野ネズミは剪定の天才?|ミニ盆栽の樹形を一瞬で変える

写真の作者:smallcopperさん【これはカサネズミ】

ミニ盆栽を強剪定するにはちょっと勇気が要りますよね。
ところが野ネズミはいとも簡単に強剪定をして見事な樹形を作ってくれます。
「また、冗談を」と、思う方が多いと思いますが‥

ミニ盆栽と野ネズミの関係

これが、天才剪定師・野ネズミがつくりだしたミニ盆栽です。
ミニ特、超ミニ盆栽1
ミヤマナナカマド
樹高5㎝、樹齢10年

野ネズミにミニ盆栽を食べられ愕然

2007年の4月のことでした。
雪が溶けて、雪の下で冬の間眠っていた盆栽たちが顔を出しました。

やっと春が来たと思いながら冬囲いの中の盆栽たちを見てみると、
マッチの軸をばらまいたように、白く枯れた細い棒がそこら中に散乱していました。
おびただしい数でした。

手にとってよく見ると、どうも枯れ枝のようです。
おかしいなと思い、鉢をよく見てみると、目を疑う光景が…。

200鉢ほどあったミニ盆栽の7割がすべて無残な姿になっていました。
枝は一本もなく切り株のようになっていました。
中には幹そのものもない鉢もありました。

higaiato
の中は食べられた枝が散乱しています
の先の白い幹は皮を食べられた木

悪い夢でも見ているような気分でしたが、紛れもない現実です。
「なんで…」と、理由もわからず放心状態でしたが、しばらくして
「あ、野ネズミだ」と気が付きました。

怒りで頭が爆発しそうになりながらも、じっと動かず野ネズミを探しました。

しばらくすると、物置の床下から体長5㎝ほどの野ネズミが…。

「ぬっ。許さん!あいつを絶対に捕まえてやる」と思いながら観察していると、
なんと体長2、3㎝のめんこい子ネズミもいるではありませんか。

怒りと可愛らしさが入り混じって、なんとも表現できない気持ち。
しばらく、自分の感情と格闘しておりましたが、
ついに子ネズミの可愛らしさに負けてしまいました。

「あきらめるか…いちからやり直し!」

無事だったアカエゾマツとイチイ、数本のカラマツを残して
すべて鉢から抜き出して、まとめて1カ所に並べておきました。

捨てたつもりでいたのですが、
なんとな~く、供養のつもりで毎日水をかけていました。

「そういえば、先輩が土用の丑の日まで捨てるのは待てと言っていたなあ~」
そんなことを考えながら、諦め半分で待っていました。

土用の丑の日とミニ盆栽の話はこちら⇒
なぜ枯れた?ミニ盆栽|水をやっていたに…どうすれば

いやはや、

経験を積んだ先輩の言うことは凄い

野ネズミに食べられて無残になった幹から新芽が吹いてきたのです。
それも、被害にあったミニ盆栽の半分は復活しました。

もちろん、もとの樹形とはまったく違って樹高は低く幹は太く。
「このまま新芽を大切に伸ばしたら前よりもいいミニ盆栽になるかも…」

ということで「野ネズミさん、あなたは偉い!」

あ、だからといって毎年食べてもらおうとは思っていませんよ。
誤解のなきよう…。^^;

なぜ、野ネズミは盆栽を食べる?

冬は野山に食べるものがないからです。

少し雪が溶け始めると、地面と雪の間に隙間ができます。
そのわずかの隙間を伝って野ネズミは樹の根元まで来ます。
木を登って柔らかい皮を食べますが、山の樹の根元は皮が厚く
食べにくいんでしょうね。

そこで、ミニ盆栽の冬囲いの木のところまで来ます。
冬囲いの木と雪の間にも隙間がありますから、
野ネズミは囲いの中に入り込み、後は食べ放題です。

boke
皮を全部食べられたボケ。新しい葉も出てきた

最後に
野ネズミの極限の強剪定で生まれ変わった
怪長(ブログ管理人)の作品をご覧ください。
というほどいいものではありませんが。
やまもみじ3

ヤマモミジ3
どちらもヤマモミジのミニ盆栽です
こちらのページにもあります⇒ミニ盆栽のブログ展示会|管理人の作品です

スポンサード リンク


【ミニ盆栽の基礎講座】毎朝5時配信の無料メルマガ


ミニ盆栽の基礎講座をメールで毎朝、お届けします。
無料です。
用語集と失敗談特集のPDFもプレゼントしちゃいます。
詳しくはこちらをクリックしてね (^^♪

こんな記事もあります

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。