ミニ盆栽の苔が変色する5つの理由と対策

ミニ盆栽に張りつけた苔。
茶色になったり、色あせたり黒くなったことありませんか?
考えられる理由と対策をお伝えします。

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理由は5つ考えられます

1 水のやり過ぎ ⇒ 弱って黒っぽく変色して腐る

2 風通しが悪い ⇒ 日差しを当てると温度が上がり、蒸れて腐る

3 乾燥 ⇒ 休眠するので色があせるが、水を与えると復活する

4 苔の一生が終わった ⇒ 茶色になるが、新しい苔が生える

5 日が当たらない ⇒ 光合成ができず弱って枯れる

苔の緑を保つにはこの逆になるようにすればよいのです。

1 水をやり過ぎない

ミニ盆栽では鉢に生えた苔に水をやり過ぎることはないと思います。

苔玉では、皿に水を入れて苔玉を置いておくと、
水に浸っているところが弱って黒く変色して
ヌルヌルになることがあります。

2 風通しの悪いところに置かない

室内に置くと風通しが悪くなりがちです。

明るい窓辺で日が当たるのは良いのですが、
室内は風通しが良くないことが多いので、
蒸れてしまったり、カビがはえることもあります。

3 乾燥させない

苔は乾燥したら苔自身も乾燥して休眠します。

枯れたわけではありませんが、
白っぽく色あせてしまいます。

強い日差しに当てると乾いてしまうことが
あるので遮光する必要があります。

乾燥してしまったら水を与えて
風通しの良い所に置きます。

4 苔の再生を早める

新しい苔が生えるように
1,2,3の方法で環境を整える必要があります

5 苔は明るいところに置く

ゼニゴケのように薄暗いところが好きな苔もありますが、
ゼニゴケが生えたミニ盆栽なんていやですよね。

苔が元気になるには明るさが必要なので、暗いところは避けます。

苔の一生

苔の一生は胞子から始まります。

胞子がたどり着いた場所が良い環境なら
胞子は細胞分裂をして原糸体になります。

原糸体からは緑色をした苔の芽が出てきます。
この芽が成長したのが私達が見ている苔です。

苔の本体には雄株と雌株があります。
雄株はやがて造精器になり、雌株は造卵器になります。

造精器には精子、造卵器には卵子が入っています。

卵子が受精すると胞子体が誕生します。

胞子体は生長して蓋のついた壺と、壺を支える柄ができます。

壺のことを胞子のうといいます。
胞子のう

中に胞子が入っていて、環境が整うと
蓋が開いて胞子が放出されます。

胞子を放出すると胞子のうは赤茶色になります。
写真は胞子を放出した後の胞子のうです。

苔にとって悪い環境ではなかったのに茶色になるのは、
苔が1つの生活サイクルを終えたからです。

あなたのせいではありませんよ (^^)

同じ環境でも茶色になる苔と緑を保つ苔があるのはなぜ?

同じ種類の苔が生えた2つのミニ盆栽の鉢を
並べて同じ環境で育ててみました。

片方は茶色になりましたが、もうひとつの鉢は
緑豊かのまま、こんもりと苔が盛り上がっています。

左の苔

右の苔

写真上の鉢は用土が富士砂主体で
通気性を良くしてあります。

鉢を苔で覆わないよう部分的に苔を張りました。

写真下の鉢は赤玉土主体で
保水性を確保した用土です。

自然に苔が増えて鉢を覆うようになりました。

上の鉢は新しい苔が育つのが遅く、
茶色が目立っているということです。

下の鉢が緑を保っているのは、
新しい苔が増え続けているからです。

上の鉢をそのままにしておくと、
茶色が広がっていきます。

下の鉢をそのままにしておくと、
苔はどんどん盛り上がっていきます。

下の鉢の苔の中は、上の鉢と同じように
茶色の苔があります。

上の鉢の苔を再生するには、
強い日差しを避け、涼しいところに置きます。

次第に緑色の勢力が増してきますが、2ヶ月はかかります。

茶色の状態は見た目が良くないので苔を全部剥がします。

すると、いちから苔が徐々に生えてきます。

こうしてみると、苔が元気に育つ環境を
用意するのは意外に難しいですね。

いろいろな場所で同時に育ててみて、一番良く育つポイント
が苔にとって環境の良い場所と判断するのがいいかもしれません。

関連記事はこちらにあります。
ミニ盆栽用の苔の増やし方|胞子と分身の術を使ってみよう!

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ヤマモミジ
超ミニ盆栽5
幹も太いし曲がりもよく付いているので見応えがあります。
これなら、ミニ盆栽にしてもなかなかの作品になるかもです。
秋が楽しみです。

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ミニ盆栽用の苔の増やし方|胞子と分身の術を使ってみよう!

苔は胞子で増えます。種ではありません。

種と言われているのは苔をほぐして
篩(ふるい)にかけたものです。

苔を増やすにはいろいろな方法があります。

今回は、胞子で増やす方法と、
分身の術で増やす方法をお伝えします。

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胞子で増やす方法

胞子で増やす1
苔は生長すると胞子のうを出します。

ミニ盆栽のアクセントにするハイゴケは、
春になると苔から細い茎(胞子柄)を出します。

その先端はやや膨らんでいます。それが胞子のうです。

晴れた日、気温が高くなると胞子のうが開いて、
粉のような胞子が風に吹かれながら散っていきます。
その性質を利用して胞子で苔を増やしてみます。

床の作り方

胞子で増やす3
大きめの鉢に砂を入れ、キッチンペーパー
(新聞紙でもいいです)を敷きます。

砂とキッチンペーパーの間に隙間を作らない
ようにしてペーパーにに水を含ませ、
けと土を薄く塗ります。

厚さは1ミリもあれば十分です。
これで床のできあがり。

胞子で増やす2
次は、ハイゴケから胞子のうが出るのを待ちます。

胞子のうが膨らんできたら
用意しておいた床を風下にかざし、
胞子のうの先端を細長い棒でなぞるように刺激してやります。

すると胞子がふわっと散ります。
その胞子を湿らせたけと土で受けます。

よほど目の良い人でなければ、胞子が付着
したかどうかは分かりませんが、たいていはついています。

あとは、涼しいところに置いて乾燥しない
程度に水をあげて放って置くと、2ヶ月ほどで
緑色の苔が増え始めます。

分身の術で増やす方法

分身の術で増やす
ギンゴケ、ヤマゴケ、ハイゴケは
分身の術で増やすことができます。

育った苔の緑色の部分を床屋
さんがするように切ります。

切った苔はキッチンペーパー
(新聞紙でもよい)で受けます。

苔がたまったら、風に飛ばされないよう
日の当たる窓辺(室内)に置いて乾燥させます。

カラカラに乾いたら手でもみほぐして小さくします。

粉になるほど小さくすると苔が育つまでに時間が
かかりますから、1ミリ程度でやめておきます。

あとは、胞子で増やすのと同じ要領で
床をつくり、乾燥した苔の粉を古いに入れて
ハラハラと濡らした床に蒔きます。

乾燥させなくてもいいのですが、
乾燥させた方が全体に平均的にまきやすいです。

苔の管理の方法

胞子でも苔の粉(俗にいう種)でも管理の方法は同じです。

日の当たる涼しい場所でなるべく
乾燥させないように時々水をやりながら
置いておくだけです。

どちらかというと、水をやり過ぎたり、
暗いところに置いたり、苔が出てこないから
失敗したと思ってしまう人間の心の管理の方が
難しいかもしれません。

怪長(ブログ管理人)のことですが…^^;

ボーッと待っていれば苔は自然に生えてきます。

苔だけでなく雑草と呼ばれる様々な植物も
出てきますので、ピンセットで抜いてやると
苔は喜ぶと思います。

乾燥したら死んだふり

苔は大気と大地が乾燥したら自分も乾燥して休眠します。

ずっと乾燥していたら自分もずっと乾燥しています。

雨が降って水を得たら活動を再開します。

自分も乾燥するというような性質を「受容」といい、
環境をそのまま受け入れるという生き方です。

木はこの「受容」ができないので、
乾燥してしまったら眠ったきり復活しません。

木など多くの植物は「適応」
という生き方をしています。

サボテンのように乾燥地帯で生きる植物は、
葉をトゲに変化させて環境に「適応」しています。

しかし、適応できる限界を超えて
しまったら枯れるしかないわけです。

苔が古代から生き抜いた秘訣は
「受容」という生き方にあったのです。

苔には根がない

苔には根がありません。

根のように見えるのは「仮根」と呼ばれ、
石や地面に体を固定するためのものです。

根ではないので養分を吸収することはありません。
つまり、苔に肥料をやっても意味がないのです。

でもなぜか液肥のハイポネックスを
与えると色が良く元気になります。

苔の栄養源とは?

光合成と水です。

苔は暗いとこが好きと思われがちですが、
日当たりのないところでは光合成ができず、
育ちません。

日当たりの強いところでは乾燥してしまいますが、
いないように見えるだけで雨が降ると復活します。

苔にとって水は生きる糧なので、苔同士が
体を寄せ集めて隙間に水を溜め込みます。

苔の容量の3倍もの水をためます。

これがミニ盆栽には良くない結果を生むこともあります。

鉢にタップリ水をやったつもりなのに、
鉢の中まで水が通っていなかった…とか

苔が生えるのを喜んでいたら、実は鉢が水分過多で
木の根が腐りやすかった…ということもあるので、
苔とミニ盆栽の同居にはちょっとだけ気を使いましょう。

こちらの記事が参考になれば幸いです。
苔はミニ盆栽に必要?それとも不要|メリットとデメリット

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