブログ管理人)の記事にも、けっこう外国からのアクセスがあります。

意外に多いオーストラリアからのアクセス

一番多いのは、オーストラリア、次いでフランス、アメリカ、そのほかチリ、エジプトとかいろいろです。
どんな人が興味を持ってくれるのか、分かりませんが、嬉しいですね。

オーストラリアはかなりアクセスがあるので、オーストラリアで暮らしていた友達に聞いてみました。
「オーストラリアって盆栽はやってんの?」
「え~、そんなことないと思うけど…」でした。

盆栽って、そんなに派手な趣味じゃないですもんね。

でも、日本は真冬でも南半球は暖かいでしょ。

いいな~、いいな~。

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ミニ盆栽の樹形の構想を練るポイントは?

冬になりました。
オホーツクのミニ盆栽は雪の下です。春まで待つしかありません。
それまでに、ミニ盆栽の樹形の作り方をおさらいしておきます。
頭の中だけは春のつもりで…。

盆栽の形に当てはまらないミニ盆栽はどうする

ミニ盆栽は、そもそも木が小さいので直幹、模様木、斜幹といった
いわゆる盆栽の形にあてはまらない、変形の樹形がたくさんあります。

直幹にするには枝ぶりが…。
模様木にするにも幹の曲りが今ひとつ…とか
樹形を決めるのに悩むことも多いですね。

自然界の木にも、形にはまっていないけれど格好がいいという木はたくさんあります。
ミニ盆栽も、自然の気のように変形でも形を良くするにはどうすればよいか
ポイントを整理してみました。

この木はどういう場所にあるのだろう

木は、生きている場所の条件でさまざまな形に変形します。
風の強い海辺の崖なら風下に向かって枝が伸びていきます。

広々とした平坦な土地では、まっすぐおおらかに伸びますね。
斜面にある木なら、谷側の枝が大きく張り出したりしています。
大きな岩が値のそばにある木は片根になって、傾きます。

そこで、ミニ盆栽の樹形を想像するときは、
この木がどんな場所に、どのように育ったのか…と考えてみるのもひとつの手です。
人間が勝手に想像する、と言ってしまえばそれまでですが、
「あぁ、この木はこんな感じの場所に生きる木なのか」とミニ盆栽を見た人に
連想させてくれるような作品になると、嬉しいですよね。

流れをつかむ

老木は、生きている場所の環境を反映させて、幹模様や枝ぶりに流れを持っています。
右へ流れるのか、左へ流れるのか、右下なのか…などなど。

ミニ盆栽を手に取って、回して見ながらその流れを感じ取ることができたら、
将来の木の形が見えてきます。
どの枝がその流れを作り出しているかなど、よ~く見ていると掴めることが多いのです。

その次は、その中心となる枝の流れを阻害している枝、サポートしている枝はどれか
に注目して、必要な枝と不必要な枝を見分けていきます。

鉢を回してみるだけでなく、幹の傾きもいろいろと変えてみます。
すると、今まで当たり前に見ていたきの形が、
まったく違う樹形でもいいなぁ、と思えてくることがあります。
そうすると、がぜん、やる気も出てきますよね。

省略と強調

せっかく伸びている枝を切ってしまうのは、もったいない、と思うものです。
でも、不必要な枝をそのままつけていてもメリットはほとんどありません。

むしろ、フトコロや幹の日当たりが悪かったり、落ち着かない形になったりします。
木の流れを感じさせる枝が目立たなくなったりもします。

そうした枝を「省略」してみると、以外にスキッとすることがあります。
枝を省略することで、流れを生み出す枝を「強調」することができるからです。

いってみれば、その木のコンセプトをより明確にする…みたいな感じですね。

安定感と躍動感

流れを生み出す枝の強調と、不必要な枝の省略を強く行うと、躍動感が出てきます。
逆に、流れを失わない程度に省略と強調を控えめにした木は安定感が出てきます。

躍動感を感じさせる樹形は、鉢のどこに木の重心を持ってくるかで大きく変わります。
木の重心は、全体の樹形を三角形とみなして、

三角形の底辺の真ん中と頂点を結んだ場所にあります。
それぞれの枝にも仮想の三角形を想定して、それぞれ重心を想定してみてください。

木全体の重心が鉢の中心から離れるほど躍動感がでます。
逆に、鉢の中心によると安定感が出ます。

それぞれの枝の重心が、全体の重心とともに鉢の外にあると不安定な感じになります。
安定感を持たせたつもりでも、各枝の重心が鉢の中央に集まりすぎると
流れそのものが失われてしまいます。
樹形構想1樹形構想2
あまり、理屈っぽく考えると、樹形の構想を練る作業もつまらなくなるので、
多少失敗しても時間をかけて直していこうと、思うようにしています。

怪長(ブログ管理人)は
枝の省略が下手で、しょっちゅう失敗してました。
いったん切ってしまうと、ボンドで付けるわけにもいきませんので、
切ろうという気持ちがしっかりするまで、
時間をかけて検討した方がいいかもしれません。(^_^;)

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ヤマモミジの芽摘み・葉刈り・芽かき・剪定の方法

秋の紅葉が美しいヤマモミジ。
育ちが早くどんどん大きくなります。

その分、手入れを忘れると枝が間伸びしたり、
三又になったり、普段から芽摘み、葉刈り、
芽かき、剪定をしていないと樹形が崩れやすいのです。

そこで、ヤマモミジの手入れを1年のサイクルでご紹介します。

春の作業は植え替え

春2~3月は植え替えです。
北海道のオホーツクは5月中旬に植え替えです

植え替えの方法はこちらの記事を参考に
ミニ盆栽の植え替え手順|樹高10㎝のヤマモミジ

新芽が出たら芽摘み

春、暖かくなると新芽が出てきます。

新芽は赤い色をしていて、3枚の
葉がまとまって生えてきます。

3枚が開き切ってしまう前に、
両側の葉を広げて真ん中の葉を指で摘み取ります。

ヤマモミジ1
毎日のようにちょこちょこ出てきますので、
毎日、芽摘みをします。

たくさん鉢を持っていると、毎朝、忙しいです。

摘み忘れがあったらハサミで切ります。

6月になって葉が固まったら

6月になると、葉が茂ってきます。木の頂部、上の方は勢いが強いので葉も大きくなります。葉の緑が濃くなって、しっかりしてきたら葉刈りをします。
ヤマモミジ8

ヤマモミジ2

葉をめくると、大きい葉の
陰に小さい葉があります。

葉刈りをするのは、勢いの強いところを抑えて
小さい葉やフトコロに太陽の光を十分に当て、
風通しも良くするのが目的です。

刈り取った葉の柄の付け根から新しい葉がきます。

その葉は少し小さいので、残しておいた葉と
大きさが揃ってバランスが良くなります。

北海道のオホーツクでは植え替え時期が5月中旬。
植え替えをするとすぐ新芽が出てきて、6月に入る
と葉が固まりますので、6月中旬には葉刈りをします。

忙しいです。

毎年6月の朝は、運動会の日のように庭を走り回り、
せかせかとミニ盆栽の手入れをした後、会社に遅刻
しないように焦って出勤します。

午前中の仕事を終えるころには、夕方の気分…。

ところが、会社が終わると日が暮れるまで
約1時間、また庭でせかせかやっています。

「ミニ盆栽ってこんなに忙しいのか」と…。

やる前はのんびりした趣味だと思って
いましたが、全然違いました。ハハハ

葉刈りはヤマモミジにとって負担が大きい
ので、元気のない木は樹勢の強い頂部周辺に
どどめておくことが多いです。

夏の管理は

夏になる前は葉焼けしないように遮光、
水遣り、肥料をやって元気に育てます。

肥料は固形肥料でも液肥でもよいのですが、
片方どちらかだけにします。

真夏は、しばらく肥料をやるのを休みます。

紅葉が終わるころに剪定と芽かき

秋になると紅葉(こうよう)が始まります。

その年の気温によっては、冴えない紅葉の
年もあれば、今年のように9月に急に温度が
下がって見事な赤の競演をしてくれる年もあります。

最後の1枚が落ちるまで紅葉を楽しみたいのが
心情ですが、ヤマモミジはそうも言っていられません。

木の頂部、だいたい木の上半分の葉が落ちたら、剪定をします。

全部落ちて1週間もすると、剪定をした
ところから樹液が出て、木が弱ってしまい
ますから、日にちをおかずにすぐやります。

剪定と同時に不要な芽を取る、芽かきも行います。

剪定と芽かきをする理由

ヤマモミジの枝はそのままにしておくと、
節から2本ずつ枝が伸びてニワトリの足の
ような3本枝が続くようになります。

そこで3本を2本に減らし、二股の連続にしていきます。
ヤマモミジ3
こんなイメージです

芽かきするのは三又にならないようにするためです
ヤマモミジ6

ヤマモミジ7

ヤマモミジ4

間延びした枝の途中から出た芽はたいせつに育てます
ヤマモミジ5

選定が終わると、傷が残らないように
融合材を塗って終わり。

寒さの厳しい時期はゆっくり
冬眠していただきます。

オホーツクでは、剪定を5月の植え替えの
時期に同時にすることもあります。

なんせ、秋とは言っても手が凍えて外にいるのは
人間の体調によくありませんから…。

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