肥料の成分と元気なミニ盆栽の関係

 

ミニ盆栽の葉の色が薄い‥
なんとなく、元気がない‥

そう思うことってありませんか?

肥料の成分をことを知ると、
その疑問の解決につながっていきます。

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植物が生きるのに必要な16種類の元素

植物が生きるのに必要な元素を必須元素といいます。

必須元素は合わせて16種類あります。

大量に必要なのが3つ
中くらいに必要なのが3つ
ほんの少し必要な微量元素が7つあります。

残る3つは、炭素、酸素、水素です。
これは、空気や水から得られるので
必須元素ですが、肥料ではありません。

なんだか、化学のお勉強のようになってしまいましたね。

必須元素が16もあって「ど、どうしよう‥」
なんて、悩む必要はありません。

もともと用土に含まれている元素もあるので、
木を元気に育てていれば、自然に吸収されます。

ただし、次の3つは大量に必要なので
人間が補う必要があります。

肥料「チッ素(N)、リン(P)、カリ(K)」の働きとは

それは、チッ素(N)、リン(P)、カリ(K)です。

この3つを肥料として与えることで木は元気になり、
ほかの元素も吸収するようになります。

それでは、この3つの元素が
どんな働きをするのか紹介しますね。

チッ素(N)は、木の幹や枝葉を大きくする働きがあります。
葉緑素を作る働きもしますので、葉の緑を濃くしてくれます。

葉の緑が薄いとか、
あまり大きくならない‥という時は、
チッ素が不足しているかもしれません。

チッ素が多すぎると、枝が勢いよく伸びて
節の間隔が空いて枝が間のびしたり、
軟弱になることがあります。

怪長の住んでいるオホーツクでは
小麦を大きくするためにチッ素肥料を与えますが、
与え過ぎると背の高い折れやすい小麦ができて、
風で倒れて収穫が減ることもあります。

次はリン(P)です。
リンは、きれいな花を咲かせたり、
実をたくさん実らせる働きがあります。

花や実をつけるには
枝分かれを増やす必要がありますが、
リンは枝の先端や根の先端の細胞分裂を
旺盛にする働きがあります。

窒素とリンはチームのようになって
木を大きく、かつ丈夫に育てます。

リンが多すぎてもそれほど大きな害はありませんが
不足すると、生育が悪くなることがあります。

3つ目はカリですね。

カリは根を元気にさせる働きがあります。

光合成で作った栄養分(炭水化物)を貯蔵したり
木の水分を調整したりする働きがあります。

なので、
カリが不足すると抵抗力が衰えたり、
冬の寒さに弱くなったりします。

オホーツクのような積雪寒冷地では
カリの不足は避けなければなりませんね。

3つの元素の働きを忘れないようにするには

チッソは「葉」、リンは「実」、カリは「根」

と覚えておくといいです。

怪長はすぐ忘れるので上から
「葉・実・根」と覚えています。

固形肥料と液体肥料どっちがいい?

盆栽の肥料には
有機肥料、化学肥料、化学有機肥料‥‥

それに、固形肥料、液体肥料など
さまざまな種類がありますよね。

固形肥料なら粒の大きさもいろいろあるので
どれを選んでよいか、分からなくなります。

迷った時に、思い出してほしいのは
チッ素、リン、カリウムの働きです。

肥料は3つとも配合されているのがほとんどですが、
用途に合わせて配合の割合を変えています。

花物・実ものを育てるなら
リンの割合の多い肥料を選ぶといいですね。

怪長は、チッ素の割合の少ないのを選びます。

質問・回答コーナー

【Q】固形肥料と液体肥料、有機肥料と化学肥料
どっちがいいの?

【A】固形肥料と液体肥料の違いは
効き目の早さと、聞いている期間です。

効き目の早いのは液体肥料です。
ゆっくり効くのが固形肥料。

固形肥料は長く聞きます。
1カ月くらい効果が持続します。

液体肥料は1週間から10日で効果が薄れるので、
1週間から10日に1回、水の代わりに与えます。

有機肥料と化学肥料ですが、
近年の化学肥料は有機成分を含んだものも
販売されているので、成分的には差はあまりありません。

怪長の使っている肥料は次の2種類です。

液体肥料のHIPONeX(ハイポネックス)
主にこれをつかっています。

固形肥料は有機肥料のグリーンキングです。

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肥料のやり方|ミニ盆栽を元気にするには

盆栽では肥料をやります。不足する養分を補うというのが基本ですので、必要以上に肥料を与えないようにしましょう。木を弱らせる原因になります。どのような肥料を、いつどれくらい与えるのかメリットとデメリットをお伝えします。

固形肥料と液体肥料

盆栽に使う肥料には固形肥料と液体肥料があります。
固形肥料は、油かすを主体にした有機肥料が一般的に使われます。
成分が水に解けて徐々に用土に浸透し、ゆっくりと効果を発揮します。

液体肥料は有機物が分解される過程を省いたのと同じですから
成分がすぐ根に吸収され、即効性があります

どちらを使っても良いのですが、
それぞれメリットとデメリットを知ってから使うと失敗しないですみます。

なぜ肥料を与えるのか

自然の木は人間から肥料を与えられることはありません。
微生物が枯れ葉を分解して木に必要な養分をつくるのでその必要がありません。
ところがミニ盆栽では鉢の中で自然界のような生態系のバランスを取ることが難しく、
肥料で不足した成分を補う必要があります。

鉢の中の根と微生物、水、養分が上手くバランスを保っていると
木は自然は元気になるので、植え替え、剪定、水やり、鉢の置き場所など
良い環境を整えることができれば、肥料の必要もなくなっていきます。

とは言っても理想的な環境を作るのはなかなか難しですから、
必要最小限の肥料を与えるようにしましょう。

肥料を与える時期と分量

理想の時期は夏の終わりの8月中旬から休眠期前までです。
葉が枯れて紅葉し始めるころには固形肥料を取り除きます。
液肥なら与えるのをやめます。

春から夏になるまで与えることもあります。

分量は、固形肥料なら固形肥料と鉢の大きさにもよりますので一概には言えませんが、
例としてグリーンキングの場合は、
5号鉢(直径15㎝)だと小さじ1~1・5杯(5~10粒)程度です。
鉢が小さいほど量を減らします。

樹の根元には置かず、鉢の縁に近い方に置きます。
根の先端が鉢の縁に向かって伸びているからです。
1~2ヶ月で新しいものに取り替えます。夏の間は取り除きます。
道具6
液肥の場合、怪長(ブログ管理人)はハイポネックスの原液を2000倍に薄めて使っています。濃くすると効果があるように感じますが、肥料のやり過ぎになるので希釈倍率は薄めの方がよいです。

7~10日に1回、水やりの代わりに与えます。

肥料を与えない時期は?

冬の休眠期は与えません。
根が活動していないので意味がありません。

夏の暑い盛りも肥料を与えません。
夏は光合成が盛んに行われるので栄養過多になります。

植え替え時期や剪定をした後は肥料を与えません。
この時期に肥料を与えると木が弱ることがあるので2週間ほど肥料をやらないでいます。

木が弱っている時も肥料を与えません。
植え替えや剪定をして肥料に頼らず、環境を整えることが先決です。

肥料を与えるメリットとデメリット

肥料を与えることで木が元気になるのがメリットですが、デメリットもあります。
次のようなものです

  • 人間が肥料に頼るようになる。
  • 肥料を与え過ぎて木を弱らせることがある

肥料をやるコツ

  • 控えめに与える。
  • 肥料に頼る前に植え替え、剪定を適切に行なって肥料に頼らない木の健康づくりに心がける。
  • 夏と休眠期は与えない
  • 即効性の液肥は薄める倍率を守る。濃くしない。

肥料を有効に活用して、ミニ盆栽を楽しみましょう

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