枯れたミニ盆栽と土用の丑の日

▲色づいたナツヅタ

先日、サギにあいました。

さいわい、犯人はすぐに逮捕されました。
その姿がこれです。

サギ逮捕の瞬間

 

また、つまらないことを書いてしまいました。( ;∀;)

怪長の庭では
ナツヅタがもう紅葉しています。

ワインレッドの葉がとてもきれいですが、
去年より4日早く、秋が来てしまいました。

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オホーツクではサギ草が咲いたらすぐ秋が来る

サギ草は夏の花ですが、
オホーツクではサギ草が咲いたらすぐ秋が来ます。

1年のうち11月~3月までの5カ月は冬ですから
残りの7カ月で春、夏、秋が急ぎ足で過ぎていきます。

 

ということで、

「何でいまごろ土用の丑の日?」

ですよね。

 

ウナギ、ウナギと大騒ぎしてから
もう2カ月以上も経っているのに‥‥‥。

季節の変わり目で
ふと、思い出したのです。

 

土用の丑の日まで待つ‥‥

怪長が盆栽を始めたばかりのころのお話です。

‥‥‥‥‥‥‥‥

‥‥‥‥

5月上旬の空っ風で
ツルウメモドキが枯れてしまいました。

まるい緑色の新芽が開きかけて、
かわいらしくなっていたのですが、

いつまでも葉が開かないので変だと思って
よ~く見ると、緑色のまんま枯れていました。

ミニ盆栽のドライフラワーになったわけです。

 

捨てるには忍びないし、
鉢に入れたまま水をやるのもむなしいし‥‥‥。

「あぁ、困った」と思いながら
鉢を持って庭をうろうろしていると、
先輩がふらっと現れました。

 

先輩‥‥「なした?」

「あ、いや、枯れちゃったもんで」‥‥‥怪長

「あ~あ。それな、すっぽり抜いてそこに置いてほったらかしとけ」

 

先輩は

植え替えた後の古い用土の山を指さして言うのです。

「土用の丑の日までな。たま~に水やればいいから」

そういって、帰っていきました。

 

鉢から抜いた枯れ木を
古くなった用土の山の上にポンと置いて
たまに水をやって‥‥‥‥

で‥‥土用の丑の日にウナギを食べる。

「なして‥‥?」

さっぱり意味が分かりませんでした。

「捨てるわけではないから、ま、いいか」

そう思いながら、数日後には
水をやるのすら忘れておりました。

ウナギを食べると枯れた木が復活する?

それから、2か月後。

土用の丑の日がやってきました。

ウナギを食べる日ですから、
土用の丑の日は忘れません。

夜食にウナギを食べながら、
「あ、そういえば‥‥あれ」

翌朝、ほったらかしていた
ツルウメモドキを見てみると‥‥‥。

 

「おぉ!!」

幹の根元から小さい芽が出ているではありませんか。

 

ビックリです。

ウナギを食べると盆栽が復活する‥‥‥

「そういうことだったのか!」

 

なんか、違うような気がしますね。

当時は、さっぱり意味が分かりませんでした。

でも、今は分かります。

 

こういうことです。

空っ風が吹いて枯れたのは、
元々、根が弱っていたためです。

ほかのツルウメモドキは元気でした。

根が弱っているので、
風に負けてしまったのです。

枝も幹も枯れていました。

ところが、弱った根の中に
少しだけ元気な根があったのです。

鉢をそのまま土の上に置くと、通気性は抜群です。

かといって、
根の底の土に触れているところは、
そう簡単には乾きません。

わずかに残った根が元気を取り戻して、
根伏せをしたような状態になった‥。

というわけです。

 

先輩の言葉から教わったのは次の3つ。

1、普段から根を元気にさせておく

2、枯れたと思っても諦めない

3、根を元気にさせるには通気性を重視する

土用とは復活の日のこと

ところで、土用の丑の日って何でしょう?

土用というのは、
立春、立夏、立秋、立冬

この4つの日の前、約18日間のことです。

 

 

丑の日 とは

干支の12支の「丑」にあたる日で
方角や、月、日を数えるのにも使われます。

例えば、立夏の前の18日間に
丑の日は1回か2回あることになります。

ちなみに2016年は
7月30日が立夏の前の土用の丑の日でした。

 

 

2016年のうち、土用の丑の日は

冬 1月20日、2月1日
春 4月25日
夏 7月30日
秋 10月22日 11月3日

けっこうありますね。
ウナギをあと2回、食べられます。 ニタッ ( ̄▽ ̄)

 

さらに、おもしろいことに
土用とは、中国の五行思想の「土行」に当ります。

木行、火行、土行、金行、水行 の5つがあって
このうち「土行」は‥。

‥‥‥‥

‥‥‥‥

なっ、なんと、

「季節の変わり目」の象徴。

植物の芽が地中から発芽する様子が元となり、
万物を育成・保護する性質を表す。
※ウィキペディア参照

古く中国の人たちは、知っていたのですね。
復活する日のことを。

先輩も知っていたのですね。

「土用の丑の日まで待て」なんて、

なにか騙されているような気もしていましたが、
そのころに復活する、という意味だったのです。

サギ草咲いて秋が来る

自然は本当に不思議で面白いです。

ところで、

盆栽の土のことを用土というのは、
土用となにか関係があるのでしょうか?

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ミニ盆栽の素材の見つけ方ーその3・購入したら‥

 

ミニ盆栽の素材の見つけ方は

これまで

1回目は、種を探そう
2回目は、幼木をみつけよう

でしたね。

今日は3回目。

偶然見つけたミニ盆栽を衝動的に買いたくなる

ミニ盆栽の素材を購入できるのは

・盆栽の展示会
・盆栽の専門店
・ホームセンターなどのお店
・お祭りの縁日
・ネットショップ

だいたいこの5つです。

ネットショップ以外は
その場で鉢を見ることができますね。

展示会や専門店だと

その場に詳しい人がいるので
いろいろ聞いてみることもできます。

でも、

ホームセンターとか専門店でない場合は、
店員さんもよく分からないことがあります。

もし、買い物に行った先のお店で
ミニ盆栽を見つけたら‥‥

買おうと思っていなくても、気になりますよね。

木の形や種類、鉢の色や形、
価格も気になりますね。

「育て方とか、よく分からないけどほしいな~」とか、

「剪定したら、いい形になるかも‥‥」とか、

いろいろ思っているうちに、
無性に買いたくなることってありませんか?

ホームセンターから帰って来たら
買ってくるはずの買い物をしないで
ミニ盆栽だけ買って帰ってきた‥‥‥‥とか。

怪長は1度ありました。

紅紫檀だけ買って帰ってきて
カミさんに「あれはどしたの?」と聞かれて
また買い物に行ったことがあります。

‥‥‥‥

あ‥‥話が飛びましたね。

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購入する前に見るべき2つのポイント

そんなときでも、
購入する前にちょっとだけ
見てほしいところがあります。

それは、用土と根です。

用土は土の粒がしっかりしているか
崩れていないか

根は、鉢の底の穴を除いて
穴から根が出ているかいないか。

この2点です。

その年の春に植え替えをした鉢は
用土の粒がしっかりして崩れていません。

用土が崩れていたり
詰まっていて古そうに見えるのは
春に植え替えをしていないことが多いです。

春に植え替えをした鉢は
購入してから植え替えすると
1年に2度植え替えすることになります。

これは木のストレスになるので
翌年の春に植え替えをします。

植え替えをしていない鉢は
購入した時期が6月ころでしたら
植え替えてあげる方が元気になります。

根が鉢の底からチラッと出ていたら
植え替えした方が良いのですが

購入した時期が夏とか秋なら
翌年の春まで待った方がいいです。

根張りと幹の立ち上がりを見る

次に見るべきところは
根元と幹の立ち上がりです。

根が四方に張っているのが理想ですね。

片方にだけ張っているときは
幹の立ち上がりを見てください。

根に近いところに曲がりがついていれば
わりと良い素材といえます。

幹に曲がりがなく、
真っ直ぐに伸びていて途中に枝がないのは、
良いミニ盆栽にするのに時間がかかります。

土と根と、幹の下の方を見て合格なら
枝振りとか、葉の付き具合とかを見ていきます。

鉢を手にして見る順番は?

この順番を逆にしてしまうと
悩みも一緒に購入してしまうことになるので

土 ⇒ 根 ⇒ 幹 ⇒ 葉と枝振り

の順で見ていくと、

良い素材かどうか、
だんだん見分けがつくようになります。

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ミニ盆栽の根を増やすにはどんな用土がいいの?

 

今日は「根を増やすにはどんな用土がいいの?」
ということについて、お伝えします。

結論から言うと「粒状の土を使う」です。

すでに、ミニ盆栽をしている人にとっては
常識ですね。

でも、なぜ粒状の土が良いのか‥。
ちょっとだけ考えてみましょう。

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根が伸びる条件には3つある

1、暗いところ
2、湿度のあるところ
3、空気があるところ

です。

粒状の土を使うことで、
粒と粒の間に隙間ができます。

水は隙間から外に抜けるので
空気が通りやすくなります。

同時に、
粒状の土の中に浸み込んだ水が
隙間の湿度を保ちます。

鉢の中の土が畑の土のように小さい粒だと
通気性を保つことができず、
空気がない状態になります。

鉢は大地のように無限に広くはないので
普通の土を使うと空気が通らなくなります。

空気が通らないと、
根に酸素が補給されず腐ってきます。

このため、
用土にとって最も大切な条件は
3の通気性になります。

微塵を残すと通気性がなくなる

水を好む木と、それほどではない木があるので
粒の大きさや、赤玉土と桐生沙の配分を変えますが、
通気性を保つことはどの木にも当てはまります。

ところが、
ふるいにかけて粒を整えた用土でも
微塵が含まれています。

用土がぶつかり合ってできた粉ですが、
これを残しておくと、用土の隙間が詰まり、
通気性が損なわれます。

なので、
植え替えをした後は
鉢底の穴から水が流れ出るまで
ジョウロで水をかけ続けて微塵を
鉢の外に排出しなければなりません。

植え替えした後の水は
最初は薄茶色に濁っていますが、
水をかけ続けると透明になります。

透明になったら
微塵が排出されたということなので
植え替えが完了したことになります。

微塵は、用土が濡れて数時間経つと
外に流れ出なくなります。

なので、この作業は植え替え後すぐに
やっておきましょう。

微塵を取り除く作業をしておかないと
せっかく粒状の用土を使っても
目詰まりを起こしやすくなります。

ということで、
根が増える用土の条件は

・粒状の土を使うこと
・微塵を取り除くこと

でした。

ザルに植えると根が増えるってほんと?

本当です。

怪長のブログにも載っているので
知っているかもしれませんね。

根は明るいところでは発根しません。

通常は鉢に植えるので
この点を考えることはないのですが、

ザルに植える場合は
ザルは周りが穴だらけですから
根が伸びると明るいところに出てしまいます。

すると、発根が止まって
別のところから新しい根を出そうとします。

根を増やすには効果的な方法ですが、
乾きやすいので湿度を保つのが難しいです。

怪長のようなサラリーマンには
水の管理が難しいのですが、
機会があったら試してみてください。

根が増えて、幹が早く太くなります。

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木と根のバランスは‥植え替えで保つ

木を小さく育てるには
木と根のボリュームを同じに保つのが大切ですが

では、どうすれば
木と根のボリュームを同じにできるのか
についてお伝えします。

その方法とは植え替えです。

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植え替えの重要な2つの目的

植え替えの目的は

・根を切ること
・根が育つ環境を鉢の中に作ること

この2つです。

植え替えの時期は、
新芽が動き出す少し前です。

「新芽が動く」というのは
新しい小さな芽が開き始めることをいいます。

早春ですね。

本州なら2月、3月になります。

北海道のように寒い地域なら
それより1カ月ほど後になります。

新芽が動く前の木は
幹と枝しかありませんから
根は少しあればよい、ということになります。

根を切って細かい根を増やには用土が肝心

新しい細かい根を増やすためです。

でも、根を切っただけでは
細かく新しい根は増えてくれません。

そこで、
植え替えをする前には
鉢に入れる用土の準備をします。

用土で最も大切なのは
保水力と通気性の両方を備えていることです。

基本的には
赤玉土と火山礫(桐生砂など)を用意します。

ふるいにかけて粒の大きさを
2~3ミリにそろえておきます。

配分は赤玉土と火山礫が
7:3(針葉樹向け)、
8:2(広葉樹向け)

樹種によって違いがあります。

ツツジ類は、鹿沼土、
水を好む木は赤玉土を配分を多くします。

次に、根を切ります。

鉢から根を抜いてほぐすと
根がたくさんついています。

枯れて黒くなった根はもちろん、
太く伸びた根や、古くなった根は
ばさっと切り落とします。

細かい根もついていますが
それも一緒に切り落とします。

半分くらいは切ります。

「そんなに切って大丈夫?」

と思うほど切っても大丈夫です。

特に、太くて長く伸びた根は
根の付け根から取り除いてください。

重要なのは幹の真下にある根です。
そこに、細かい根が増えるように
幹の真下の古い土は取り除いておきます。

太い根は木を支えるのが役目なので
水や養分をほとんど吸収しないので切ります。

木を大地(鉢)に固定する役割は
根ではなく針金に任せることにします。

・用土を準備する
・根を切る

このふたつを同時にするのが
植え替えです。

先に育つのは根か?それとも葉か?

前回の第13回
「木を小さく育てるためには‥」では
根と葉の関係もお伝えしましたね。

葉が増えると根が育ち、
根が育つと葉が増える、
という関係にあります。

卵が先か鶏が先か‥みたいな感じですが、
ほぼ同時に増殖が進みます。

根を伸ばしては葉を増やし
葉を増やしては根を伸ばす。

木は、これを繰り返しています。

植え替えが終わると
新芽が開いて葉が増えます。

同時に、根の傷も治り根が伸び始めます。

根がないのに葉が開く、
葉が開いていないのに根が伸びるというのは
前の年の冬になる前に力を蓄えているからです。

枝葉が増えたら根も増える

夏になるまでに、
葉が増えて木はひと回り大きくなります。

木はもともと、枝、幹、葉のボリュームと
根のボリュームを同じにしようとします。

なので
葉が増えてボリュームが増してきたら
鉢の中の根も増えていると思ってください。

葉が増え過ぎるようなら芽摘みをしたり
徒長枝を切り戻すこともします。

樹種によって
切る時期や場所に違いがありますが、
枝が伸びすぎないようにするのが基本です。

これをさぼると
太くて長い根ができたりします。

根はふだん、見ることができません。
剪定をこまめにするわけにもいきません。

なので、
1年か2年に1回の植え替えの時に
しっかりと根を整理して切っておく
ことが大切になります。

それから、
忘れてはいけないのが用土ですね。

用土に求められることは
この記事でお伝えします
⇒ 工事中です。

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通気性、排水性、保水性、保肥性の違いって?

 

今日は、通気性、排水性、保水性、保肥性について
どう違うのか、解説します。

前回、ミニ盆栽通信第2回では
赤玉土がこの4つの性質に優れている
というお話をしましたね。

でも、通気性と排水性はどうちがうの?
それに、保水性と保肥性の違いは?

そんな疑問が湧いてきませんでしたか?

怪長は初めのころ
通気性と排水性は同じ
保水性と保肥性も同じ‥‥と思っていました。

でも、良く調べてみると、違うんですね~。

その違いが分かると
盆栽の用土が何を重要視しているかが見えてきます。

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通気性と排水性はどう違う?

では、それぞれの違を明確にしましょう。

まず、【排水性】です。

排水性とは、水が抜けやすいかどうか、です。

花崗岩のようないわゆる石を鉢に入れたとします。
水はあっという間に抜けていきますよね。

これは排水性が高いということです。

次に、【通気性】ですが、

通気性とは、酸素を根に十分供給できるかどうかという
性質のことです。

排水性とよく似ていますが、
根に酸素を供給できなければ
通気性が良いとは言えません。

では、どういうのが通気性が良いのかというと、
粒と粒の間の隙間が多いと通気性が良くなります。

・粒がある程度、小さいこと
・粒の一つひとつがデコボコしていて角がある
・気孔のような細かい穴があいている

粒が大きいと隙間が大き過ぎて
排水性には優れますが、乾いてしまって
根に酸素を供給できません。

粒が小さいと、隙間は多くなりますが
排水性が劣ってしまいます。

このため、ふるいにかけて、
微塵を取り除いたり粒の大きさを分けたりします。

とても似ている保水性と保肥性

次は【保水性】と【保肥性】ですが、
これはとても良く似ています。

保水性とは、水を保つ力
保肥性とは、肥料成分を保持する力

です。

粘土や有機質成分の高い土で高いので、
黒土や腐葉土、ピートモスは保水性、保肥性に優れています。

バーミキュライトは鉱物を加工したものですが、
これも保水性と保肥性が高いです。

どちらも、とてもよく似ているので
同じと考えてもいいのですが、

ゼオライトのように
保水性はそれほどでもないのに
保肥性の高いものもあります。

こうした性質を
盆栽の用土に置き換えて考えてみましょう。

用土の粒の大きさをすべて3ミリと仮定した場合の
性質別ランキング(怪長の独断ですが‥‥)は?

【排水性】
①花崗岩(大粒の砂)
②軽石(火山礫・富士砂)
③赤玉土‥‥‥‥弱酸性
④鹿沼土‥‥‥‥酸性

【通気性】
①軽石(火山礫・富士砂)
②赤玉土‥‥‥‥弱酸性
③鹿沼土‥‥‥‥酸性
④花崗岩(大粒の砂)

【保水性・保肥性】
①黒土
②腐葉土
③バーミキュライト‥‥‥‥アルカリ性
④くん炭‥‥‥‥アルカリ性

おおざっぱですが、
こんな感じです。

赤玉土と富士砂と花崗岩の
保水力をテストした記事があります。
参考になると思います。

盆栽の保水力ってどれくらい?|赤玉土・富士砂・花崗岩を比較

用土が最も重視するのは通気性

すでにお気づきになっているとおもいますが、

盆栽に使う用土は、
通気性、排水性を最も重視しています。

赤玉土、鹿沼土(ツツジ・サツキ向け)
軽石や富士砂を使うのは

第1に通気性・排水性
第2に保水性

ということになります。

水は乾いたらあげればよいし
肥料も固形肥料(置き肥)や液肥で補えますが、

根の健康と生長に最も影響のある通気性は
人間の手ではどうしようもなく
用土にお願いするしかないわけです。

粒の大きさや保水性のバランスを試しながら
配合を工夫していくと、
盆栽上手になれますよ。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

質問・回答コーナー

【Q】植え替えの時に残った古い用土は再利用できるのか?
【A】盆栽には使うことはできません。

怪長も初心者のころ、
植え替えした時の古い用土を再利用できないか
先輩に聞いてみたことがあります。

先輩は困った顔で「う~ん」と言いながら

「焼いて雑菌をなくしてからなら‥」
と言いかけて「やっぱ、ダメだね」。

使い古した用土は
排水性、通気性が衰えています。

それに、雑菌、不要な有機物が多いので
再利用はとても難しいです。

怪長は、庭の隅の地面の上に
古い用土の置き場を作って
枯れかけた盆栽を鉢から抜いて
置いておくようにしています。

意外に復活するものです。

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赤玉土はなぜ用土に向いているの?

 

前回のミニ盆栽通信第1回は
「畑の土を鉢に入れるとなぜダメなのか」

というお話しでした。

畑の土は粒が細かいために
水はけ、通気性が悪くなり
根を弱らせる原因になるからです。
畑の土が悪いのではなく、
鉢に入れるとうまくいかなくなる
ということでしたね。

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盆栽をしている人なら「必ず使う」赤玉土

なぜ、みんなが使うのか書いてみました。

それと、いただいた質問の中から
「豪雨の時に鉢の用土がこぼれないようにする方法は?」
についてお話しします。

赤玉土が用土に向いているのは
保水力・保肥性、排水性・通気性の
いずれも優れているからです。

肥料成分を含んでいないので、
虫や菌が繁殖していない無菌状態の清潔な土。
赤玉土は弱酸性です。
日本の土壌も弱酸性なので
盆栽にする木も弱酸性を好みます。

このため、みんなが基本用土として
使っているんですね。
怪長も赤玉土がどんな特徴を持っているかなど
知らないうちから赤玉土を使っていました。

みんなが使っているので
「赤玉土は盆栽の土」と思っていました。

関東ローム層から採出される赤玉土

関東ローム層ってなに?‥ですよね。
関東平野の西側にある富士山、北側の浅間山など
関東を囲む火山から噴出した火山灰が堆積した地層です。
この地層は鉄分が含まれているので、
地層も鉄分が風化した赤褐色をしています。

もともとは細かい粒の粘土質の赤土ですが、
赤玉土は、この赤土を乾燥させてふるいにかけ
微塵を取り除いて粒をそろえてあります。
粒の大きさは、
1~2mm、3~4mm、5~6mm。

これが、ひとつの袋に入っているので、
購入した後はふるいにかけて用途別に分けておきます。

5~6mmは底土用
3~4mmは植えつけ用土
1~2mmはミニ盆栽用

怪長は1~2mmを使うことが多いのですが、
粒が小さいほど通気性・排水性が弱くなるので
火山礫(軽石)を4割ほど混ぜて使います。
赤玉土がないと
どうやって用土を作るか悩んでしまうほど
重宝しています。

赤玉土にも弱点があるのです

時間が経つと粒が崩れて小さくなり
排水性、通気性が悪くなっていきます。

植え替えをしないでいると、
いつの間にか、赤土に戻ってしまって
水の吸い込みが悪くなったりします。

特にオホーツクのように冬に凍結する地域では
冬を越すと粒が壊れていることが多いのです。
そうなってくると、
畑の土を鉢に入れたのと
似たような状況にります。
1、2年で植え替えをしていれば
ほとんど問題はありません。

毎朝、水をやっていると
吸い込みが変化していくのが分かりますよね。

「早く植え替えしてくれ~」と
木に言われるているような気がして
せかされた気分になります。
時間が経過しても崩れなければ
通気性、排水性が安定して保たれるに‥。

赤玉土の質の変化を改善した硬質赤玉土

「焼き赤玉土」とか「上質赤玉土」と呼ばれたりします。

600~900度で焼き固めてあるので
崩れにくく、通気性・排水性が変化しにくいのが特徴。
すこし価格が高くなりますが、
崩れないのは魅力ですよね。
ただ、中にはアルカリ性の硬質赤玉土もあるので
購入するときは確認するのを忘れずに。

質問・回答コーナー

【Q】豪雨の時に鉢の用土がこぼれないようにする方法は?

【A】怪長がやっている方法は富士砂の大粒を化粧土代わりに乗せています。

この10年は、豪雨が頻繁に起きるようになりましたね。

大雨が降った日は
会社から帰ってみると、用土の3分の1くらいが流れて
根がむき出しになっている鉢もあるので慌てて用土を補充します。

用土を補充すると、とりあえずホッとしますが
水の吸い込みが具合が分からなくなってしまいますよね。

そこで、ふるいにかけた4、5mmの富士砂を
化粧土代わりに乗せています。

富士砂は重さがあるので集中豪雨でも
それほど飛び散りません。

2~3mmだと雨に弾かれてしまいますが、
4~5mmだと大丈夫です。

あまり厚く乗せないで
表面の1層だけにしておけば、
水の吸い込み具合もわかるので、
最近はもっぱらこれで豪雨対策をしています。

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畑の土を鉢に入れるとなぜダメなのか

▲盆栽には必ず用土を使いましょう

怪長の失敗談特集でも書きましたが、
「畑の土を鉢に入れていた」というのは アウト!なのです。

木は大地で育つのに
大地と同じような土を鉢に入れるとなぜいけないのか‥‥。
そんな疑問、湧いてきますよね。

理由は‥

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鉢の中と大地とでは根の周りの環境が違うから

大地は深いところまで土がつながっています。

なので降った雨が地面の深いところまで浸透します。
地表から地下に向かってゆっくりと動いています。

ところが、
鉢は水が抜けていくところがありません。
鉢で囲まれていますからね。

水がたまりやすいのです。

そこに、粒の細かい畑の土を入れるとどうなるか。

鉢の底に穴が開いていても、
水は抜けていきません。

水が動かずに同じ場所にとどまっていることになります。
地面深くに張った木の根は常に濡れています。

「常に濡れている」という点は同じですが、
大地の水は静かに動いて新しい水が根の周りに供給されます。

新しい水は酸素を含んでいますから、
根の呼吸を助けてくれます。

ところが、鉢の中に畑の土を入れると水が動きませんから
酸素を根に供給することができなくなります。

酸素がないと、何が起きるか‥ですよね。

嫌気性微生物が増える

嫌気性微生物という
酸素を嫌う微生物の仲間が増え始めます。

嫌気性微生物は畑の土の中に含まれる
肥料など有機物を分解するのですが、
その際にガスを放出します。

メタンとか酸化イオウ系のガスです。

なんだか、難しくなってきましたが、
要するにこれは「腐る」という現象なのです。

私たちが「くさい!」って顔をしかめる
あの腐敗臭の素が嫌気性微生物の出すガスです。

このガスが根を弱らせてしまいます。

なので、粒の細かい粘性のある畑の土は
鉢の中に入れるとアウトなのです。

畑の土が畑にあっても問題が起きないのは
大地の水が動いているからなのです。

盆栽用の土「用土」で最も重要なのが「水はけ」です。

用土を篩(ふるい)にかけて粒をそろえたり、
「微塵」という細かい粒を取り除くのは
目詰まりを防いで水を動かし、
根の周りを腐らせないようにするためなのです。

質問・回答コーナー

【Q】地面にある幼木を鉢に植える時、
根についている土は残しておくのですか
それとも、取り除くのが良いのですか?

【A】取り除いてください。
花畑に生えた幼木ならすべて取ってください。

細かい砂程度の粒の土なら少し残っていても大丈夫です。
バケツに水を入れて軽くゆする。

ホースのシャワーをサッとかけて落とす。

粘土のような土ならきれいに取り除いてください。
臭いをかいでみて腐敗臭いがするようなら
きれいに洗い流してください。

※理由はお分かりですね‥。
嫌気性微生物を繁殖させないためです。

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ミニ盆栽の用土の準備|篩(ふるい)で分ける手順

篩(ふるい)は用土の準備には欠かせない道具

これがないと、うまくいきません。
ぜひ用意してください。

目の粗さ3種類と、微塵(みじん)を取り除くための細い目の篩。
細かい篩は、かみさんにだまって台所から借りてきたので
見られないことを祈って…写真をこっそりアップしました。^^;

篩を使って
火山礫(かざんれき=軽石)を分ける手順を紹介します

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用土の種類と説明|ミニ盆栽

盆栽の鉢に入れて土の役割をするものを用土(ようど)といいます

畑や花壇の土とは違い、ほとんど栄養分を含まず、
通水性(水はけ)、保水性(みずもち)を持つように
配合・調整します。

根の周りの環境を良くするためです。
栄養は主に固形肥料か液体肥料で必要な時期に必要な分だけ与えます。

上の写真の白い石は軽石(かるいし)です。
黒いのは腐葉土(ふようど)。青い器に入っているのも軽石です。
ふるいで大きさを分けています。大きい軽石(3~4ミリ)は鉢の底に敷きます。

種類と特徴

火山礫(かざんれき)

通気性に優れています。

火山の噴火で噴出した火山灰、石、岩の総称。
4mm~32mmの石を火山礫と呼ぶこともあります。
固く密度の高いものもあれば、軽石のように水に浮くほど軽いものもあります。

火山礫は発泡に伴う気孔(きこう=小さが穴)が無数にあるので、
酸素を使って活動する好気性微生物(こうきせいびせいぶつ)がすみつき安く、盆栽には欠かせない用土です。

富士砂(ふじずな)は、盆栽用に販売されている火山礫として有名です。
富士山の噴火によって噴出、堆積した比較的密度の高い火山礫です。

富士砂
fujizuna

富士砂のほかには桐生砂(きりゅうずな)も有名です。

桐生砂

日本は火山国ですから、かつて噴火した山の周辺には火山礫があります。

北海道東部では阿寒の周辺に火山礫が広がっています。
噴火口の近くでは富士砂のように密度の高い火山礫が堆積していますが、
距離が離れるほど密度が低く、小さく、軽くなっていきます。

軽い火山灰(軽石)は200kmほど離れたところまで風に運ばれ堆積しています。

赤玉土(あかだまつち)

保水性、保肥性に優れている

akadamado

関東ローム層の赤土を乾燥させた土です。
ふるいで粒の大きさごとに分け、大粒、中粒、小粒があります。
盆栽では主に小粒を使います。

肥料分が含まれておらず、弱酸性。
保水力、吸湿力があるので園芸用万能用土として古くから使われています。

長く使用していると粒が崩れて細かい粒の微塵(みじん)が多くなって通気性が悪くなるので盆栽では火山礫とまぜて使用します。

腐葉土(ふようど)

保水力があります

fuyoudo

菌類や微生物によって分解された落ち葉や朽ちた木。
黒く変色して細かい粒子になっていますが、厳密には土ではありません。
腐植土(ふしょくど)ともいわれ、森の香りがします。

森に行って、地面の落ち葉を少しずつ取り除いていくと現れます。

天然の肥料で、広葉樹の古い森に入れば、
良質の腐葉土を手に入れることができます。
市販もされています。

しかし、腐葉土として市販されているものには
葉が黒く変色しただけで「分解」がまだ進んでいない
腐葉土としては未熟なものもあります。
その場合は盆栽に使わない方がいいです。

ピートモス

pitomos

ヨシ、スゲ、ヌマガヤなど硬くて細長い茎と葉を持った植物が
枯れたまま分解されずに堆積してできたものです。
干し草や藁(わら)が細かくなったような繊維状です。
腐葉土より酸性がやや強く、湿地帯の植物や山野草に向いています。

腐葉土の代用になるものの、
用土に混ぜる割合は腐葉土より少なめにする方が良い。

配分の割合

通気性と保水性を保つ意味から火山礫と赤玉度を混ぜて使うのが基本です。

例1

火山礫7割・赤玉土3割・腐葉土なし

肥料は固形の置き肥と液体肥料を後から与えることができます。

固形肥料は鉢の縁に置いておくだけで水やりの時に養分が溶け出して肥料になります。
液体肥料は主に赤玉土に一時、吸収され、水やりの時にしみ出て効果を発揮します。
置き肥より即効性がありますが、置き肥の方が効果が長持ちします

例2

火山礫6割・赤玉土3割・腐葉土1割

腐葉土を混ぜると保水力が高くなりますが、
枝が伸びすぎる徒長(とちょう)の原因になるので
こまめに水やりができるなら、使わない方がいいです。

例3

火山礫(軽石)8割・腐葉土2割

例2と比較してみていますが、例3の方が乾きやすいです。
それ以外に大きな違いは感じません。

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用土の準備|ミニ盆栽

用土の準備をしておきましょう。

ミニ盆栽を作を作る前に用意するものは?で紹介した
火山礫(かざんれき)
赤玉土(あかだまつち)
腐葉土(ふようど)もしくはピートモスを用意します

それぞれフルイにかけて粒を分けておきます。

フルイの目は4~5㍉、2~3㍉、1㍉程度、
それ以下の4段階があれば十分です。

まず、購入した赤玉度を大きい目の順にフルイにかけます。
袋全部をふるう必要はありません。鉢が小さいですから。
時間があれば、全部やっておきましょう。

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