畑の土を鉢に入れるとなぜダメなのか

▲盆栽には必ず用土を使いましょう

怪長の失敗談特集でも書きましたが、
「畑の土を鉢に入れていた」というのは アウト!なのです。

木は大地で育つのに
大地と同じような土を鉢に入れるとなぜいけないのか‥‥。
そんな疑問、湧いてきますよね。

理由は‥

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鉢の中と大地とでは根の周りの環境が違うから

大地は深いところまで土がつながっています。

なので降った雨が地面の深いところまで浸透します。
地表から地下に向かってゆっくりと動いています。

ところが、
鉢は水が抜けていくところがありません。
鉢で囲まれていますからね。

水がたまりやすいのです。

そこに、粒の細かい畑の土を入れるとどうなるか。

鉢の底に穴が開いていても、
水は抜けていきません。

水が動かずに同じ場所にとどまっていることになります。
地面深くに張った木の根は常に濡れています。

「常に濡れている」という点は同じですが、
大地の水は静かに動いて新しい水が根の周りに供給されます。

新しい水は酸素を含んでいますから、
根の呼吸を助けてくれます。

ところが、鉢の中に畑の土を入れると水が動きませんから
酸素を根に供給することができなくなります。

酸素がないと、何が起きるか‥ですよね。

嫌気性微生物が増える

嫌気性微生物という
酸素を嫌う微生物の仲間が増え始めます。

嫌気性微生物は畑の土の中に含まれる
肥料など有機物を分解するのですが、
その際にガスを放出します。

メタンとか酸化イオウ系のガスです。

なんだか、難しくなってきましたが、
要するにこれは「腐る」という現象なのです。

私たちが「くさい!」って顔をしかめる
あの腐敗臭の素が嫌気性微生物の出すガスです。

このガスが根を弱らせてしまいます。

なので、粒の細かい粘性のある畑の土は
鉢の中に入れるとアウトなのです。

畑の土が畑にあっても問題が起きないのは
大地の水が動いているからなのです。

盆栽用の土「用土」で最も重要なのが「水はけ」です。

用土を篩(ふるい)にかけて粒をそろえたり、
「微塵」という細かい粒を取り除くのは
目詰まりを防いで水を動かし、
根の周りを腐らせないようにするためなのです。

質問・回答コーナー

【Q】地面にある幼木を鉢に植える時、
根についている土は残しておくのですか
それとも、取り除くのが良いのですか?

【A】取り除いてください。
花畑に生えた幼木ならすべて取ってください。

細かい砂程度の粒の土なら少し残っていても大丈夫です。
バケツに水を入れて軽くゆする。

ホースのシャワーをサッとかけて落とす。

粘土のような土ならきれいに取り除いてください。
臭いをかいでみて腐敗臭いがするようなら
きれいに洗い流してください。

※理由はお分かりですね‥。
嫌気性微生物を繁殖させないためです。

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