「かっこいいな~」
「素晴らしいな~」
と思うような盆栽は、
樹形がしっかりしている盆栽です。
樹形には模様木、直幹、懸崖などいろいろあって、
それぞれ樹形の基本があります。
基本に沿って盆栽を仕立てていくと‥‥。
そう!
かっこいい盆栽になります。
もちろんミニ盆栽もかっこよくなります。
‥‥‥‥
‥‥‥‥
分かってますよね。そんなこと。
でも、
実際はなかなか、うまくはいきません。
そこで今日は「樹形を変えてしまおう!」というお話です。
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どうやっても樹形が定まらない時もある
芽摘みやせん定をさぼったら、
枝が間延びしちゃった‥‥
今日は雨が降りそうだから、
水はやらなくても‥と思っていたら、
雨が降らずに大切な枝が枯れちゃった、とか。
枝振りが良くなくて、
どうしていいかわからない‥困った。
というようなことは、日常茶飯事です。
怪長も、樹形をどうするかで悩むことがよくあります。
根の整理をして、
芽摘みと植え替え、枝の整理もして‥
幹の下の方から芽が出たら大切に育てよう。
そう思ってやってみても
2、3年はかかりますよね。
針金を巻いてみても、
枝の出ている場所が、かなりズレていて苦しい‥
ということもよくあります。
そんなとき、
いい方法があるのです。
改作で樹形を変えてしまおう
何だと思います?
「改作」といいます。
簡単に言うと、樹形を変えてしまうのです。
例えば、
直幹に仕立てるもりが、
根張りが四方に伸びなくて片根になってしまった。
そういう時は、
根のある方に思い切り倒して
不要な枝も切り落として、針金を巻いて
懸崖、半懸崖にしてしまう。
そんな方法があります。
新たな樹形が隠れているかも
あなたミニ盆栽の中で
困ったちゃんがいるとします。
じっと見てみてください。
それから
鉢を右に傾けたり左に傾けたり、
ぐる~っと、回してみたり。
いろいろやっていると
「あっ! もしかして‥‥」と、気づくことがあります。
新しい樹形です。
木は隠れたところに、
もうひとつの姿を持っていることがあります。
それを発見すると、
次の植え替えの時に
樹形を変えることができます。
時間をかけなくても
まったく新しい盆栽になったりします。
新しい樹形になったら、
そこからまた手入れをしていくと
かっこいいミニ盆栽をつくることができます。
でもどうすれば、
新しい樹形に気付くことができるのか。
良い盆栽をよく見てセンスを磨く
あまり難しくはありません。
盆栽の本とか盆栽のサイト
盆栽展示会、盆栽専門店などで
素晴らしい盆栽をたくさん見ていると
目が養われてアイデアが浮かぶようになります。
それだけなんですけど。
そうしていると、いつのまにか、
目が養われていきます。
センスを磨くことにつながるのです。
「かっこいいな~」
「素晴らしいな~」
と思う盆栽を見つけたら
穴があくほどよ~く見るのが
良い盆栽をつくる近道なのです。

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