ミニ盆栽樹形のいろいろ|よくみる樹形

自然の中で生きる木には様々な樹形があります。盆栽は木の姿を再現しながらその木が育った自然環境や風景を連想させる力があります。樹形は最もそれを連想させるものなのです。さて、どんな樹形があるのでしょう。

直幹

直幹
大地にしっかりと根を張りまっすぐそそり立つ木の姿です。
最も人気のある樹形ですが、
素晴らしい直幹の盆栽はなかなか手に入らないものです。
大きな盆栽だと迫力があり、威厳もあり、力強さが伝わってきますが、
ミニ盆栽ではなかなかそれらしく仕立てるのは難しいですね。

それだけに直幹のミニ盆栽を仕立てられたら、嬉しいです。

直幹は、単に幹がまっすぐというわけではありません。
根張が四方にしっかりと張っていることが直幹の条件です。
木はもともと真っ直ぐ上に伸びるものですが、
木を支える根が片方に強く張り出していると自然に傾いてきます。

ですから、片根の直幹というのは自然界に存在しないのです。
片根の木をまっすぐに立てても「なにかしっくりこないなぁ~」
という印象を持ってしまいます。
それは、自然の姿ではないからです。

双幹

双幹
直幹とともに人気のあるのが双幹です。
同じ根から2本の幹が出ている木ですね。
力強い主幹と、それに寄り添う副幹。

主役と脇役、仲の良い夫婦ように協力し合う姿が
ほのぼのとした気持ちにさせてくれます。
副幹の小さい双幹は親子のように見えますので子持双幹とも呼ばれます。

主幹が副幹をかばうように、副幹が主幹に寄り添うように仕立てるのがコツです。
もし、二本が同じ太さ、大きさ、勢いだったら
互いに張り合っているように見えるので、あまり良い双幹とはいえません。

双幹風景
自然の山の中に双幹の風景を見つけました。
盆栽はこうした木を盆(鉢)にとりこみ風景を表現します。

三幹

三幹
三幹も双幹と同じようにひとつの根から幹が3本出ている樹形です。
言ってみればお父さんとお母さんと子どもの3人家族ですね。

双幹よりも賑やかで、枝が重なって邪魔をしないように
上手につくるといっそう温もりのある盆栽になります。

このほかに、自然の森の中には4幹、5幹、6幹と幹の多い樹形があり
「株立ち」とも呼びますが、盆栽で再現してもいいと思います。

偶数の幹はあまりよくないという方もいますが、
自然はそのようなことを気にしません。

懸崖・半懸崖

懸崖1
懸崖2
そそり立つ崖にしがみつくように
斜め下を向いて育つ木の姿を懸崖といいます。
上の写真が懸崖、下が半懸崖です。

空中にせり出し木の先端が根本より下にあるのが半懸崖、
先端が鉢底よりも下にあるのを懸崖と言っています。

通常、木は太陽の方に向かって伸びるものです。
それが下に向かって育つというのは、
厳しい条件の中で育ったことを物語ります。
木の生命力、力強さ、粘り強さを感じさせてくれるので
人気のある樹形です。

模様木

模様木
直幹や双幹、懸崖のように“こういう形”という
定義がないのを模様木といいます。

「立木」(たちき)という言葉を聞いたことがあると思いますが、
模様木とは立木のことを指します。

自然の中に普通に身近にある樹形なので盆栽でも最も多い樹形です。
根張りがあまり良くない、幹の途中にくせがあって直幹になりにくいとか、
懸崖にもなりにくいという木は無理に樹形を作らずに
あるがままの姿を活かすのも自然に逆らわない方法です。

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