幹を太くするための3つの方法<メリットとデメリット>

「幹を太くするにはどうすればよいのでしょうか?」こんなご質問をいただきました。盆栽を始めた人なら誰しも「幹を太くしたい」と思いますよね。怪長もういつもそう思っています。そこで、幹を太くする方法Vol.2をご紹介します。

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幹を太くするある方法を使ったカラマツの3年前後

2014年7月にカラマツの事例をブログに載せました。

こんなカラマツを

せん定したら‥‥‥‥

このようになって

それから3年経った2017年7月に

ほとんど大きくなっていませんが、
枝葉が増えて、幹もひと回り太くなっています。

■参考記事
ミニ盆栽の剪定の方法3|幹を太くするにはどうすれば

荒っぽい方法ですが考え方はこの記事の通りです。

ビフォー・アフターを並べて見ました。

左が2014年7月です。
ボウボウに伸びたカラマツの枝を切って
小さくしたのが中央の写真です。

それから、3年。
右のようになりました。

樹高は8センチくらいで
3年間で数ミリしか伸びていません。
※芽摘みして伸ばさないようにしてます。

枝が増えました。

 

実は失敗していた‥あぁ‥( ;∀;)

失敗したのは【写真】左の黄色い丸の枝を切ったことでした。

そのため【写真】右のように
左側の丸のところに空間ができてしまい
これを将来、なんとかしなければなりません。

あの枝があれば、
凄くかっこ良くなったと思います。
あぁ‥( ;∀;)

ということで

 

幹を太くする3つの方法の概要

自然の木は幹が太い分、樹高もあります。
自然の木で幹だけが太くなる木はないのです。

盆栽も同じで、
幹を太くするには一度は背を高くします。
すると幹も太くなります。

ところが、背が高いままだと盆栽になりません。

そこで、太くしたら幹を切る‥‥を繰り返します。

単純に切っただけなら、格好が悪くなるので、
切る場所の下の枝を新しい幹に立て替えます。

これを「芯の立て替え」といいます。

芯を立てかえて新しい幹をつくりその幹に枝を増やしていくと
幹が太く、背が高くない盆栽ができます。

【写真】左と【写真】中央の「A」が
新しい芯というわけです。

・Aが伸びたら切り戻す
・別な枝を伸ばして、また新しい芯を作る

これを繰り返しながら育てていくと、
小さいまま徐々に幹が太くなります。

幹の下が太く上に行くにつれ細くなる
「こけじゅん」も芯の立て替えで作っていきます。

でも、それを鉢ですると、すごく時間がかかるので
早く大きくする方法をとる人もたくさんいます。

2通りの方法があります。

1 地面に直接植え替える
2 鉢の代わりにザルを使う

 

その1・地面に植える

驚異的な速さで大きくなるので
その分、幹もすぐ太くなります。

もし、写真のカラマツを地面に植えたら、
太さは軽く2倍になっているでしょう。

ただ、この方法は、根が太く長く伸びて
幹や枝も伸びすぎる危険があります。

そこで、2年に1度は地面から抜いて
根と枝を整理して地面に植え戻します。

デメリット

目を離すとすぐに大きくなって
盆栽にならなくなる‥‥です。

 

その2・ザルで育てる

ザルで育てる時は、用土に川砂を使います。

水はけ、通気性が極めてよいので、
どんどん水をあげて、肥料もたくさんあげるようにします。

すると早く大きくなります。

根はザルの縁まで伸びると生長が止まり、
別のところから根を出すので、
細かい根がたくさん増えます。

この方法は、すぐ水きれを起こすので
夏はしょっちゅう水をあげる必要があります。

デメリット
枯らしてしまいやすい‥‥‥です。

 

一番良い盆栽ができるのは

時間をかけて少しずつ太くしていく方法です。

幹肌も、枝のきめ細かさも
時間をかけて作ったものの方がよいです。

地面やザルである程度そだててから
鉢に切り替える方法もあります。

鉢を使って大きくするには
ダオン鉢や素焼きの鉢を使用し、
ひと回り大きい鉢に植えるといいです。

大きな鉢に入れるより
「ひと回り大きい鉢」の方が
細かい根が増えやすいのです。

例えば
五葉松の場合は芽切りをせずに

・みどり摘み・芽かき・せん定・針金かけ
・枝抜き・芯の立て替え・水やり・肥料・日に当てる

これを丹念にすることで、
よい盆栽になっていきます。

怪長のカラマツの場合は、
芽摘みと針金かけだけで作っていきます。
これから針金をかけていくので
あと5年くらいはかかると思います。

 

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樹形を変えてしまおう!

 

「かっこいいな~」
「素晴らしいな~」

と思うような盆栽は、
樹形がしっかりしている盆栽です。

 

樹形には模様木、直幹、懸崖などいろいろあって、
それぞれ樹形の基本があります。

基本に沿って盆栽を仕立てていくと‥‥。

 

そう!
かっこいい盆栽になります。

もちろんミニ盆栽もかっこよくなります。

‥‥‥‥

‥‥‥‥

分かってますよね。そんなこと。

でも、

実際はなかなか、うまくはいきません。

そこで今日は「樹形を変えてしまおう!」というお話です。

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どうやっても樹形が定まらない時もある

芽摘みやせん定をさぼったら、
枝が間延びしちゃった‥‥

 

今日は雨が降りそうだから、
水はやらなくても‥と思っていたら、
雨が降らずに大切な枝が枯れちゃった、とか。

 

枝振りが良くなくて、
どうしていいかわからない‥困った。

というようなことは、日常茶飯事です。

 

怪長も、樹形をどうするかで悩むことがよくあります。

根の整理をして、
芽摘みと植え替え、枝の整理もして‥

幹の下の方から芽が出たら大切に育てよう。

 

そう思ってやってみても
2、3年はかかりますよね。

針金を巻いてみても、

枝の出ている場所が、かなりズレていて苦しい‥

ということもよくあります。

 

そんなとき、

いい方法があるのです。

改作で樹形を変えてしまおう

何だと思います?

「改作」といいます。

簡単に言うと、樹形を変えてしまうのです。

 

例えば、

直幹に仕立てるもりが、
根張りが四方に伸びなくて片根になってしまった。

そういう時は、

根のある方に思い切り倒して
不要な枝も切り落として、針金を巻いて
懸崖、半懸崖にしてしまう。

そんな方法があります。

新たな樹形が隠れているかも

あなたミニ盆栽の中で
困ったちゃんがいるとします。

じっと見てみてください。

それから

鉢を右に傾けたり左に傾けたり、
ぐる~っと、回してみたり。

いろいろやっていると

「あっ! もしかして‥‥」と、気づくことがあります。

 

新しい樹形です。

木は隠れたところに、
もうひとつの姿を持っていることがあります。

それを発見すると、

次の植え替えの時に
樹形を変えることができます。

時間をかけなくても
まったく新しい盆栽になったりします。

新しい樹形になったら、
そこからまた手入れをしていくと
かっこいいミニ盆栽をつくることができます。

 

でもどうすれば、
新しい樹形に気付くことができるのか。

良い盆栽をよく見てセンスを磨く

あまり難しくはありません。

盆栽の本とか盆栽のサイト
盆栽展示会、盆栽専門店などで
素晴らしい盆栽をたくさん見ていると
目が養われてアイデアが浮かぶようになります。

 

それだけなんですけど。

そうしていると、いつのまにか、
目が養われていきます。

センスを磨くことにつながるのです。

 

「かっこいいな~」
「素晴らしいな~」

と思う盆栽を見つけたら

穴があくほどよ~く見るのが
良い盆栽をつくる近道なのです。

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ミニ盆栽の正面の決め方-その2・具体的な手順

 

前回は正面を決める考え方
みたいな内容でしたね。

盆栽の正面の決め方-その1・正面ってなに?<ミニ盆栽通信バックナンバー17>

今回は、盆栽の正面を決める
具体的な手順をお伝えします。

さっそくいきましょう。

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根張りで正面の候補を決める

正面がはっきりしていないとか
どこを正面にしようか迷っている場合は

まず、鉢を目の高さに合わせて
幹の根元の根の張り方を見ます。

根が用土に埋まっているときは
少しほじってみてください。

いろいろな根の張り方があります。

四方に根が伸びている場合と
四方に伸びていない場合があります。

四方に伸びているときは
一番太くて強く張った根が手前に来ないように、
右か左、または奥に行くようにして見てみます。

根が左右に広がって、最も格好が良い場所を
正面の第1候補としておきます。

その次に格好が良いところを第2候補にしておきます。

幹模様でも候補を決める

根張りで正面の候補を決めたら
幹模様を見て、左右に形よく振れているところを選びます。

これも第1、第2‥と決めておきます。

次に、根張りと幹模様の第1、第2候補の
折り合いの良い場所を見ていきます。

枝がありますから、
枝に気を取られないようにしがなら
根張りと幹模様に注目して選んでいきます。

根が四方に伸びていない場合も
太い根があなたの方を向かないようにして、
左右に広がるところを選びます。

枝振りと正面の関係

根張りと幹模様で正面が決まったら
次は枝振りを見ます。

このときは、木を真上から見ます。

木を真上から見ると
だいたい、楕円形の形をしています。

直径の長い方が正面から見た左右です。

直径の短い方が正面、もしくは裏側
ということになります。

ここで問題になるのが
根と幹模様で決めた正面と
枝振りで決まる正面が合わない‥‥ことです。

幼木の時から正面を意識して
針金かけや剪定をしてないと
そうなることがよくあります。

木の正面で重視するのは
根張りと幹模様なので
枝振りが合わない時は

・剪定をして長い枝を切る
・短い枝、小さな枝を育てる
・針金をかけて枝の向きを変える

という作業をしていきます。

上から見た時の枝葉の分量は
正面側が3割、裏側が7割程度です。

そのような配分にすると
正面から見た時に根張りと幹模様が
よく見える盆栽になります。

実際にはうまくいかないことも多い

ところが、この手順で実際にやってみると
なかなかうまくはいきません。

根張りと幹模様で正面を決めると
切りたくない、立派な枝を切らなければ‥

のようなことが起きてきます。

そういう時は
枝振りを重視して幹模様を我慢する。

そんな発想もありです。

ミニ盆栽のように小さい木は
この手順にこだわりすぎると
うまくいかないこともよくあります。

できれば、木が小さいうちに
「どちらが正面になるのかな‥‥」と

将来の木の姿を想像しながら育てていくと
やりやすくなります。

そのための知識として
正面の決め方を意識していただければ幸いです。

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盆栽の正面の決め方-その1・正面ってなに?

盆栽の正面の決め方-その1・正面ってなに?<ミニ盆栽通信バックナンバー17>

「この木、どう剪定すればいいのだろう‥」
と、悩んだことはありませんか?

そういう時は、
正面がどこか決まっていなくて
漠然としていることが多いのです。

正面が定まらないと、
どの枝をどうせん定してよいか
分からなくなるのです。

伸びすぎた枝を切るだけだと、
いつかは変な格好の盆栽になってしまいます。

なので、今日は
盆栽の正面は「どうやって決まるのか」お伝えします。

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正面を決める3つの要素

木の正面の決め方は
おおざっぱにいうと

「どの方向から見たら一番格好よく見えるか」
ということになります。

ミニ盆栽は手に持って
回しながら見ることができますから
やってみてください。

あぁ、こっちかな?
「こう見るとかっこいいな~」

そう思ったら、次に、
「なぜ?」と問いかけてみてください。

心の中で、なぜ?
と思うだけでいいです。

幹の曲がりが良かったり、
根の張り方がよかったり、
枝ぶりが良かったりします。

つまり、正面を決めるのは
その木の良いところを発見することなのです。

そこで、
木の良さが現れるポイントを
おさえておきましょう。

ポイントは

1、根張り
2、幹の模様
3、枝ぶり

この3つです。

重要視する順番も

1、根張り
2、幹の模様
3、枝ぶり

になります。

そして、この3つに共通するキーワードが

「左右」です。

「前後」ではなく「左右」。

みんなが知っていることなのに、
意外にうまくいかないことが多いですよね。

根張りは左右にしっかり張っていても
幹が前後に曲がっている‥とか

根張りがしっかりして
幹も左右にちょうどよく振れているのに
枝が左右にない‥とか。

困りますよね、そういう時は。

なぜ、困ってしまうかというと

木を育てる段階で
意識していないからなんです。

怪長も、意識しないで
ただ枝を切っていたことがありますが、
今も悩みの種になっています。

それはそれで、
「仕方ないな~」とは思っていますが、

できるなら、最初から
正面はどこか‥‥と意識しながら
育てるといいわけです。

自然が作り出す根張りと幹模様

ところで、なぜ
根、幹、枝の順番かというと
怪長の独断と偏見ですが‥‥。

根張りは、
その木がどんな場所に
生きているかを連想させます。

例えば、

広い草原か
海辺の砂地か
山の頂上付近の斜面か
崖の上か、崖の途中か‥
ゴツゴツした岩のある場所か

いろいろありますよね。

場所によって根の張り方も違ってきます。

広い大地なら四方に根を張って
真上に高く伸びることができるでしょう。

岩のあるところなら
四方に根を伸ばすことができません。

懸崖もそうですね。

なので、まず根張りが
その木のある場所を連想させる
重要な要素になります。

次に幹模様です。

幹模様とは、
幹の傾きや曲がり方のことを言います。

これは、木のある場所と
環境で変わってきます。

例えば、
広い平地に育った木は四方に根を張り、
真っ直ぐ上に伸びることができます。

直幹という樹形になりますよね。

幹はほとんど曲がりがなく
真っ直ぐに伸びます。

箒作(ほうきづくり)りもそうですね

ところが、
強い海風が吹く場所にある木は
幹が山側に傾きます。

すると、樹形は
吹き流し、斜幹、模様木になります。

崖の途中なら
いったん下を向いて伸びた幹が
先端の方で上を向くような幹になります。

木がある場所と環境を意識する

最後は枝ぶりですが、

枝は、木のある場所と
その環境に影響されますから
根張りがあって、幹模様があって、
その次に枝ぶりが定まっていく、ということになります。

もちろん、
手に入れた盆栽が自然の摂理の通りに
なっているとは限りません。

種から育てたり、
幼木から育てたり、
素材を購入して育てたりもしますよね。

どんなときでも、
その木がある場所と環境を
意識しながら育てていくと

自然を連想させる木になっていきます。

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ミニ盆栽なぜなぜその9「樹形ってどうやって決めているの」

「ツルの形の盆栽があってもいいじゃない?」
「カメでもいいんじゃない?」
「いや、もっと自由な形の盆栽が‥」

針金で枝や幹を曲げることができるので
螺旋(らせん)階段のような幹の盆栽‥
蚊取り線香のように渦を巻いたミニ盆栽‥

造形的な盆栽をつくるのは可能です。

怪長(ブログ管理人)はそんなミニ盆栽を
作ろうとは思いませんが、先日、ある幼稚園児が
描いた木の絵を見て「ドキッ」としたのです。

50年後のミニ盆栽展にはこんな樹形が?

その絵とは
子どもの木

子どもの絵を真似して描きました。
本当は、子どもの方が上手です。

要するに、造形的な木なのです。

ただ、この絵は想像ではなくて
いつも家の近くで見ている木。

そう、街路樹です。

歩道を歩く人に接触しないよう
下枝は取り除いてあります。(左の木)

盆栽でいう「一の枝」「二の枝」はありません。

電線や電話線の邪魔になるので
接触する部分も取り除いてあります。

木の頂上にあたる「樹冠」がありません。(真ん中の木)

道路標識を覆ってしまわないように
その部分だけ枝を切り落としています。(右の木)

もう、樹形と呼べるものではなくなっていますね。

でも、これは、まぎれもなく
子どもたちが日常、見ている木なのです。

カミさん:「ヤシの木みたいで、かわいいわね」
怪長  :「‥‥」(ムッとして無口)

50年後のミニ盆栽展に
こんな樹形?の作品が展示されたら、
あなたは、どう思いますか?

怪長は、すでに土になっていますが
あ、あなたも、土かもしれませんね。

まあ、そんなことにならないためにも
樹形は人間がつくり出すものではない
ということを継承していきましょう。

樹形はどうしてできあがる?

木それぞれの持つDNAと木の育つ環境です。

DNA的には、松類のように、真っ直ぐ高く
伸びる木と、モミジなど広葉樹のように、
広く枝を広げる木の2タイプがあります。

どちらのタイプにも共通しているの
下の枝ほど長く、下を向いています。

木の頂上に近い、若い枝は短くて
上を向いています。

過酷な自然環境がない限り、どちらのタイプも
樹形は三角すい、もしくは半球の枝振りになります。

どちらかというと松類は三角すい
広葉樹は半球に近い形になります。

育つ条件が良くてまっすぐ健やかに育つと
「直幹(ちょっかん)」という樹形になります。

実際には、風や雪といった自然の力が働いて
木はDNAの指示通りに育つことは難しいのです。

種が落ちた場所が、斜面だったり、崖っぷちだったり
硬い岩盤の上、地面の中が岩だらけだったりもします。

根を八方に伸ばしたくても、岩があるために
片方だけしか伸びなければ、幹は斜めに立ち上がり、
「斜幹(しゃかん)」「模様木(もようぎ)」という樹形になります。

崖っぷちならば幹は下に向かって垂れ下がり
枝先が上に向く「懸崖(けんがい)」「半懸崖」

海岸沿いの風の強い斜面では、枝が風下に伸びて
「吹き流し」という樹形になります。

地面の浅いところに広い岩盤層があると
根が地表を這(は)い、根がむき出しになった
ところから幹が立ち上がり「根連なり」という
樹形になります。

木が風や雪で倒れてもなお生き続けると
枝が幹になり「筏(いかだ)吹き」になります。

倒れて朽ちかけた大木の上に種が落ちれば
「根上り」という樹形になり、

川の氾濫で川辺の土が削り取られ
根がむき出しになれば「根あらい」

などなど、樹形には樹形ができる理由があるのでした。

どんな樹形であれ、木の葉が効率よく太陽の光を
受けられるよう、枝が伸びたり枯れたりしながら、
長い年月を経て、樹形が固まっていきます。

そうして生き延びた、大きな古い木を見て
「おお~、素晴らしい!」と感じた人間が
その木の形を再現しているのが樹形なのです。

ということで、自然の摂理に従わない
造形的な樹形というのは、盆栽にはないのです。

自然界であり得る範囲が樹形なのだと
怪長は思っているのでした。

とはいっても、自然が相手ですから
「え~っ、うっそぉ~!」というような
すごく奇妙な形の木もありますけどね。

樹形の記事はこちらにもあります
ミニ盆栽樹形のいろいろ|変わり種の樹形
ミニ盆栽樹形のいろいろ|よくみる樹形

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ミニ盆栽の樹形の構想を練るポイントは?

冬になりました。
オホーツクのミニ盆栽は雪の下です。春まで待つしかありません。
それまでに、ミニ盆栽の樹形の作り方をおさらいしておきます。
頭の中だけは春のつもりで…。

盆栽の形に当てはまらないミニ盆栽はどうする

ミニ盆栽は、そもそも木が小さいので直幹、模様木、斜幹といった
いわゆる盆栽の形にあてはまらない、変形の樹形がたくさんあります。

直幹にするには枝ぶりが…。
模様木にするにも幹の曲りが今ひとつ…とか
樹形を決めるのに悩むことも多いですね。

自然界の木にも、形にはまっていないけれど格好がいいという木はたくさんあります。
ミニ盆栽も、自然の気のように変形でも形を良くするにはどうすればよいか
ポイントを整理してみました。

この木はどういう場所にあるのだろう

木は、生きている場所の条件でさまざまな形に変形します。
風の強い海辺の崖なら風下に向かって枝が伸びていきます。

広々とした平坦な土地では、まっすぐおおらかに伸びますね。
斜面にある木なら、谷側の枝が大きく張り出したりしています。
大きな岩が値のそばにある木は片根になって、傾きます。

そこで、ミニ盆栽の樹形を想像するときは、
この木がどんな場所に、どのように育ったのか…と考えてみるのもひとつの手です。
人間が勝手に想像する、と言ってしまえばそれまでですが、
「あぁ、この木はこんな感じの場所に生きる木なのか」とミニ盆栽を見た人に
連想させてくれるような作品になると、嬉しいですよね。

流れをつかむ

老木は、生きている場所の環境を反映させて、幹模様や枝ぶりに流れを持っています。
右へ流れるのか、左へ流れるのか、右下なのか…などなど。

ミニ盆栽を手に取って、回して見ながらその流れを感じ取ることができたら、
将来の木の形が見えてきます。
どの枝がその流れを作り出しているかなど、よ~く見ていると掴めることが多いのです。

その次は、その中心となる枝の流れを阻害している枝、サポートしている枝はどれか
に注目して、必要な枝と不必要な枝を見分けていきます。

鉢を回してみるだけでなく、幹の傾きもいろいろと変えてみます。
すると、今まで当たり前に見ていたきの形が、
まったく違う樹形でもいいなぁ、と思えてくることがあります。
そうすると、がぜん、やる気も出てきますよね。

省略と強調

せっかく伸びている枝を切ってしまうのは、もったいない、と思うものです。
でも、不必要な枝をそのままつけていてもメリットはほとんどありません。

むしろ、フトコロや幹の日当たりが悪かったり、落ち着かない形になったりします。
木の流れを感じさせる枝が目立たなくなったりもします。

そうした枝を「省略」してみると、以外にスキッとすることがあります。
枝を省略することで、流れを生み出す枝を「強調」することができるからです。

いってみれば、その木のコンセプトをより明確にする…みたいな感じですね。

安定感と躍動感

流れを生み出す枝の強調と、不必要な枝の省略を強く行うと、躍動感が出てきます。
逆に、流れを失わない程度に省略と強調を控えめにした木は安定感が出てきます。

躍動感を感じさせる樹形は、鉢のどこに木の重心を持ってくるかで大きく変わります。
木の重心は、全体の樹形を三角形とみなして、

三角形の底辺の真ん中と頂点を結んだ場所にあります。
それぞれの枝にも仮想の三角形を想定して、それぞれ重心を想定してみてください。

木全体の重心が鉢の中心から離れるほど躍動感がでます。
逆に、鉢の中心によると安定感が出ます。

それぞれの枝の重心が、全体の重心とともに鉢の外にあると不安定な感じになります。
安定感を持たせたつもりでも、各枝の重心が鉢の中央に集まりすぎると
流れそのものが失われてしまいます。
樹形構想1樹形構想2
あまり、理屈っぽく考えると、樹形の構想を練る作業もつまらなくなるので、
多少失敗しても時間をかけて直していこうと、思うようにしています。

怪長(ブログ管理人)は
枝の省略が下手で、しょっちゅう失敗してました。
いったん切ってしまうと、ボンドで付けるわけにもいきませんので、
切ろうという気持ちがしっかりするまで、
時間をかけて検討した方がいいかもしれません。(^_^;)

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盆栽と鉢植えの違いって?|ミニ盆栽にも通じる樹形の基本

これは盆栽です。

杉 Sugi (Japanese Cedar)- 盆栽美術館 – bonsai museum / Norio.NAKAYAMA

素晴らしい!

これは鉢植かも…
カラマツ2
あっ、怪長(ブログ管理人)のミニ盆栽だ…(^^ゞ

どこが違うのでしょう?
違いを見分ける視点をお伝えします。

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鉢植えとは

生き生きと育つよう環境を整え、
その植物の性質を引き出すのが鉢植えです。

草花、樹木すべてに当てはまります。

盆栽とは

自然界に生きる木の姿を鉢(盆)の中で再現し、
自然の風景を連想させるような木の姿(栽)を
つくりだした鉢植えです。

違いは、自然の風景を連想できる
姿を持っているかどうかです。

上の2枚の写真を見比べると、
違いが歴然としていますね。

最初の写真は、大木の感じがすごくします。

2枚目のは、木の姿はそれらしい
のですが、大木の感じがしません。

自然味を感じるまでには至らないですね。

なぜ違いが生まれるのか?

基本がありますので直幹の樹形で説明します。
直幹の基本
・BはAの2分の1

・CはBより短く

・DはCより、EはDより、FはEより短い

・◯は裏枝

・■は裏枝を省略できる

・●は前枝

・1の枝は正面の真横から出ている

・1の枝の高さは全体の高さの3分の1から4分1のところ

・2の枝は1の枝の反対から出ている
・2の枝は正面側に伸ばしてもよい

・3、4、5…の枝は上に行くほど間隔が短くなる
・3の枝から上は少し前後させながら伸ばす

・裏枝も左右に振りながら伸ばす

・1の枝と2の枝で見ている人を包むようにする
・真上から見て枝が全体に広がるように配置する

直幹の着目すべき点は

・根張り
幹の根元から根が八方に均等に力強く張り出しているか。

・幹の姿
根元が太く、上に行くに従って滑らかに細くなっているか。

・枝の配置
左右と前後に交互にバランスよく枝が出ているか。

・葉のつき具合
枝全体に葉が茂り、日陰になる葉がなくて効率よく陽光を受けられる姿か

・幹肌
大きくて古い木にはそれなりの幹肌を持っています。

それを再現するには長い年月を必要とします。

・樹形がかもしだす雰囲気
力強さ、優雅さ、暖かさなど風情と気品があるか…など

模様木の基本は幹の曲がりです

模様木の基本
基本の曲がりは①です。
曲がりの上と下は5:5

②になると品格が現れます。
曲がりの上と下は3:7または4:6

③はさらに曲がりと懐を増やし変化をつけています。

曲がりを2つつけると懐は3つ。
上の懐ほど小さい

重要なのは木の曲がりが1度も中心線をまたがないことです

不自然な木の典型

模様木の基本2
曲がりは付いているが、
落ち着きのない樹形。

自然の感じがしませんね。

自然の法則にしたがうようにすると
自然味が出るようになります。

模様木の着目すべき点は

・懐がバランスが良く配置されているか
幹に曲があるので懐も生まれます。

懐の大きさは下が大きく上が
小さいと安定した感じがでます。

・根張がよく、不自然さがないか
模様木の根張は直幹のように
八方に均等ではありません。

幹の立ち上がりは強く張った根の
反対側にが傾くのが自然です。

直幹・懸崖・株立ち・双幹のほか根あがりなど
特殊な樹形を除くほとんどが模様木になります。

盆栽では圧倒的に多い樹形です。

基本にこだわって無理に樹形を作ってしまうと
違和感のある盆栽になることもあります。

ミニ盆栽だと木も鉢も小さいので、
もっと自由に樹形を楽しむことができます。

まずは基本を知った上で、自然な姿になるよう
計画的かつ臨機応変に樹形を作ることが大切です。

口で言うのは簡単ですが、
実際には思い通りにはなかなかいきません。

豊富な知識と経験、熟練、情熱が必要になります。

自然が相手ですから計画通りに行かないのが普通です。

むしろその方が面白いのかもしれません。

それでも、いつも基本を意識
しながら盆栽を作っていると、
ちょうどいいところから新芽が出たり、
思わぬ時に素晴らしい素材に出合って
感動を与えてもらえることも多いのです。

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ミニ盆栽の樹形を決める一の枝|役枝ってなに?


黒松 羽衣の舞 Kuro-matsu “Hagoromo-no-mai” (Black Pine) – 盆栽美術館 – bonsai museum / Norio.NAKAYAMA

素晴らしい盆栽ですね~。なぜこんなに素晴らしいのか。
それは盆栽の枝が、それぞれの役割を果たしているからです。
重要な役割のある枝を役枝といって、名前がついています。
さて、どんな名前と役割があるのでしょう

枝の名称は

模様木絵2-1
一の枝(左一の枝):長く伸びていれば差し枝と呼ぶ
二の枝(右一の枝):受け枝と呼ぶこともある
三の枝(左二の枝)
四の枝(右二の枝)
樹冠部      :見ている人に少しおじぎをする感じ

下から単純に一の枝、二の枝、三の枝…と呼ぶことがあります。
樹の幹を中心に左右に分けて
右一の枝、左一の枝という呼び方をすることもあります。

いずれにしても、枝の呼び方を決めておかないと、話が噛み合わなくなりますよね。

枝の役割とは…

枝に名前が付いているのは、話が噛み合うようにするだけではありません。
それぞれの枝が樹形に果たす役割を持っているので、名前をつけて役割を明確にしています

枝は下の枝ほど長く、上の枝ほど短くなっています。
日差しをより多く受け止めるために自然にそうなるのです。
それが盆栽の自然で力強い樹形を生み出します。

一の枝は一番根元に近い枝なので、通常は長く伸びています

これを差し枝と呼びます。
差し枝は一番太い枝で、樹形に最も影響のある枝です。
盆栽の命と言ってもいいかもしれません。

差し枝のない木の代表といえば…

車道と歩道の間に植えられている街路樹ですね。
怪長の住んでいるまちの街路樹は
どれもヤシの木みたいに剪定されちゃっています。
剪定とは言わないかもしれませんね。

あ、話がそれてしまいましたね。

差し枝とは反対方向に伸びている二の枝は
受け枝と呼ぶことが多いです。

差し枝とのバランスをとっていて、これも重要な役割ですね。
差し枝が枝の主役だとすれば、受け枝は名脇役と言えるでしょう。

さらに上に行くと「三の枝」「四の枝」と続きます。
それぞれ、奥行きを創りだす役割を持つこともあります。

このほかには食いつき枝というのがあって
幹にしがみつくように出ている短い枝です。

四の枝が食いつき枝になっている盆栽もあります。

一番上が樹冠部と呼ばれ
見ている人の方に少しお辞儀をするような傾きを持たせることもあります。

こうした枝がそれぞれの役割を果たすと
盆栽は素晴らしい樹形になります。

こだわり過ぎると自然味が損なわれてしまうので
もともとの枝ぶりに、逆らわないようにするといいですね。

枝の役割を意識しながらもこだわリすぎず、
個性を活かしたミニ盆栽がたくさんあります。

枝の役割を覚えておいて、
それを参考にしながら樹形をつくっていくと
自然な感じの良いミニ盆栽に仕上がると思います。

枝ぶりを整えるときには
木を真上から見ることも忘れないようにしましょう
正面から見ると二等辺三角形の形をしていますが、
上から見ると楕円形になっていて、
影になる枝がなく、日光をたくさん受けられるように広がります。

怪長(ブログの管理人)は、最初のころ役枝にこだわり過ぎていたので
ムリヤリ感のあるミニ盆栽になっていました。

カラマツ2
怪長のミニ盆栽です

はじめは気が付かなかったのですが、素晴らしい盆栽を見ているうちに、自分のミニ盆栽が「なんかへんだなぁ」と感じるようになってきました。

今は、枝が徒長しないよう、細かい枝が増えるように
気を使いながら作っていますが、なかなか時間がかかります。^^; ヘヘヘ

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ミニ盆栽の三幹仕立て|同種の幼木が3本あればOK

10㎝程度の小さな木を3本手に入れたら、
どんなミニ盆栽をつくることができるでしょう。

3つの仕立てが考えられます

それぞれ1本ずつミニ盆栽にする
1本でひと鉢、残り2本で双幹仕立にする
3本まとめて三幹仕立にする

それぞれ1本ずつミニ盆栽にする

3本とも幹に曲がりがついていたり、くせがある場合は
そのくせを活かして、それぞれ独立したミニ盆栽をつくるのもひとつの手です。

木の高さの割に幹が太い場合は、独立したミニ盆栽に向いています。

例えば、草刈りといっしょに幹の途中から刈り取られた木は、
意図しないところで強剪定をされたことになります。
そうして生き残った木は一見、不格好でも
数年経つと枝ぶりが変わりますから、面白い素材と言えます。

根をなるべく小さくしないで
1本ずつ素焼きの仕立て鉢に植え替えして
2、3年様子を見るといいとおもいます。

すぐにミニ盆栽にする場合は、
どんな樹形にしたいかよりも
どんな樹形が向いているかを優先して考えます。

樹形の整え方や、色々な樹形の記事がありますので
樹形のカテゴリーページからのぞいて見てくださいね。

どんな樹形になるのかを想像するにはまず、根張りを見ます。
根が同じような強さで四方に伸びていれば直幹向き。
片方が強く張り出し、片方が弱い場合は
幹は弱い方に傾くので斜幹か模様木を想像するとよいですね。

樹形はこちらの記事にあります
ミニ盆栽樹形のいろいろ|よくみる樹形
ミニ盆栽樹形のいろいろ|変わり種の樹形

1本でひと鉢、残り2本で双幹仕立にする

3本の木1
双幹にする場合は、樹高が高い方を主幹、短い方を副幹にします。
コツは、主幹の傾きを副幹側に寄せるてややかぶさる感じにすると
仲の良い夫婦のイメージが出来上がります。

主幹と副幹が双方違う方向を向いていると、
なんとなく覚めた感じで温かみが損なわれてしまいます。

鉢は浅めの楕円鉢が似合いますが、
乾きやすく不安定なので根が増えて安定するまで
素焼きの仕立鉢に植え替えるほうが無難です。

植え付ける位置は真上から見て、
真ん中には植えず中央から奥側で左右に少しずらすと、落ち着いた感じになります。
2本のうち外側に主幹を置くのが普通です。
逆だと、これも落ち着きのない感じになります。

3本まとめて三幹仕立てにする

どの木もそれほど曲がりや癖がなく、幹も細い場合は
3本まとめて1つのミニ盆栽をつくるとよいですね。
3本の木2
1本だけ短いのがあるときは、子持ち双幹という感覚になります。

3本のそれぞれの位置ですが、
これも中央には置かず奥側で左右にずらして主幹を置き、2本の副幹を並べます。

上から見て一直線に並ばないように、
正三角形や二等辺三角形にならないようにした方が自然な感じがします。

3盆の木を一つの鉢に植えるのは意外に難しいですね。
少し時間がかかりますから、根が乾かないように注意しましょう。

最初は、イメージを持って素焼きの仕立て鉢に植え付けるのが良いです。
2年後には植え替えの時期が来ますから、それまでに根と小枝が増えて木の形も変わります。
植替えの時に改めて考えるといいですね。

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ミニ盆栽も樹形は変化するのです

木の形は年々、変化します。庭の盆栽を毎日見ていると、変化にあまり気づきませんが、1年が経ち、2年が経ち、3年目になるとはっきり分かります。若い木は特に変化が大きですね。ということは‥

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手入れ次第で樹形は変わる

どうも格好が良くないと思う木でも丹念に手入れをして気長に待てば素晴らしいミニ盆栽になるということです。

逆に良い盆栽だと思っていても手入れを怠ると数年後には変な形の気になってしまいます。

ミニ盆栽用の木の準備で紹介した
白樺の幼木
ミニ盆栽5-4
2009年

ミニ盆栽になった翌年の春、雪解けのころに
野ねずみに食べられて無残な姿になりました。

ところが、その夏には復活し
元気になって枝葉を伸ばし

樹形1カット
2011年
上の写真のようになりました。

幹も野ねずみにかじられて皮が向けてしまいました。
それでもちゃんとミニ盆栽として怪長の庭で元気に生きています。

翌年、植え替えをして鉢も浅い楕円鉢にしましたが
水やりを1日サボったせいで瀕死の状態になり
葉が枯れてしまいました。

それでも完全に枯れることはなく
その歳の夏には復活して枝葉を伸ばし始めました。

それから3年…

ミニ盆栽・白樺
2014年の樹形です。

枝が1本しかなく徒長しています。

あまり格好良くはありませんが
先端の芽を詰めていけば、途中から枝が出てくると思います。

その前にもう少し体力をつけてもらわなければなりませんが…。

ここで紹介したミニ盆栽は
良い見本ではなく、むしろ悪い見本ですが、

実はすごく気に入っています。

怪長の場合は良い盆栽と、好きな盆栽って
まったく違っていて、

他の人から見たら変な盆栽でも
自分自身では気に入っているのが沢山あります。

そんなことも参考に
ミニ盆栽を楽しんでいただけたら嬉しいですね。^_^;

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