もうすぐ春!黒松の軸切り挿し芽室越冬隊<実況中継13>

連日、氷点下20度を下回る厳しいオホーツクの冬を、暖かい部屋でぬくぬくと越した黒松の軸切り挿し芽室内越冬隊は、もうすぐ春を迎えるのです。そのまんま中隊と、クネをつけた曲がり小隊も全員無事。あと1ヵ月ちょっとで外の空気を吸えるところまで来ました。昨年11月末から3カ月余りでけっこう育ちましたので、ご報告します。

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3カ月で5センチはおおきくなった黒松

 

 
軸切り挿し芽室内のポット苗です。
2016年12月に発芽して1年と3カ月後の姿です。
 
3月4日に黒松を外に出してみました。
室内で過ごした黒松にしてみると、ちょっと寒いかもしれませんが
太陽が照っているので、喜んでいるように見えます。

  

▲これは半年前の軸切り挿し芽。

ぜんぜん伸びないのもいますが、10センチほど伸びたのもいます。

ぜんぜん伸びていないのと、生長したのを比べてみましょう

 

 

同じ種で、ほとんど同じ時期に発芽して
同じ環境で育っているのに個体差がありますね。

左は3センチほど、右は15センチくらいあります。
後ろに見えるのは、平均的な育ち方をした黒松。

 

少し並べて見ました。
子葉は茶色に枯れていますが、しぶとくついています。
一番最初に出た本葉は茶色になってきました。

 

 
これは、昨年11月16日。
軸切挿し芽をしないでそのまま伸ばした苗。
 


▲こちらはそれから3カ月余り経っています。

オレンジ色の丸の中に新芽(みどり)が伸びています。
緑というには少しひ弱ですが、ここから葉が出て伸びていきます。

 

黒松室内越冬の環境とは‥‥

-----------------------
◆暖房なし:別の部屋から暖気が流れてくる

◆室温:7℃~20℃ (平均15℃程度)
 ※最高気温は晴れた日の午後2時ころ

◆湿度:55%~60%

◆日照:窓ガラス越し
    ・晴天の日は午前7時半から3時ころまで
    ・曇りの日はモワッと明るい程度
    ・1日の平均は3~4時間

◆水やり頻度:3~4日に1回

◆肥料:なし
-----------------------

オホーツクの5月の気温に近い状態です。

この環境が室内越冬にベストなのかどうかは、まだ分かりません。

人間にとっては寒いですが、
ムロを使用せず室内越冬するための
現実的な環境はこんな感じかと思います。

 
昨年の10月下旬に休眠状態になってから
室内に取り込むまでの間が1カ月程度なので
黒松にしてみると〝寝不足〟かもしれません。

 

いつ屋外に移すのか

4月の下旬から、外に出して。
風が強く寒い日は、室内に一時避難させながら
寒さに慣らしていこうと思います。

多分、寒くて葉が紫色になるかと思いますが、
昨年は5月の下旬には回復したので問題ないと考えます。

 

ちょっと変わった黒松になってきた2代目クロちゃん

 
 

 
土に帰った初代のクロちゃんとほぼ同じ場所から芽を出した2代目クロちゃん。
そのまんま中隊の末っ子で、小さいなりに育っています。

ところが、ほかの黒松とは違い全身から葉が出ています。
根元から枝分かれしていまして、このほかにも小さな芽が幹の途中から出始めています。

お!これは。将来どんな黒松になるのか。

「小さくて、形のいい黒松になればいいな~」と
勝手に想像しているのでした。クックック ( ̄▽ ̄)

ところで、雪の下で越冬している
軸切り挿し芽屋外越冬隊はどうしているのでしょう。

怪長にも分かりません。
黒松をムロなしの屋外で越冬させるのは
初めてですし、無事でいてくれるとよいのですが‥‥‥。

次回、ご報告しますね。
お楽しみに。

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雪がミニ盆栽を守る<オホーツクの屋外越冬の方法>

 
オホーツクも冬が近づいてきました。雪が積もらないうちにミニ盆栽たちを棚板で囲って冬と来年の春に備えます。雪が積もればひと安心。雪がミニ盆栽を冷たい風と乾燥から守ってくれるのです。黒松の軸切り挿し芽の苗も越冬隊に参加しました。

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雪に守られるのでムロがなくても大丈夫

オホーツクは11月に入ると棚板と鉢が氷でくっついて取れなくなります。持ち上げた程度では外れません。もっと力を入れると棚板が持ち上がるほどしっかりとくっついてしまします。なので、棚板から外して冬囲いをするのは10月末ごろになります。

 
外した鉢は、平らにならした地面にきれいに並べます。鉢の数が少なければ、鉢を少し土に埋めてもよいです。

 
並べ終わったら、棚板で周囲を囲んでブロックか何かで押さえておきます。怪長はブロックを重ねて棚板を置いているのでそれをそのまま活用しています。そして、できあがったのが写真のような冬囲い‥‥。

‥‥‥‥

で、雪が降るのを待つわけです。

水やりはどうする?

雪が降るまでは、週に2、3回水をあげます。鉢は朝になると凍結していて土が盛り上がってきます。鉢の中は凍って膨張した水で隙間ができて通気性が良くなります。

日中に解けて夜から朝にかけてしばれる‥‥これを繰り返します。

雪が降り積もると、鉢の水は蒸発しなくなります。そのままカチカチになります。そうなると、水をあげる必要はなくなります。

第一、水をあげても鉢の中には浸みていきません。氷に水をかけるようなものですから。

それに、外に置いてあるホースの中の水が凍ってホースに詰まるので、蛇口をひねっても水が出てきません。山水不能になります。でも、盆栽はそれでOKなのです。

あとは、雪が積もると、ミニ盆栽たちは雪に包まれ、半年間の眠りに就きます。枝の下も上も雪。そのまま雪が重なるとしっかり締まって枝が折れることもほとんどありません。

あ、もちろん、寒さに強い木ばかりですが。

柑橘類。ピラカンサスとか、寒さに弱い木は屋外越冬は無理ですが、この囲いの中にはアメリカツタ、ベニシタン、長寿梅、紫式部もいます。

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黒松は屋外越冬できるのか

今年の1月に家の中で発芽して、軸切り挿し芽をした黒松実生軍団の中から30本を、オホーツク越冬隊に選びました。黒松は、北海道では通常、冬はムロで管理します。オホーツクはもちろんムロですが、酷寒の地のムロは地下ムロといって地下2メートルほど掘り下げます。

地下が1メートルまで凍結するのでそれ以上深く掘らないとムロにはならないからです。ビニールハウスの上屋をかけますが、
雪で押しつぶされないようにするため頑丈です。つまり、費用が掛かってしまいます。

そこで、雪の下で黒松が越冬できないか‥‥‥試してみるわけです。

どうなるでしょう。

越冬隊は、軸切り挿し芽30本のほかに、4月に種を蒔いて5月に発芽した幼木67本もいます。今の様子を見る限り、ちっこいのはこの寒さでも、つらっとしていました。軸切り挿し芽は葉が紫に変わり寒そうです。

周りの板は春の風邪から守るため

ところで、雪でミニ盆栽が守られるならば、周りの板は何の役目‥‥? ということになりますよね。これは、春の風よけなのです。

4月に入ると雪解けが一気に進みます。4月の中旬になるとミニ盆栽が雪の下から顔を出します。ところが、野山の草はまだ枯れたまま。風はカラッカラに乾いているので、風の直撃からミニ盆栽を守るのです。

この程度でも意外い効果はあります。直撃を受けると、カラマツ、モミジなどはあっという間に枯れます。目が膨らんだ状態のまま、ドライ盆栽になります。

そのことを知らずに、一度に50鉢をにからしたこともあるので囲いは必需品なのです。

目が動いて葉が開いてきても、根がまだ眠ったままなので5月の上旬まで囲いの中で管理します。植え替えが必要な鉢は、植え替えた後、囲いの中に戻してやります。

家の中ではアオキが育っています

関東以西で育つというアオキが芽を出しました。
「秋に芽を出す」というアオキ。

半信半疑で春に種を蒔いたら、
本当に秋まで芽が出ませんでした。

これは、暖かいところの木なので、
冬囲いの中には入れられませんね。

部屋の中から冬囲いを眺めています。

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オホーツクのミニ盆栽に雪が降りました

 

雪虫が飛んでいたと思ったら、はい、雪が降りました。
オホーツクのミニ盆栽にも白い綿帽子。もうすぐ冬です。
厳寒の地のミニ盆栽はどんな冬支度をするのかチラッとご紹介しますね。

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冬のミニ盆栽の3つの危険

オホーツクの内陸は冬になると
気温が氷点下20度まで下がります。

水分のあるものは、カッチカチにしばれます。

気温が下がると、大気中の水分が凍って
地面に落ちてカラカラに乾きます。

冬の乾いた風がミニ盆栽に吹き付けると
水分を奪ってしまうのです。

寒さと乾燥

冬はこの2つが危険なのです。

で‥‥‥もうひとつは?

野ネズミです。

野ネズミはふだん、森の中にいますが
3月になると動き始めます。

雪と地面の間にはわずかな隙間があって
そこを通って移動しながら木の根元に来ます。

ミニ盆栽のある庭にも来るのです。

そして、ミニ盆栽を食べてしまうのです。

寒さ、乾燥よりも
もしかしたら強敵かも知れませんね。

寒さと乾燥を防ぐには

寒さと乾燥を防ぐ方法があります。

それは、雪の下に置いておくことです。

まず、地面にミニ盆栽の鉢を並べる。

次に、何もしない‥‥‥‥。

‥‥‥‥

‥‥‥‥

えっ? そ、それで終わり?

はい、それで終わりです。

あとは、雪が少しづつ積もって
ミニ盆栽を埋め尽くします。

そうすると、風に当たらず
気温の変化も緩やかになります。

もともと、オホーツクの木は
寒さに強いですから、これでOK。

少し心配なら、
地面が凍結する11月下旬までに
鉢の半分くらいが埋まる程度にしておくと
完璧です。

その時に忘れないようにするのが
風よけの塀を作ること。

高さは盆栽が隠れる程度で十分です。

こんな感じ
オホーツクの冬支度の写真

12月の中旬になっても雪が降らない時は
注意が必要になります。

なるべく、周囲から雪を集めて
かぶせるようにします。

雪解け時期の野ネズミ対策

3月になると雪が解け始めます。

とはいっても、
日中の気温がプラスになるので
その分が少しずつ解けるという程度。

ミニ盆栽はまだまだ雪に覆われています。

その時に、野ネズミがやってきます。

雪が積もっているので、
一見、何も変わりはないように見えますが、
地面と雪の間に隙間ができているのです。

野ネズミはその隙間を通って
ミニ盆栽のところに来ます。

そして、木を食べていきます。

カエデ、モミジ、ボケなど広葉樹が好きですね~。

針葉樹はあまり食べません。
アカエゾマツ、トドマツは嫌いみたいです。

でも、怪長の好きなカラマツは
けっこう食べられます。

雪が解けてミニ盆栽が見えるようになると
被害状況が分かる‥‥‥‥あぁ。

大丈夫かなかな~。

ということで
究極野ネズミ対策はこちら
越冬ミニ盆栽のもみじを野ネズミから守るアルミ箔

ミニ盆栽の冬囲いと究極の野ネズミ対策|オホーツクの越冬方法

雪が解けたらまたもや試練

寒さと乾燥、強敵の野ネズミに耐え
雪の中から元気な姿を見せたミニ盆栽は
それで安心!

というわけにはいきません。

春の空っ風が待ち受けています。

春は、野山の草がまだ繁っていないので
空気が乾燥しています。

風も強いので、
「温かくなった」と思って棚に上げると
春の空っ風で一気に枯れることがあります。

オホーツクの内陸では5月の連休明けまで
ミニ盆栽は地面の上に置いてあります。

そのまま、春の植え替えが必要な鉢は
次々と植え変えていきます。

春まで半年‥それでも木は生きている

雪が積もったら、水はあげません。
雪を溶かしてしまうので。

12月から翌年の4月中旬まで
ミニ盆栽は水なしで過ごします。

雪が解けて鉢が露出したら
水をあげます。

風で乾いたら困りますので‥‥‥‥

それにしても、木はえらいですよね。
水なしで半年、寒さの中で生きているのですから。

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越冬ミニ盆栽のもみじを野ネズミから守るアルミ箔

ついに怪長の住んでいる北海道オホーツクに雪が降りました。ミニ盆栽はこれから冬眠するのです。雪の下で‥。気になる野ネズミ対策ですが、今年は新しい技を発見しました。凡才会顧問のS氏が、なな、なんとアルミ箔を幹の根元に巻いているではありませんか。

え”~っ、アルミ箔でOKなんですか?

「うん、だいじょぶだぁ~」と、
軽く言うS氏。

実はS氏は、もみじ大好きなのです。

300鉢はあろうかという
盆栽、ミニ盆栽の半分はもみじ。

あっちこっちで買い集めて、
種でも増やして、もう庭中が
もみ、もみ、もみじ!!

ところが、数年前、
野ネズミにことごとく
かじられてしまったのです。

あぁ‥。

そこで、S氏は研究を開始。

アルミ箔が効果があると、
聞きつけて、実験を重ねてきました。

そして、結論は‥。

「だいじょぶだぁ~」となったわけです。

なぜ野ネズミはもみじを食べるのか

早い話が、おいしいからです。ハイ

ちょっと待て!
怪長は、もみじを食べたことあるのか?

ないです。

じゃあ、ネズミと話ができるんか?

そりゃあもちろん、でき‥ませんよ。

せいぜい、

  • ネズ:「チュー」
  • 怪長:「チュー」

ってくらいでしょうか。

それでも、ネズミの言うことは分かりますね。

「もみじは甘いのだ」と。

うそだろ~そんなの。

いやいや、本当ですって。
ネズミに聞いてごらんなさいって。

「チュー」(訳:甘い)‥ほらね。 アホカ >

まあ、本当のことはさておき‥ ジョウダンハ サテオキ ダロ>

なぜ、もみじは甘いのか

‥ですよね。

メイプルシロップってご存知ですか?

「あっ!」ですよね。

カエデの冬の樹液を煮詰めてつくる、アレ。

メープル(カエデ)も
いろんな種類がありますが、冬になる前に、
糖分をため込むんですね。

樹液に糖分をため込むと、
木がしばれ(凍結)にくくなるわけです。

もみじも、カエデ類の一種ですから
仕組みとしては同じです。

もみじでなくても、
広葉樹は糖分をため込みます。

美味しいかどうかは別ですが。

もし、樹液の糖度が高くなかったら‥

氷点下30度以下に冷え込んだとき、
木が凍結して「バシッ!」と、
裂けてしまうのです。

というわけで、
ネズミはモミジの味を
知っているということです。

ほら、ネズミと人間はちゃんと
情報交換しとるやないけぇ~。

  • ネズ:「チュー」(訳:知ってるか?)
  • 人間:「チュー?」(訳:何を?)
  • ネズ:「チュー」(訳:カエデは甘いんよ)
  • 人間:「チュー!」(訳:ほんと!)

ってな感じでしょうか。

アルミ箔の巻き方は?

アルミ箔1

アルミ箔2
▲上の写真は幹の太さが直径1㎝くらいです。

ひとまきするだけ。

S氏によると、
「てきとうだぁ~」だそうです。

ネズミはあのキラキラが嫌いだそうです。

それに‥

かじってもおいしくないし。
食感も悪いだろうし。

S氏は、もみじのほか、
バイカウツギなどにも巻いています。

怪長のところでは
ツルウメモドキやナナカマド
など広葉樹はことごとく食べられました。

小さいミニ盆栽は野ネズミが通れない
小さな穴の開いたトレイに並べ、
上から同じトレイで蓋をする方法でOKです。
冬囲い2

ミニ盆栽の冬囲いと究極の野ネズミ対策|オホーツクの越冬方法

ところが、もう少し大きい鉢は
アルミ巻き作戦が最も効果的なのです。

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オホーツクのミニ盆栽は冬眠します|5ヵ月間は雪の下

オホーツクに本格的な冬が来ました。雪をかぶったミニ盆栽たちは長い冬眠に入ります。それは試練の始まりでもあります。雪解けは来年の4月中旬。それまでミニ盆栽たちは、どんな試練を乗り越えるのでしょう。

うっすらとミニ盆栽を覆う雪。寒そうですね~。
でも、オホーツクに住む人々にとって、この風景は暖かい風景なのです。
な、なんで?

オホーツクの木は寒さには強い

雪が降るときは空が雲で覆われています。地上の熱は雲に遮られてどこにも逃げず、気温は下がらないのです。
ところが、雲がない晴れた日は、放射冷却現象といって地上の熱がどんどん空に逃げて行き、気温はぐんぐん下がります。

12月にはいると、マイナス10度Cを下回るようになります。
ミニ盆栽の上には、まだ数十センチの雪しかありませんから、もろに寒さが襲います。

でも、このあたりで育つ木は平気なんですね~。これで枯れていたら周囲の山々の木々に笑われてしまいますよね。

それでも乾燥には弱い

問題なのは乾燥です。

気温が下がると待機中の水分はみんな凍って地上に落ちます。空気はカラカラに乾いています。

乾燥した空気がミニ盆栽にあたると、枯れる最も大きな原因になります。

ミニ盆栽を雪と風の当たらない小屋の中に入れたとしても、乾燥した空気はどこからでも入ってきて、ミニ盆栽から水分を奪い取っていきます。

雪の中は空気が動きませんから、乾燥していても水分が奪われ続けることがありません。氷点下で一定の湿度を保つのです。

つまり、雪はミニ盆栽を乾燥から守るのです。

もし、寒さに弱いミニ盆栽を持っていたら地下1m以下のところにムロを作って、そこで冬を越すのが安全策です。

年が開けて1月になると雪はどんどん降り積もります。もし、ミニ盆栽が軒下にあったらなら、屋根から落ちた雪で枝が折れたりします。

このため、雪の落ちて来ない場所を選んで囲いを作り越冬させます。

春の風からミニ盆栽を守る

囲いは雪が積もっている間は何の役にも立ちませんが、4月の中旬から雪が解けはじめ、ミニ盆栽が少しずつ見えるようになると威力を発揮します。

春の乾燥した風から守るのです。

春の風も乾燥していますし、風速が早いので、盆栽にとっては驚異です。

このころになると、新芽も膨らみ始めますが春の乾燥した風に当たると、そのままドライフラワーのように枯れてしまいます。

ミニ盆栽の周りの囲いがあるだけで相当違います。

春のからっ風は、5月の連休あけころまで続きます。すでに新しい葉がで初めて、枝にかわいらしい緑が増え始めますが、油断は禁物。
じっと風が止むのを待つのです。

会社が休みで時間はたっぷりあるのに「ミニ盆栽に触るのは待ちなさい!」というわけです。イライラ

3月に剪定しするとしたら

剪定は新芽が動く前が適期と言われていますが、オホーツクでそれをしようとしたら、深い雪をほっくり返さなければなりません。

できなくはありませんが、もしやったとしたら……ん~ん
・ミニ盆栽をひとつ掘り出すまでにヘトヘトに疲れる。
・剪定をしているうちに、人間がしばれる。
・かみさんに「なにバカなことしてんの」と言われる。
・野ネズミに「じゃまだ!」と言われる。
そんな感じでしょうか。

あ、野ネズミも3月末ころからミニ盆栽を狙っています。

野ネズミの被害はこちら
野ネズミは剪定の天才?|ミニ盆栽の樹形を一瞬で変える
防止対策はこちら
越冬中のミニ盆栽の最大の敵とは?|野ネズミ対策

に書いておきましたので、どうぞ。(^O^)

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ミニ盆栽の冬囲いと究極の野ネズミ対策|オホーツクの越冬方法

ミニ盆栽の越冬準備をしました。

怪長(ブログ管理人)の住んでいるオホーツクは
気温が氷点下20以下になる日もありますが、
ミニ盆栽たちは酷寒の冬を雪の中で越すのです。

ミニ盆栽の冬囲い

雪の下のメリット

以前書いた記事
ミニ盆栽はどう冬を越す?|まさか雪の下では…
で紹介しましたが、雪の下で冬を越す
最大のメリットは乾燥を防ぐことです。

気温が下がるほど大気中の湿度が下がるので
雪の屋外は乾燥して非常に危険というわけです。

雪も乾燥していますが、雪の中だと
風がないので、水分を取られずにすみます。

木の板で周りを囲むのは3月中旬から5月上旬の
雪解け時期の乾燥した風を防ぐため。

乾燥した風は5月の連休を過ぎるころまで
吹くので、連休が明けるまではこのままです。

寒くても枯れないの?

雪の中は常時、氷点下ですから
カチンカチンにしばれています。

それでもオホーツクの木は寒さで
枯れることはまずありません。

怪長のミニ盆栽はすべてこの地で育つ木
なので、ムロを持っていません。

ムロがないから寒さに強い木しか持たないのか、
寒さに強い木だけだからムロを作らないのか、
よくわかりませんが…(^_^;)

サツキなど酷寒の地で自生していない木は、ムロなど
寒さを防ぐ対策をとらなければ、越冬は難しいです。

屋外に小さな小屋を作っても、湿度が保てなければ
枯らししてしまうことになります。

オホーツクのムロとは?

怪長の先輩にサツキの盆栽をたくさん持っている方がいます。

その方のムロは地下2m(床の位置)まで
掘り下げて、上屋はビニールハウスです。

ビニールハウスの床は板張り、
ムロはさしずめ地下室といった感じです。

コンクリートの壁に囲まれて、冬の間は
サツキの盆栽はそこで眠ります。

2mまで掘り下げる理由は、オホーツクでは冬になると
地下1m近くまで土が凍結するからです。

2mまで掘り下げると屋外ほど温度が下がらず、
湿度も保てるので寒さに弱い木を守ることができます。

先輩のムロは広10畳ほど。

大きな盆栽がたくさんあるので、その分広さが必要ですが、
ミニ盆栽でも、ムロを作るとなると、北海道では大掛かりな
施設になるかもしれませんね。

上屋のビニールハウスも雪で潰されないよう
頑丈なものが必要になります。

究極の野ネズミ対策

冬を雪の下で過ごしたミニ盆栽は、乾燥と闘って生き延びても
雪解けのころに野ネズミに食べられてしまうことがあります。
越冬中のミニ盆栽の最大の敵とは?|野ネズミ対策
で対策を紹介しましたが、
その中で最も確実な方法を
今回、写真で紹介します。

園芸用トレイの網の目の小さいものを使用します。

ホームセンターで売っています。
冬囲い1

冬囲い2

野ネズミが通れない程度の穴があいているトレイに
ミニ盆栽を並べ、上から同じトレイを蓋をするように重ねます。

雪が降るまでは蓋をしないで、雪が降ってミニ盆栽を
覆う程度に積もったら、ずれないように蓋をしておくと、
野ネズミをシャットアウトできます。

雪が溶けて地面があらかた見えるようになったら蓋を外します。

いつもの年は10月末から11月にかけて冬囲いをしますが、
今年は半月ほど早く囲ってしまいました。

今年はいつもの年より寒いです。

ミニ盆栽の紅葉も終わってしまいました。

あとは、採取した種が来年の春に芽を出すのを
楽しみにしながら、ひたすら春を待ちます。

まだ、雪も降っていないのに…。

それにしても北海道の冬は長すぎますよね~。

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越冬中のミニ盆栽の最大の敵とは?|野ネズミ対策

Ueno zoo_17
Ueno zoo_17 / ajari

<このねずみちゃんは記事とは関係ありません。かわいいです>

ミニ盆栽の冬越しは寒さと乾燥から木を守るためにムロなどで管理します。
積雪寒冷地では寒さに強い地元の木はそのまま雪の下で冬越しをします。
雪は乾燥した風を防ぎ、温度の変化を和らげるのでミニ盆栽の越冬には欠かせない存在です。
ところが、冬の終わりころになると、野ネズミが雪の下の盆栽を食べにやってくるのです。
“越冬中のミニ盆栽の最大の敵とは?|野ネズミ対策” の続きを読む

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ミニ盆栽はどう冬を越す?|まさか雪の下では…

ミニ盆栽の冬囲いの様子です

ミニ盆栽の冬越しの方法は地域や樹種によって異なります。
雪が少なく、比較的温かい地方はムロが主流ですが、
雪の多い地方や氷点下20度以下になる地域の越冬方法は
そのまさかの雪の下です。
どうして…?

雪の下が良い理由

1 冬の乾燥した風に当たらない
2 気温の変化が少ない

怪長(ブログ管理人)の住んでいる道東の北見市は
12月から2月中旬まで氷点下10度以下の日が続きます。
寒い時は氷点下30度近くまで下ります。

気温が氷点下より下がるほど、空地中の水分が凍結し地上に落ちます。

そのため、冬の大気は非常に乾燥しています。
寒干しという言葉があるように冬の風に当てると
水分を奪われ乾燥します。

地上に落ちた氷は、知っている方も多いと思いますが
時にはダイヤモンドダストになってキラキラと輝きます。

そんな乾燥から、ミニ盆栽の木を守るには
雪の下に置くのが一番良いのです。

くれぐれも暖房の効いた家の中には置かないでください。
枯れます。

雪の下に置く方法

地面が凍結する前の10月下旬から11月中旬までに
鉢を肩まで地中に埋めておきます。
鉢の乾燥を防ぐためです。

鉢に土をかぶせてしまうと、
春になって掘り出した後で目詰まりを起こすので
鉢の半分程度まで埋まっていれば良いとお考えください。

枯れ葉を枝の下に敷き詰めておくとなおよいですが、
そのままでも構いません。

地中に埋めた鉢をブロックか板で囲い風を避けます。
上から板で覆うことはしません。

地面が凍結するまで週に1回程度、水をやります。

本格的な冬が来ると雪が積もりミニ盆栽を覆います。
雪が少ない場合は可能な限り周囲から集めて
ミニ盆栽にかぶせます。

冬越の絵
↑ 絵をクリックすると別窓で開きます。

ミニ盆栽が雪に完全に埋まったら冬越しの準備は完了。
春までひたすら待ちます。

厳寒の地で育つ木は寒さには強いのですが、
ミニ盆栽は乾燥した風に当たると枯れてしまいます。

春になるとまたもや試練

3月の中旬から雪が解け始めます。
すると雪の中でミニ盆栽の芽が動き始めます

4月中旬になると雪が解けてミニ盆栽が雪の下から
出てきます。

ここからがミニ盆栽の試練です。
春の風も乾燥しているからです。

冬になる前に囲っていた板が風よけに威力を発揮します。

5月に入ると気温が上がり、
囲いの中で葉が開き始めるミニ盆栽もあります。

「もう温かいから棚に移そう」と、思うのですが
そこをさらにこらえて春の乾燥した風が収まるまで待ちます。

乾燥した風が収まるのは5月の連休明けです。

周囲の野や山の草が育ち始めると空気が乾燥しなくなりますから
ミニ盆栽を棚に上げてください。

温かいのだから…と、侮(あなど)ると危険です。

怪長の失敗談

怪長は春のカラッ風を侮ったがために
一度に50鉢を枯らしてしまったことがあります。

春の風で枯れたミニ盆栽は、新芽が膨らんだまま枯れます。
いつまでたっても葉が開かないので「変だなぁ~」と思って
芽に触れてみて分かったのですが、
ドライフラワーになっていました。(T_T)

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