樹形を変えてしまおう!

 

「かっこいいな~」
「素晴らしいな~」

と思うような盆栽は、
樹形がしっかりしている盆栽です。

 

樹形には模様木、直幹、懸崖などいろいろあって、
それぞれ樹形の基本があります。

基本に沿って盆栽を仕立てていくと‥‥。

 

そう!
かっこいい盆栽になります。

もちろんミニ盆栽もかっこよくなります。

‥‥‥‥

‥‥‥‥

分かってますよね。そんなこと。

でも、

実際はなかなか、うまくはいきません。

そこで今日は「樹形を変えてしまおう!」というお話です。

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どうやっても樹形が定まらない時もある

芽摘みやせん定をさぼったら、
枝が間延びしちゃった‥‥

 

今日は雨が降りそうだから、
水はやらなくても‥と思っていたら、
雨が降らずに大切な枝が枯れちゃった、とか。

 

枝振りが良くなくて、
どうしていいかわからない‥困った。

というようなことは、日常茶飯事です。

 

怪長も、樹形をどうするかで悩むことがよくあります。

根の整理をして、
芽摘みと植え替え、枝の整理もして‥

幹の下の方から芽が出たら大切に育てよう。

 

そう思ってやってみても
2、3年はかかりますよね。

針金を巻いてみても、

枝の出ている場所が、かなりズレていて苦しい‥

ということもよくあります。

 

そんなとき、

いい方法があるのです。

改作で樹形を変えてしまおう

何だと思います?

「改作」といいます。

簡単に言うと、樹形を変えてしまうのです。

 

例えば、

直幹に仕立てるもりが、
根張りが四方に伸びなくて片根になってしまった。

そういう時は、

根のある方に思い切り倒して
不要な枝も切り落として、針金を巻いて
懸崖、半懸崖にしてしまう。

そんな方法があります。

新たな樹形が隠れているかも

あなたミニ盆栽の中で
困ったちゃんがいるとします。

じっと見てみてください。

それから

鉢を右に傾けたり左に傾けたり、
ぐる~っと、回してみたり。

いろいろやっていると

「あっ! もしかして‥‥」と、気づくことがあります。

 

新しい樹形です。

木は隠れたところに、
もうひとつの姿を持っていることがあります。

それを発見すると、

次の植え替えの時に
樹形を変えることができます。

時間をかけなくても
まったく新しい盆栽になったりします。

新しい樹形になったら、
そこからまた手入れをしていくと
かっこいいミニ盆栽をつくることができます。

 

でもどうすれば、
新しい樹形に気付くことができるのか。

良い盆栽をよく見てセンスを磨く

あまり難しくはありません。

盆栽の本とか盆栽のサイト
盆栽展示会、盆栽専門店などで
素晴らしい盆栽をたくさん見ていると
目が養われてアイデアが浮かぶようになります。

 

それだけなんですけど。

そうしていると、いつのまにか、
目が養われていきます。

センスを磨くことにつながるのです。

 

「かっこいいな~」
「素晴らしいな~」

と思う盆栽を見つけたら

穴があくほどよ~く見るのが
良い盆栽をつくる近道なのです。

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剪定の理由と方法4・樹形を整える

 

これまで、剪定する理由を3つ紹介しました。

・忌み枝を切る
・枝を増やす
・木を強くする

でしたね。
木を強くするというのは

枝葉の勢いをそろえて
みんなで光合成をすると
木全体に力がついて病気になりにくなり、
害虫もつきにくくなる、というお話でした。

今日は剪定する理由と方法の最終回、
「樹形を整える」です。

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適当に枝を切っていると変な格好になる

怪長も、最初のころは「樹形」なんて
気にもとめず、適当に枝を切っていました。

適当に切っていると
最後はすごく違和感のある
形になってしまいますよね。

盆栽を見た時の違和感って
いったい何なのでしょう。

それは、
自然の法則とかけ離れた
枝ぶりや木の形だと思います。

盆栽は芸術と言われます。

でも、それ以前に
自然の木の姿を再現し、
自然の風景を連想させる鉢植え。

ということが言えると思うので
まずは、自然の木の姿を知ることが
とても大切になります。

盆栽の樹形には理由がある

樹形には

・直幹
・斜幹
・模様木
・文人木
・懸崖
・筏吹き

など、たくさん種類がありますが、
どれも自然がつくり出した樹形です。

どの樹形にも、なぜその形になるのか
という理由がそれぞれにあります。

例えば、崖に根を張る懸崖は
上は空、下は谷底ですよね。

真上に枝を伸ばすのは難しく
水平に伸びた枝は、枝の重みや
雪の重みで自然に下に垂れ下がります。

普通の木は、
根よりも高いところに木の先端がありますが、
懸崖は根よりもずっと低いところにあり、
さかさまになった状態ですよね。

普通は根に一番近い枝が長く伸びるのに
懸崖は逆で、根から一番離れた枝が長い。

そうすることによって、
崖に張り付いた木でも
太陽の光を効率よく浴びることができる。

というわけです。

要らない枝はどれか?

実際に、
樹形を整えるせん定をするときは
自然が作り出した「樹形の訳」を
考えてしまって、手が止まったりしませんか?

怪長も迷うことは良くあります。

そんな時に考えるのは
いらない枝はどれか? です。

いつまでも
考えてばかりいると
枝が伸びてしまいますから、

あまり深く考えないで
自由に楽しく‥‥を優先します。

でも、
切ってから「あ”‥」なんてことも
ときどきはありますけどね。

やっぱり、

自然の木を眺める
展示会に行って優秀な盆栽を見る
本やネットで素晴らしい作品を見る

そうして目を養っていくことも大切です。

盆栽が好きな方なら
きっと、いろいろご覧になっていると思います。

木が育つにも
人間の目や感覚が育つにも
時間がかかりますので
気楽に楽しみながらやっていきましょう。

質問・回答コーナー

【Q】夏は肥料を与えないと、よく聞きますが、
なぜ肥料を与えないのでしょうか?

【A】
夏は葉の温度を維持するために、葉の気功を開いて
水分を発散させ、温度を下げなければなりません。

大量に水を必要とし、エネルギーも使います。

そこで木が考えたのは「ちょっと居眠り大作戦」です。

木の生長を控え
根の方は栄養の吸収を抑えます。

中には完全夏季休業の木もあります。

光合成が活発に行われるので
肥料をやると栄養過多になることもあり、
結果的に木を弱らせることになるためです。

ビールを飲み過ぎ、焼き肉を食べ過ぎた
怪長のように胃の調子が悪くなってげんなりします。

 

夏は熱射病にならないように十分に水分を摂り、
胃腸を整えるのが健康維持の秘訣かもしれません。

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剪定する理由と方法1・忌み枝を切る

▲森の中では自然に枯れる車枝

盆栽に欠かせない作業はいくつもありますが、
その中でも、避けて通れないのが剪定です。

ということで、今日は剪定のお話しです。

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伸びた枝を切るだけだと変な格好になる

なぜ、剪定をするのでしょう

怪長は初めのころ
剪定は「伸びた枝を切るのだ‥」と思っていました。

そうすれば木は盆栽のように格好良くなる‥と。

間違えではないのですが、
それだけだと、ぜんぜんうまくいかないのです。

‥‥‥‥

‥‥‥‥

ということが分かったのは、
怪長がミニ盆栽を初めて2、3年経ってからでした。

なぜ「だめだ」と気づいたかというと、
木がすごく変な格好になってしまったからです。

「あれ~、おっかしいな~」

そう思ったころには、時すでに遅く、
どうしようもない格好になっていました。

どんな格好になったかというと

・ひょろ~っと背が高くて幹が細い

・枝と葉が木の上の方にあって幹の途中にない

・枝が交差したり、内側に伸びてごちゃっとしている

だめな見本をたくさん作ってしまったのです。

そこで本を買ったり、先輩に聞いたりしました。

で、分かったのは
「切るべき枝がある」ということです。

切るべき枝ってどんな枝?

どんな枝を切るのか‥‥ですよね。

たくさんありますので
ちょっと書いてみますね。

1、平行枝
2、落ち枝
3、絡み枝
4、立ち枝
5、徒長枝
6、腹枝
7、車枝
8、環貫
9、かえる又
10、ひこばえ
11、突き枝

おぉ~、11種類もありますね。

これを忌み枝(いみえだ)といいます。

絵を見ないと分かりにくですね。

このブログに記事と絵が
ありますので、ぜひご覧ください。

ミニ盆栽の剪定の方法 1|切るべき枝は?

あ、「ひこばえ」というのは
幹の根元から生えてくる芽です。

どんどん大きくなるので、
小さいうちに切ります。

最後の11、「突き枝」は、
盆栽を正面から見た時に
目の前に迫ってくる枝のことです。

圧迫感があるので忌み枝になってしまうんですね。

自然界では突き枝という枝はありません。

盆栽だからこそ生まれる枝なのです。

それ以外は自然界にもあります。

でも、森の中の木は
だれも剪定なんてしてくれませんよね。

忌み枝は自然界でどうなるのか

いつの間にか枯れてなくなってしまうのです。

つまり、自然の厳しさが
長い年月をかけて剪定をしているわけです。

車枝や環抜きは、どちらかの枝に
栄養がいかなくなって枯れます。

平行枝は下の枝が日陰になって枯れたり
下の枝が強く伸びると、上の枝が枯れます。

盆栽ではそうはいきませんね。
自然に枯れるのを待つ間に人間が枯れます。

忌み枝は小さいうちに切ってしまう

忌み枝が残っていると、
必ずと言っていいほど変な木になります。

なので、
忌み枝はきるだけ小さいうちに
切ってしまいましょう。

あなたのミニ盆栽をよく見てください。

もし忌み枝があったら、切りましょう。

枝が小さいうちなら、
いつ切っても大丈夫です。

太くなっている枝なら
切る時期があります。

それは、晩秋から春にかけての休眠期です。

それまでは我慢して待っていてくださいね。

剪定の目的は、

実は忌み枝を切るだけではありません。

第二の目的はこちらの記事で

質問・回答コーナー

【Q】伸びすぎた枝を切りたいのですが、
枝に葉がついていて、どこで切ってよいか迷っています。

【A】ひとつの枝に、いくつか葉がついているときは
どこで切っていいか迷いますよね。

そういう時は、葉が大きくなって枝になったとしたら
どっちの方向に伸びるか想像してみてください。

もし、幹に近い方、つまり内側に伸びるのでしたら
その葉のすぐ上では切らずに、その一つ上か一つ下を見てください。

鉢の外に向かって伸びるだろう葉(枝の小さいの)があります。

そのすぐ上で切ってください。

そうすれば、枝が伸びた時、形が整います。

  

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木を大地に固定する根の役割

 

根のことを知っておくと
良いミニ盆栽を作るのにとても役に立ちます。

意外に意識していない重要な役割があります。
なので今日は、根のお話し。

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木を大地にしっかり固定する根の役割

怪長もはじめのうちは、
根のことを気にしていませんでした。

「根はたくさんついていればいい」
くらいにしか思っていませんでした。

水も、養分も根が吸収しますからね。
たくさんついているのは、よいことです。

なので、根が増えるように
植え替えをしたり、用土を調整したりします。

そうして、細い根をたくさん増やして
木を元気に育てるわけです。

 

でも、根にはもうひとつ
重要な役割があります。

それは、

「木を大地にしっかり固定する」という役割です。

 

当然でしょ‥‥と思いますよね。

根が弱いと、風が吹いたら倒れてしまいますから。

あまりにも、当たり前のことなので
普段は気にしていないと思います。

怪長もはじめはそうでした。

ところが、この「大地にしっかり固定する」
という役割がミニ盆栽にとっても、
すごく重要だったのです。

ミニ盆栽の樹形は根で決まる

盆栽には「樹形」があります。
自然がつくり出す木の形です。

樹形が連想させる自然の風景を
「盆栽」といってみたりもしますよね。

それではその樹形を最初に決めるのはだれか?

‥‥‥‥‥‥‥‥

‥‥‥‥

根なのです。

「えっ‥‥そうなの」と思いましたか?

そうなんです。はい。

 

人間がつくるように思えますが、
人間は自然の法則に従って樹形を作っていきます。

 

樹形をちょっと覗いて見ましょうね。

八方に根を張って
大地に真っ直ぐ立つ木を「直幹」といいます。

左右に曲がりながら
バランスよく立つ木を「模様木」といいます。

崖にしがみついて生きているのは
「懸崖」とか「半懸崖」といいます。

細かく分けると‥十数種類になります。

 

その中でも、
根が樹形を左右しているのが次の5つです。

1、直観幹
2、模様木・斜幹
3、文人木
4、根あがり・根あらい
5、筏吹き・根連なり

この5つのうち、
根あがり・根洗い・筏吹き・根連なりは特殊な樹形で、
根の様子から樹形の名前がつけられています。

ミニ盆栽樹形のいろいろ|よくみる樹形

ミニ盆栽樹形のいろいろ|変わり種の樹形

根上がり・根洗いミニ盆栽の作り方

木がまっすぐに立っていられるのは
根が八方にしっかり張っているからです。

そのため、直幹の樹形の条件は根張りが
八方にほぼ均等にあること。

 

ところが、大地は
いつも、根が八方に伸びられるように均一ではありません。

大きな石や、もっと大きな岩、岩盤があったり
斜面だったり、川だったりします。

そういう条件下では、根は八方に張ることができず、
どちらかが太く、どちらかが細い根になります。

すると木はバランスをとるために
傾いていきます。

どちらに傾くと思いますか?

木は太い根のある方と反対側に傾

例えば

根の西側が細くて東側が太いとします。

風が西側から吹いたら‥‥倒れやすいですよね。

 

東側から吹いたら?‥‥‥倒れにくいです。

では、その状態で生き残ることができる木は?

東側からの風に耐えた木です。

風に逆らわず西側に傾きながら耐えた木。

ということになります。

 

模様木や斜幹のように
傾きを持った木の根元をよく見ると‥‥‥

根の太い方とは反対側に一度傾きます。

そのまま傾いてバランスが取れれば「斜幹」。

傾きを戻してバランスをとれば「模様木」になります。

どちらにしても根元に特徴があって
太い根とは反対側に一度は傾きます。

太い根が強く張っている方を「勝手」

傾く方、細い根の側を「流れ」といいます。

 

盆栽を見た時に、
左側に傾いた流れがあれば「右勝手」
右側に流れがあれば「左勝手」と言います。

なんだか、難しい話になってしまいましたね。

ミニ盆栽の木をどっちに傾けるか迷ったら?

ミニ盆栽を
「どっちに傾けようかなぁ~」と迷った時は

まず、根を見てください。

根が傾く方向を教えてくれます。

そう!

太い根が張っているのと反対側に傾けるといいわけです。

 

質問・回答コーナー

【Q】植え替えの時、針金で木を固定したいのですが
うまく固定できません。良い方法はありますか?

【A】鉢底の穴から細い針金を通して固定します。
参考記事
鉢植えをミニ盆栽にするには<根を鉢に固定する>植え替えの方法2

うまく固定するコツは、根の整理をしたときに
根の底を平らに切りそろえるとすわりが良くなって
針金を軽く結んだだけで固定できます。

少しゆらゆらしていても、用土を丹念に詰めていくと
根の裏側に用土が回り込み、根を持ち上げるので
しっかり固定できます。

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根上がり・根洗いミニ盆栽の作り方

根が露出した樹形のことを
根上り、根洗いといいます。

「なぜこうなるの?」って
不思議な感じがしますよね。

今回は根を露出させたミニ盆栽の
作り方をお伝えします。

根上りと根あらいの違い

根上りはなぜできる

古い森では、寿命を終えた大木が
倒れて苔むしているのを見かけます。

そのコケから、木の幼木が育って
いるのを見たことはありますか?

それが、根上りの始まりです。

やがてその幼木は、コケがため込んだ
水を得ながら根を伸ばし、根の先端が大地に届きます。

それから数十年を経て木は大きくなり、
倒木は微生物に分解されて土になり、消えていきます。

新たに育った木の根元には、かつて
倒木のあったところが隙間になり、
隙間の上に木の幹、隙間の下に大地が広がります。
この姿を再現したのが根上りという樹形です。

根洗いはなぜできる

木を支えている大地。

ところが、何年かに一度の大雨や河川
の氾濫で、根元の土砂がさらわれたり、
侵食して根がむき出しになってしまうことがあります。

この場合、根上りのような隙間がありません。

網の目のように張り巡らされた根が
そのまま幹を支え生きています。

そんな姿を再現したのが根洗いです。
※草物を鉢から抜いてつくるのを根洗いといいますが、それとは違って、盆栽の場合は根の面白さを鑑賞します。

根上り、根洗いの作り方

根を育てる

根上りも根あらいも共通して最初にすることは、根を育てることです。

通常は植え替えの時に、長く伸びた
根を切り詰めたり、重なり合う根を
八方に伸びるように整理しながら、
根を長く伸ばさないようにしていき
ますが、根上り、根洗いを作るときは根を長く育てます。

育て方の違い

根上り⇒長く伸びる根を切らず、伸びるままに育てる。
値洗い⇒太い根を切り詰めて細い根を増やしながら根を伸ばしていく。

根の上部を露出させる

根上り⇒伸びた根の上、3分の1ほどを露出させて植え替えます。
露出させたところに倒木(太めの木の枝)を挟んでおきます。

根洗い⇒植え替えの際、土の上半分を
丁寧に取り除き、下半分を大きめの鉢に植えて育てます。

露出した根で木を支えられる程度にしておきます。

※どちらも、根を露出させて植え替えます。
幹の根元から上の樹形も考りょして、
特に木の“流れ”を失わないようにします。

幼木から根上りを育てる

自然界の根上りをあまり意識しないで作ってみましょう。
根上り0002

実生(みしょう)苗=種から育てた
幼木をホースに植え替えます。

ホースは10㎝ほどに切っておきます。

ホースに植えつけたら、ホースごと鉢に植えます。

2年ほど普通に育てます。

次の植え替えの時にはホースを
ハサミで切り開いて用土を払うと
根上り状態になっています。

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ミニ盆栽の樹形の構想を練るポイントは?

冬になりました。
オホーツクのミニ盆栽は雪の下です。春まで待つしかありません。
それまでに、ミニ盆栽の樹形の作り方をおさらいしておきます。
頭の中だけは春のつもりで…。

盆栽の形に当てはまらないミニ盆栽はどうする

ミニ盆栽は、そもそも木が小さいので直幹、模様木、斜幹といった
いわゆる盆栽の形にあてはまらない、変形の樹形がたくさんあります。

直幹にするには枝ぶりが…。
模様木にするにも幹の曲りが今ひとつ…とか
樹形を決めるのに悩むことも多いですね。

自然界の木にも、形にはまっていないけれど格好がいいという木はたくさんあります。
ミニ盆栽も、自然の気のように変形でも形を良くするにはどうすればよいか
ポイントを整理してみました。

この木はどういう場所にあるのだろう

木は、生きている場所の条件でさまざまな形に変形します。
風の強い海辺の崖なら風下に向かって枝が伸びていきます。

広々とした平坦な土地では、まっすぐおおらかに伸びますね。
斜面にある木なら、谷側の枝が大きく張り出したりしています。
大きな岩が値のそばにある木は片根になって、傾きます。

そこで、ミニ盆栽の樹形を想像するときは、
この木がどんな場所に、どのように育ったのか…と考えてみるのもひとつの手です。
人間が勝手に想像する、と言ってしまえばそれまでですが、
「あぁ、この木はこんな感じの場所に生きる木なのか」とミニ盆栽を見た人に
連想させてくれるような作品になると、嬉しいですよね。

流れをつかむ

老木は、生きている場所の環境を反映させて、幹模様や枝ぶりに流れを持っています。
右へ流れるのか、左へ流れるのか、右下なのか…などなど。

ミニ盆栽を手に取って、回して見ながらその流れを感じ取ることができたら、
将来の木の形が見えてきます。
どの枝がその流れを作り出しているかなど、よ~く見ていると掴めることが多いのです。

その次は、その中心となる枝の流れを阻害している枝、サポートしている枝はどれか
に注目して、必要な枝と不必要な枝を見分けていきます。

鉢を回してみるだけでなく、幹の傾きもいろいろと変えてみます。
すると、今まで当たり前に見ていたきの形が、
まったく違う樹形でもいいなぁ、と思えてくることがあります。
そうすると、がぜん、やる気も出てきますよね。

省略と強調

せっかく伸びている枝を切ってしまうのは、もったいない、と思うものです。
でも、不必要な枝をそのままつけていてもメリットはほとんどありません。

むしろ、フトコロや幹の日当たりが悪かったり、落ち着かない形になったりします。
木の流れを感じさせる枝が目立たなくなったりもします。

そうした枝を「省略」してみると、以外にスキッとすることがあります。
枝を省略することで、流れを生み出す枝を「強調」することができるからです。

いってみれば、その木のコンセプトをより明確にする…みたいな感じですね。

安定感と躍動感

流れを生み出す枝の強調と、不必要な枝の省略を強く行うと、躍動感が出てきます。
逆に、流れを失わない程度に省略と強調を控えめにした木は安定感が出てきます。

躍動感を感じさせる樹形は、鉢のどこに木の重心を持ってくるかで大きく変わります。
木の重心は、全体の樹形を三角形とみなして、

三角形の底辺の真ん中と頂点を結んだ場所にあります。
それぞれの枝にも仮想の三角形を想定して、それぞれ重心を想定してみてください。

木全体の重心が鉢の中心から離れるほど躍動感がでます。
逆に、鉢の中心によると安定感が出ます。

それぞれの枝の重心が、全体の重心とともに鉢の外にあると不安定な感じになります。
安定感を持たせたつもりでも、各枝の重心が鉢の中央に集まりすぎると
流れそのものが失われてしまいます。
樹形構想1樹形構想2
あまり、理屈っぽく考えると、樹形の構想を練る作業もつまらなくなるので、
多少失敗しても時間をかけて直していこうと、思うようにしています。

怪長(ブログ管理人)は
枝の省略が下手で、しょっちゅう失敗してました。
いったん切ってしまうと、ボンドで付けるわけにもいきませんので、
切ろうという気持ちがしっかりするまで、
時間をかけて検討した方がいいかもしれません。(^_^;)

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盆栽と鉢植えの違いって?|ミニ盆栽にも通じる樹形の基本

これは盆栽です。

杉 Sugi (Japanese Cedar)- 盆栽美術館 – bonsai museum / Norio.NAKAYAMA

素晴らしい!

これは鉢植かも…
カラマツ2
あっ、怪長(ブログ管理人)のミニ盆栽だ…(^^ゞ

どこが違うのでしょう?
違いを見分ける視点をお伝えします。

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鉢植えとは

生き生きと育つよう環境を整え、
その植物の性質を引き出すのが鉢植えです。

草花、樹木すべてに当てはまります。

盆栽とは

自然界に生きる木の姿を鉢(盆)の中で再現し、
自然の風景を連想させるような木の姿(栽)を
つくりだした鉢植えです。

違いは、自然の風景を連想できる
姿を持っているかどうかです。

上の2枚の写真を見比べると、
違いが歴然としていますね。

最初の写真は、大木の感じがすごくします。

2枚目のは、木の姿はそれらしい
のですが、大木の感じがしません。

自然味を感じるまでには至らないですね。

なぜ違いが生まれるのか?

基本がありますので直幹の樹形で説明します。
直幹の基本
・BはAの2分の1

・CはBより短く

・DはCより、EはDより、FはEより短い

・◯は裏枝

・■は裏枝を省略できる

・●は前枝

・1の枝は正面の真横から出ている

・1の枝の高さは全体の高さの3分の1から4分1のところ

・2の枝は1の枝の反対から出ている
・2の枝は正面側に伸ばしてもよい

・3、4、5…の枝は上に行くほど間隔が短くなる
・3の枝から上は少し前後させながら伸ばす

・裏枝も左右に振りながら伸ばす

・1の枝と2の枝で見ている人を包むようにする
・真上から見て枝が全体に広がるように配置する

直幹の着目すべき点は

・根張り
幹の根元から根が八方に均等に力強く張り出しているか。

・幹の姿
根元が太く、上に行くに従って滑らかに細くなっているか。

・枝の配置
左右と前後に交互にバランスよく枝が出ているか。

・葉のつき具合
枝全体に葉が茂り、日陰になる葉がなくて効率よく陽光を受けられる姿か

・幹肌
大きくて古い木にはそれなりの幹肌を持っています。

それを再現するには長い年月を必要とします。

・樹形がかもしだす雰囲気
力強さ、優雅さ、暖かさなど風情と気品があるか…など

模様木の基本は幹の曲がりです

模様木の基本
基本の曲がりは①です。
曲がりの上と下は5:5

②になると品格が現れます。
曲がりの上と下は3:7または4:6

③はさらに曲がりと懐を増やし変化をつけています。

曲がりを2つつけると懐は3つ。
上の懐ほど小さい

重要なのは木の曲がりが1度も中心線をまたがないことです

不自然な木の典型

模様木の基本2
曲がりは付いているが、
落ち着きのない樹形。

自然の感じがしませんね。

自然の法則にしたがうようにすると
自然味が出るようになります。

模様木の着目すべき点は

・懐がバランスが良く配置されているか
幹に曲があるので懐も生まれます。

懐の大きさは下が大きく上が
小さいと安定した感じがでます。

・根張がよく、不自然さがないか
模様木の根張は直幹のように
八方に均等ではありません。

幹の立ち上がりは強く張った根の
反対側にが傾くのが自然です。

直幹・懸崖・株立ち・双幹のほか根あがりなど
特殊な樹形を除くほとんどが模様木になります。

盆栽では圧倒的に多い樹形です。

基本にこだわって無理に樹形を作ってしまうと
違和感のある盆栽になることもあります。

ミニ盆栽だと木も鉢も小さいので、
もっと自由に樹形を楽しむことができます。

まずは基本を知った上で、自然な姿になるよう
計画的かつ臨機応変に樹形を作ることが大切です。

口で言うのは簡単ですが、
実際には思い通りにはなかなかいきません。

豊富な知識と経験、熟練、情熱が必要になります。

自然が相手ですから計画通りに行かないのが普通です。

むしろその方が面白いのかもしれません。

それでも、いつも基本を意識
しながら盆栽を作っていると、
ちょうどいいところから新芽が出たり、
思わぬ時に素晴らしい素材に出合って
感動を与えてもらえることも多いのです。

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ミニ盆栽は難しい?|3つの基本を知れば簡単

ミニ盆栽は簡単だと思ったけれど難しい―。
そんな声をいただきました。

怪長(ブログの管理人)も20年近くやっていますが、
分からないことだらけです。

とは言っても基本的なことは分かるようになったので
分からないことは、そのつど調べれば良いことです。

もしあなたがミニ盆栽は難しいと感じるなら、
3つの基本的なことを知ってください。
これが分かれば、あとは木が無言であなたに教えてくれます。

その3つとは…

“ミニ盆栽は難しい?|3つの基本を知れば簡単” の続きを読む

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ミニ盆栽も樹形は変化するのです

木の形は年々、変化します。庭の盆栽を毎日見ていると、変化にあまり気づきませんが、1年が経ち、2年が経ち、3年目になるとはっきり分かります。若い木は特に変化が大きですね。ということは‥

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手入れ次第で樹形は変わる

どうも格好が良くないと思う木でも丹念に手入れをして気長に待てば素晴らしいミニ盆栽になるということです。

逆に良い盆栽だと思っていても手入れを怠ると数年後には変な形の気になってしまいます。

ミニ盆栽用の木の準備で紹介した
白樺の幼木
ミニ盆栽5-4
2009年

ミニ盆栽になった翌年の春、雪解けのころに
野ねずみに食べられて無残な姿になりました。

ところが、その夏には復活し
元気になって枝葉を伸ばし

樹形1カット
2011年
上の写真のようになりました。

幹も野ねずみにかじられて皮が向けてしまいました。
それでもちゃんとミニ盆栽として怪長の庭で元気に生きています。

翌年、植え替えをして鉢も浅い楕円鉢にしましたが
水やりを1日サボったせいで瀕死の状態になり
葉が枯れてしまいました。

それでも完全に枯れることはなく
その歳の夏には復活して枝葉を伸ばし始めました。

それから3年…

ミニ盆栽・白樺
2014年の樹形です。

枝が1本しかなく徒長しています。

あまり格好良くはありませんが
先端の芽を詰めていけば、途中から枝が出てくると思います。

その前にもう少し体力をつけてもらわなければなりませんが…。

ここで紹介したミニ盆栽は
良い見本ではなく、むしろ悪い見本ですが、

実はすごく気に入っています。

怪長の場合は良い盆栽と、好きな盆栽って
まったく違っていて、

他の人から見たら変な盆栽でも
自分自身では気に入っているのが沢山あります。

そんなことも参考に
ミニ盆栽を楽しんでいただけたら嬉しいですね。^_^;

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ミニ盆栽樹形のいろいろ|変わり種の樹形

ミニ盆栽の樹形にはいろいろなのがあります。盆栽もミニ盆栽も樹形の基本は同じですが、ミニ盆栽はどちらかというと、樹形にはそれほどこだわらないことが多いですね。今回は、模様木や直幹など、良く盆栽で見る樹形とは少し異なる変わった樹形も紹介します

斜幹

斜幹2
文字通り斜めに傾いた樹形です。
直幹でも懸崖でもないという点では模様木の一種ともいえますが、
斜幹には大きな特徴があります。

それは根張りです。
直幹のように四方の根がしっかりしていると傾かずに真っすぐ伸びますが、
左右の根のどちらかが弱いと、木は弱い方に傾きます。

もうお分かりですね。
斜幹の特徴は傾いている方の根張が弱いのです。

これは自然の姿なので、
根張の強い方に無理に傾けた木は不自然さを感じさせてしまいます。
傾きの強さによっても印象が違います。

懸崖のように強く傾いていると力強さを感じますし、
傾きが弱いと模様木に近く身近な感じになります。

怪長のミニ盆栽にも斜幹がありました。^_^;
怪長の斜幹
ミヤマナナカマドです。
野ねずみに食われてこんな樹形になりました。
野ねずみって、
もしかしたら優れた剪定師かもしれませんね。

文人木

文人木
文人風のひょうひょうとした感じの樹形です。
幹が細くて枝も葉も比較的少なくて、頼りない感じの…

そんな人いますよね。
スラっと背が高くて品のある人。

そんなイメージの樹形を文人木といいます。
通常は幹が太くて自然の中で強く生きている姿の盆栽が多いのですが、
そればかりだとなにか物足りないので、
文人木のような味のある樹形の盆栽も作ってみたくなります。

吹き流し

吹き流し
強い風で傾いただけでなく、枝も葉も流れて伸びている樹形です。
風の強い浜辺の斜面には、風に倒されないように
何とか生きている木の姿を見ることがあります。

怪長の住んでいるオホーツク海沿岸のまちには、
浜辺の小高い丘の上の柏は全部、吹き流しスタイルです。

根あがり

根上り
根上がりは根本が地面より高い位置にあり、
根がむき出しになった木のことです。

古い森では朽ちて倒れた大木の上に種が落ち、
それが地面に根を伸ばし大きく育つことがあります。

やがて根の下の大木が朽ちて土になり、
根に大きな空洞が出来た状態になります。

そういった木は、根の部分にトンネルのような穴が開いています

その他にも海の波で斜面が崩れて根がむき出しになったもの、
山の斜面が大水で削られて根がむき出しになったものなど、
自然のちからを物語る姿です。

写真の根上りは大水や雪崩で根本の土がさらわれた姿ですね。

株立(かぶだち)

株立ち
1本の樹の根元から何本もの幹が出ている木の姿です。
寄せ植えとは異なりどの幹も同じ木です。

筏(いかだ)吹き

根連なり
木は風で倒れても枯れずに生きていることがあります。
地面に倒れた幹からやがて根が生え、幹全体が根になることがあります。

倒れた時に下敷きにならなかった枝が
新たな幹となり大きく育つことがあります。

ひとつの倒木から木が何本も生え、ひとつの根で生きている姿です。
これも珍しいのですが、古い森に行くと見かけることがあります。

株立と同様、すべて1本の同じ木ですが
同じ場所からではなく、
色々なところから幹が立ち上がるのが特徴です

怪長の庭にも仕立て中の筏吹きがあります
ikada2
根の部分をアップで写してみました。

根連なり

地面の浅いところに大きな岩盤があると根は地中深くに入り込めず、
岩盤と土の間を這うように根を張り巡らせます。

大雨で表面の土が流されると、
根がむき出しになり底から芽を吹いて幹になります。
数本の木の根をたどると実はまったく同じ木という不思議な樹形です。

筏吹きのように幹が根になり、枝が幹になったのと違い
根から幹が育ったものです。

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