ミニ盆栽を作る手順|写真で解説

作り方の手順

このミニ盆栽をつくってみます

ミニ盆栽写真6-1

(1)穴の開け方で穴を開けたぐい呑です。
 丸いプラスティックの皿に入っているのは火山礫(軽石)と乾燥した腐葉土です。
 水色の楕円形の小さい器に入っているのが、粒の多きな火山礫です。

ミニ盆栽写真6-2

(2)鉢の底に網を置きます。穴が隠れる程度の大きさです。
 大きすぎると網が浮いて、穴と網の間に隙間ができてしまうので
 ちょうどよい大きさにカットしてください。

ミニ盆栽写真6-3

(3)大きめの火山礫をを網が隠れる程度に入れます。

ミニ盆栽6-5

(4)あらかじめ用意してあったミニ盆栽用の木。
 これは、ナツヅタを種からそだてて2年目の苗木です。
 太い根(ゴボウ根)を切り落として、細い根だけ残してあります

ミニ盆栽6-4

(5)小さめの用土を底から3分の1程度入れます。

ミニ盆栽6-6

(6)用意しておいた木の根が全体に行き渡るように入れます。
 この時、木の正面と鉢の正面を合わせて傾きなども確かめておきましょう。

ミニ盆栽6-7

(7)残りの用土を入れます。
木の傾きが崩れないように指でうまく抑えながら用土を入れていきます。
   
用土が鉢の9分目ほど入ったら、削っておいた割り箸の棒で優しく、
根を痛めないように、サクサクと用土を押し込めていきます。

鉢のふちの方に向けて押していくのがコツです。
手のひらの上で、鉢を回すとやりやすいです。
ろくろを回すように台を回転させながらやるとよいでしょう。

※この写真は金属の棒を使っています。

怪長は初めて盆栽をつくった時からこの棒なのでこれ以外は使いません。
慣れてくると棒の先に当たっているのが根か用土か分かるようになります。

ミニ特・ミニ盆栽2-8

(8)用土を詰め終えたら、じょうろで十分に水をかけます。水はどっと一度にかけず、少しずつかけます。鉢の底の穴から水がポタポタ落ちる程度のかけ方です。

穴から出てくる水ははじめのうちは濁っていますが、次第に透明になってきます。
細かい粉が外に出終わった状態です。水が透明になったらOKです。

ミニ盆栽6-8

(9)とりあえず、これで完成です。

樹種はナツヅタです。
秋になると真っ赤になります。きれいですよ。(^^)

完成したら苔を張っていきます。
苔の張り方はこの記事を参考に⇒苔はミニ盆栽に必要?それとも不要?|メリットとデメリット

全体に張っても良いですし、少し隙間を開けても良いです。
苔をはらなくても良いです。
※写真では苔をはらずに完成させました。

苔を乗せると、見栄えが良くなります。

今は威厳も貫禄もない1年生盆栽です。

今は鉢の方が大きくてバランスが悪いですが
3年ほどしたらちょうどよくなります。
樹形がどうも変だと思うかもしれませんが、心配はありません。

長く付き合っていくうちに枝ぶりも、
根張りも良くなり、幹も太くなっていきます。

苔は水の蒸発を防ぐ効果がありますが、
その半面、水がどれくらい鉢に入ったのかが分かりにくくなりますから、
苔を載せた鉢に水をやるときは少し多めにした方が安心です。

水をやるのは盆栽の基本、かつ重要な作業です。

盆栽の命と言っても過言ではありませんので、
水のやり方をこちらのページで詳しく説明します。

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ミニ盆栽の剪定の方法 1|切るべき枝は?

どんな枝を切るのか。その理由は?

木の形、樹形を整えるためにするのが剪定です。

盆栽として生涯を終えるまで(人間のほうが先に終えますが…)
剪定と盆栽は切っても切れない関係です。

あ、シャレのつもりではありません。(^^♪

やがて枯れる枝を切る

自然の法則によって「やがて枯れる枝を切る」とお考えください。
徒長枝のように伸びすぎた枝は折れてしまうか、木そのものを倒してしまうこともあります。

枝葉の生長は大地と水と陽の光と密接な関係があります。
それを考えずに「切ったほうがよさそうだから切る」を繰り返すと、盆栽らしくない変な樹形になってしまいます。

では、どんな枝を切るのか?
切るべき枝は大まかに次のような枝です

平行枝

並行枝
幹から同じ方向に平行に伸びた枝です。
下の枝の日当たりが悪いので自然界ではやがて枯れますので
剪定では切ってしまいます。

腹枝

腹枝
幹の曲がりの内側から出た枝です。
これも枝が育ちにくく枯れていきます

逆さ枝

絡み枝2
木の外側ではなく内側、幹の方向に伸びる枝です。
腹枝と同様に日当たりの悪いところに向かうので
やがて枯れます。

落ち枝・立ち枝

落枝‥立ち枝
落枝(左側)は下を向いて伸びている枝です。
立ち枝(右側)は上にまっすぐ伸びる枝です。
伸びた先にほかの枝があったり
日当たりがよくありませんから、やがて枯れます。

環貫

貫抜枝
幹の同じ場所から
左右に伸びて十字架のようになったのが貫抜。
自然の森には貫抜はほとんど見かけません。

車枝

車枝
四方に枝が出ているのが車枝です。
1本だけのこして3本は切ります。
松類に多い枝ですが、自然の森の木には
4本とも太い車枝はほとんどなく
どれか1本が太く、それ以外は淘汰されます

かえる又

かえる又
幹が途中から左右に別れ「∪」の時になった枝です。
いずれ、どちらかの枝の勢力が強くなり片方は枯れます。
木を割ってしまうことになるので、どちらかを切ります

徒長枝

徒長枝
1本だけ急に伸びた枝です。
自然の中ではいずれ折れてしまいます。

水のやり過ぎ、植え替えをしないで
根が伸びすぎると徒長枝が発生するので
剪定するのといっしょに植え替えをした方がいいですね。

絡み枝

絡み枝

幹や主要な枝を隠すように伸びた枝です。
交差枝とも言います

突き枝

木の正面から見ている人の方に向かって伸びる枝です。
通常は切りますが、正面を変えてみるという手もあります。

ここで紹介した10種類の切るべき枝のうち
10の突き枝は自然界には存在しません。

木の正面を決める盆栽であるがゆえに、嫌われてしまう枝ということです。

実際にせん定をしている記事もあります。
剪定の実例|どうする?この木

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水やりの方法|毎朝タップリと

HAWS ジョーロ / sorarium
ミニ盆栽ができたら次の日から毎日、水やりをします。

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水のやり方

朝、じょうろで鉢にたっぷり水をかける

たっぷりというのは、鉢の底の穴から水が出る程度です。
水をやった後、数分経ってから
鉢の底の穴に触ってみてください。
穴から水が出ていればOKです。

苔を載せた鉢には多めに水をやる

苔は水を吸収しますから、
水をやったつもりでも鉢の中まで浸透しないことがあります。
「水をやったはずなのに…なぜ枯れたのだろう」(怪長の経験)
なんてならないように注意してください。

暑い日は2度やっても良い

水をやる目安は用土の表面が乾いた時です。
小さい鉢は乾きやすいので、
朝たっぷり水をやっても午後には乾いてしまうことがあります。

そういう時は、躊躇せず水をやってください。

会社勤めで日中、水やりができない場合は

直射日光を避けるように覆いをしておくと効果的です。
湿った砂の上に鉢を置くのも良い方法です。

注意
砂を炎天下に晒すと、水が乾いた途端に熱くなります。
覆いをするのを忘れずに。

水をやる理由は2つある

  • 水分補給
  • 土の中に酸素を補給する

水を毎日やる理由は2の酸素の補給です
鉢の中の水を動かすため、と考えると分かりやすいですね。
水が動くと根に酸素が補給されます。

盆栽を始めたころに山で小さな木を採取した時、
地面の中がどうなっているか、試しに掘ってみました。

というのも、木が10㎝しかないのに根が深くて
掘っているうちに穴が大きくなってしまったのです。
ついでだからどんどん掘ってみました。

1mほど掘るってみると、いいことが分かりました。

「地中では水が常にゆっくり流れている」

ものすごくゆっくりですが地中では水が動いています。

水に溶けた酸素が常に根に補給されているということですね。

鉢に穴が空いている理由

もし鉢に穴が開いていなかったら、
水は鉢の中にたまり、動きませんから酸素が欠乏します。

穴が空いていると水の抜け道がありますから
鉢の中で水が動いて根に酸素を補給します。

大地の中の水の動き、酸素補給を
再現できるようにしてあるわけですね。

穴が空いていると困ること

乾燥ですね。
鉢の中の用土は表面からだけではなく底の穴からも乾燥していきます。
風の吹く日は要注意。特に春のからっ風は乾きやすいです。

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ミニ盆栽の鉢づくり|湯のみ、ぐい呑に穴を開ける方法

湯呑やぐい飲みに簡単に穴をあけて、鉢にしてしまう方法があります。とても簡単です。やってみると面白いので、癖になるかもしれませんよ(^^♪

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用意するものは

  • バケツ
    バケツいっぱいの砂
    センターポンチ
    金槌
    砂が通過する程度のフルイ

手順は

(1)バケツに砂を8分目ほど入れます。

これぐい呑です
これぐい呑です

(2)器を伏せて、中に砂が詰まるようにしながら押し込みます。
鉢の穴あけ2

(3)器の底が見える程度まで押し込んだら、
中心にセンターポンチの先端を当てて、
ずれないようにしながら金槌を当てる
ように軽く「コン」と叩きます。
鉢の穴あけ4

(4)2、3回金槌を当てると穴が空き、
音が「コン」と響かなくなります。

穴があかない時は少しだけ強めに当てます。
鉢の穴あけ3

それでも開かない時は、
底の厚さを確認して下さい。

あまり厚い(5㍉近く)だと開きにくいですが、
根気よくセンターポンチの先端をずらさない
ようにしながら少しずつ底を削るように打ち続けると開きます。

通常、湯のみですと数回で開きます。
上手になると1回で開きます。

小さな穴が開いたら、今度は打つ力を
弱めて穴の周囲を広げていきます。

(5)直径が7、8㍉になったら完成です。
鉢の穴あけ5

鉢の穴あけ6
穴が開いたぐい呑の内側はこんなふうになります
器が大きければ、穴はもうひと回り大きくてもいいでしょう。

やってみてください。意外に簡単なので驚くと思います。

(6)開け終わったら砂をふるいにかけて、陶器の破片を取り除いておきます。
これを忘れると、次に穴を開けるときに手を切ることがありますので、注意してください。
鉢の穴あけ7

穴の開いた器は、そもそもは鉢では
ありませんから、平らなものの上に置くと、
穴から出た水の行き場がありません。

底の縁をヤスリで削って隙間を開けるか、
器を置く台に隙間を少し開けて水の通り道を
作ってあげてください。

鉢にする器はなるべく明るい色のものは
避けるほうがよいでしょう。

木より器が目立ってしまいます。

盆栽の主役は木、脇役が鉢ですから、
名脇役を選ぶといいと思います。

リサイクルショップなどを探すと
外な掘り出し物に出会うこともあります。

地味な模様のぐい呑で、底のあまり厚くないものを選ぶとよいでしょう。

値段も数十円から高くても100円程度です。

鉢の用意ができたら早速つくってみましょう

作り方の手順の記事を参考に (^^♪

苔ミニ盆栽の作り方の記事もあります

ここから先は管理人の雑談です

怪長は、知人の陶芸家の失敗作を
もらってきて鉢にすることもあります。

昨年開いた展示会では、ある陶芸愛好家が
怪長のミニ盆栽を怖い顔で見ていました。

そしてこう言いました。
「あなた、この器のことご存知?」

よく聞いてみると炙り焼きという手法で
作られた高級な器だったのです。

そう言われてみれば、渋い肌色に
炎が這ったような模様があって、
盆栽にちょうどいいなぁと思って
穴を開けて使っていました。

ところが、参考までに値段を聞くと…

「数万円はしますのよこれ」。

怪長の目はもともと小さいのですが、
さらに点になりました。^^;ハハハ

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