オホーツクのミニ盆栽に雪が降りました

 

雪虫が飛んでいたと思ったら、はい、雪が降りました。
オホーツクのミニ盆栽にも白い綿帽子。もうすぐ冬です。
厳寒の地のミニ盆栽はどんな冬支度をするのかチラッとご紹介しますね。

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冬のミニ盆栽の3つの危険

オホーツクの内陸は冬になると
気温が氷点下20度まで下がります。

水分のあるものは、カッチカチにしばれます。

気温が下がると、大気中の水分が凍って
地面に落ちてカラカラに乾きます。

冬の乾いた風がミニ盆栽に吹き付けると
水分を奪ってしまうのです。

寒さと乾燥

冬はこの2つが危険なのです。

で‥‥‥もうひとつは?

野ネズミです。

野ネズミはふだん、森の中にいますが
3月になると動き始めます。

雪と地面の間にはわずかな隙間があって
そこを通って移動しながら木の根元に来ます。

ミニ盆栽のある庭にも来るのです。

そして、ミニ盆栽を食べてしまうのです。

寒さ、乾燥よりも
もしかしたら強敵かも知れませんね。

寒さと乾燥を防ぐには

寒さと乾燥を防ぐ方法があります。

それは、雪の下に置いておくことです。

まず、地面にミニ盆栽の鉢を並べる。

次に、何もしない‥‥‥‥。

‥‥‥‥

‥‥‥‥

えっ? そ、それで終わり?

はい、それで終わりです。

あとは、雪が少しづつ積もって
ミニ盆栽を埋め尽くします。

そうすると、風に当たらず
気温の変化も緩やかになります。

もともと、オホーツクの木は
寒さに強いですから、これでOK。

少し心配なら、
地面が凍結する11月下旬までに
鉢の半分くらいが埋まる程度にしておくと
完璧です。

その時に忘れないようにするのが
風よけの塀を作ること。

高さは盆栽が隠れる程度で十分です。

こんな感じ
オホーツクの冬支度の写真

12月の中旬になっても雪が降らない時は
注意が必要になります。

なるべく、周囲から雪を集めて
かぶせるようにします。

雪解け時期の野ネズミ対策

3月になると雪が解け始めます。

とはいっても、
日中の気温がプラスになるので
その分が少しずつ解けるという程度。

ミニ盆栽はまだまだ雪に覆われています。

その時に、野ネズミがやってきます。

雪が積もっているので、
一見、何も変わりはないように見えますが、
地面と雪の間に隙間ができているのです。

野ネズミはその隙間を通って
ミニ盆栽のところに来ます。

そして、木を食べていきます。

カエデ、モミジ、ボケなど広葉樹が好きですね~。

針葉樹はあまり食べません。
アカエゾマツ、トドマツは嫌いみたいです。

でも、怪長の好きなカラマツは
けっこう食べられます。

雪が解けてミニ盆栽が見えるようになると
被害状況が分かる‥‥‥‥あぁ。

大丈夫かなかな~。

ということで
究極野ネズミ対策はこちら
越冬ミニ盆栽のもみじを野ネズミから守るアルミ箔

ミニ盆栽の冬囲いと究極の野ネズミ対策|オホーツクの越冬方法

雪が解けたらまたもや試練

寒さと乾燥、強敵の野ネズミに耐え
雪の中から元気な姿を見せたミニ盆栽は
それで安心!

というわけにはいきません。

春の空っ風が待ち受けています。

春は、野山の草がまだ繁っていないので
空気が乾燥しています。

風も強いので、
「温かくなった」と思って棚に上げると
春の空っ風で一気に枯れることがあります。

オホーツクの内陸では5月の連休明けまで
ミニ盆栽は地面の上に置いてあります。

そのまま、春の植え替えが必要な鉢は
次々と植え変えていきます。

春まで半年‥それでも木は生きている

雪が積もったら、水はあげません。
雪を溶かしてしまうので。

12月から翌年の4月中旬まで
ミニ盆栽は水なしで過ごします。

雪が解けて鉢が露出したら
水をあげます。

風で乾いたら困りますので‥‥‥‥

それにしても、木はえらいですよね。
水なしで半年、寒さの中で生きているのですから。

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越冬中のミニ盆栽の最大の敵とは?|野ネズミ対策

Ueno zoo_17
Ueno zoo_17 / ajari

<このねずみちゃんは記事とは関係ありません。かわいいです>

ミニ盆栽の冬越しは寒さと乾燥から木を守るためにムロなどで管理します。
積雪寒冷地では寒さに強い地元の木はそのまま雪の下で冬越しをします。
雪は乾燥した風を防ぎ、温度の変化を和らげるのでミニ盆栽の越冬には欠かせない存在です。
ところが、冬の終わりころになると、野ネズミが雪の下の盆栽を食べにやってくるのです。
“越冬中のミニ盆栽の最大の敵とは?|野ネズミ対策” の続きを読む

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野ネズミは剪定の天才?|ミニ盆栽の樹形を一瞬で変える

写真の作者:smallcopperさん【これはカサネズミ】

ミニ盆栽を強剪定するにはちょっと勇気が要りますよね。
ところが野ネズミはいとも簡単に強剪定をして見事な樹形を作ってくれます。
「また、冗談を」と、思う方が多いと思いますが‥

ミニ盆栽と野ネズミの関係

これが、天才剪定師・野ネズミがつくりだしたミニ盆栽です。
ミニ特、超ミニ盆栽1
ミヤマナナカマド
樹高5㎝、樹齢10年

野ネズミにミニ盆栽を食べられ愕然

2007年の4月のことでした。
雪が溶けて、雪の下で冬の間眠っていた盆栽たちが顔を出しました。

やっと春が来たと思いながら冬囲いの中の盆栽たちを見てみると、
マッチの軸をばらまいたように、白く枯れた細い棒がそこら中に散乱していました。
おびただしい数でした。

手にとってよく見ると、どうも枯れ枝のようです。
おかしいなと思い、鉢をよく見てみると、目を疑う光景が…。

200鉢ほどあったミニ盆栽の7割がすべて無残な姿になっていました。
枝は一本もなく切り株のようになっていました。
中には幹そのものもない鉢もありました。

higaiato
の中は食べられた枝が散乱しています
の先の白い幹は皮を食べられた木

悪い夢でも見ているような気分でしたが、紛れもない現実です。
「なんで…」と、理由もわからず放心状態でしたが、しばらくして
「あ、野ネズミだ」と気が付きました。

怒りで頭が爆発しそうになりながらも、じっと動かず野ネズミを探しました。

しばらくすると、物置の床下から体長5㎝ほどの野ネズミが…。

「ぬっ。許さん!あいつを絶対に捕まえてやる」と思いながら観察していると、
なんと体長2、3㎝のめんこい子ネズミもいるではありませんか。

怒りと可愛らしさが入り混じって、なんとも表現できない気持ち。
しばらく、自分の感情と格闘しておりましたが、
ついに子ネズミの可愛らしさに負けてしまいました。

「あきらめるか…いちからやり直し!」

無事だったアカエゾマツとイチイ、数本のカラマツを残して
すべて鉢から抜き出して、まとめて1カ所に並べておきました。

捨てたつもりでいたのですが、
なんとな~く、供養のつもりで毎日水をかけていました。

「そういえば、先輩が土用の丑の日まで捨てるのは待てと言っていたなあ~」
そんなことを考えながら、諦め半分で待っていました。

土用の丑の日とミニ盆栽の話はこちら⇒
なぜ枯れた?ミニ盆栽|水をやっていたに…どうすれば

いやはや、

経験を積んだ先輩の言うことは凄い

野ネズミに食べられて無残になった幹から新芽が吹いてきたのです。
それも、被害にあったミニ盆栽の半分は復活しました。

もちろん、もとの樹形とはまったく違って樹高は低く幹は太く。
「このまま新芽を大切に伸ばしたら前よりもいいミニ盆栽になるかも…」

ということで「野ネズミさん、あなたは偉い!」

あ、だからといって毎年食べてもらおうとは思っていませんよ。
誤解のなきよう…。^^;

なぜ、野ネズミは盆栽を食べる?

冬は野山に食べるものがないからです。

少し雪が溶け始めると、地面と雪の間に隙間ができます。
そのわずかの隙間を伝って野ネズミは樹の根元まで来ます。
木を登って柔らかい皮を食べますが、山の樹の根元は皮が厚く
食べにくいんでしょうね。

そこで、ミニ盆栽の冬囲いの木のところまで来ます。
冬囲いの木と雪の間にも隙間がありますから、
野ネズミは囲いの中に入り込み、後は食べ放題です。

boke
皮を全部食べられたボケ。新しい葉も出てきた

最後に
野ネズミの極限の強剪定で生まれ変わった
怪長(ブログ管理人)の作品をご覧ください。
というほどいいものではありませんが。
やまもみじ3

ヤマモミジ3
どちらもヤマモミジのミニ盆栽です
こちらのページにもあります⇒ミニ盆栽のブログ展示会|管理人の作品です

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