ミニ盆栽の素材づくりに重要な根の整理

初心者のころは根も剪定するということを知らなかった怪長(ブログの管理者)。
良い盆栽になるはずの素材も根の整理をせずに植え替えを続けていると、
後になって困ることになります。
そこで、植え替えをする時に行う根の剪定のことをお伝えします。

根の構造と木の構造は似ている

木には幹と枝があり、枝は先に行くほど細い小枝になって広がっていきます。
不思議なもので、根も同じように

  • 1最も太い中心の根(幹)
  • 2四方に張る太い根(主な枝)
  • 3太い根から広がる細かい根(小枝)

の構造になっています。
木と根イメージ
もし、地中に岩盤や岩がなく、根がすくすくと伸びることができるなら、木と同じように伸びていくでしょう。
実際は岩などを避けて曲がりながら根が広がります。

盆栽にする木は、幼木のうちに1の最も太い根を取り除いて2四方に張る太い根と、3の細かい根を育てます。
太い根の根元が木の幹の一番下の「根張り」になっていきます。細かい根が水と養分を吸収する根の本体にになります。

根の整理をしないとどうなるか

植え替えの時に、根をただ短くするだけでは、絡んだり、太く長く伸びる根ができて、それが樹形にも影響します。
細かい根が増えないので、木が元気に育ちにくくなり、鉢を小さくすることも難しくなります。

根の整理は、剪定と似た意味があります。

  • 1絡んだり、重なる枝を切る
  • 2徒長した根を切り、ほかの根の生長を促す
  • 3根全体の形のバランスをとる

植え替えるときに根をほぐす

鉢から木を外すと、根が鉢の縁にびっちりと生えています。
底にあった用土を押しのけて、根が走っている様子がすぐわかります。

はさみで2、3カ所、縦に切れ目を入れると、絡んだ根も解けやすくなります。
植え替えをする時は、鉢の中を乾き気味にしておくと作業がしやすくなります。

鉢の上の方の縁をピンセットや棒で、
根を痛めないようにほぐしながら用土を取り除いていきます。

根を乾燥させないように、霧吹きで湿らせながら作業します。

根を剪定する

ある程度ほぐれたら、木の真下の根を切ります。
太い根があれば切ります。
太い根を切る際は、幹の直径の1・5倍ほどの長さを残しておきます。

交差している根をほぐして、重ならないように向きを変えます。
向きが変えられない時は、どちらかを切ります。

根の整理をしながら植え替えると、細かい根が増えてきます。
根全体が小さく見えても、ボリュームのある根に仕上がっていきます。

木の大きさの割に鉢が小さい盆栽を見たことがあると思いますが、
こうした盆栽は、根の整理を丹念に行っているのです。

徒長根は切る

勢い良く伸びた根を徒長根といいます。
徒長枝と同じで、そのまま放置すると強い根と弱い根ができてしまいます。
根と木の姿はよく似ていて、剪定の考え方もほぼ同じです。
細かい枝を増やすように、根も細かい根を増やすために徒長根は切っておきます。

横に伸びる根を育てる

中心に向かって伸びる根は、ほかの根と交差しやすいので切ります。
上に伸びる根も切ります。下に伸びる根も切ります。枝の剪定と同じですね。
ただ、根の場合は幹に当たるものがありません。
根元か八方に根張ができるよう、樹の根元から放射状に横に伸びる根を大事にします。

根は、植え替えが終わってしまうと鉢と用土に隠れてまったく見えませんが、これを疎かにすると数年後に困ったな~と悩むことになってしまうので、根の整理をお忘れなく。(^^)

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