鉢植えをミニ盆栽にするには<根の整理>植え替えの方法1

ナナカマドが樹高30センチの
鉢植えになってしまいました。

枝がほとんどなくて
茎と葉しかありません。

そこで、
ミニ盆栽らしくするための
チャレンジを開始します。

枝を増やして、もっと小さくするために
最初にするのは植え替えです。

その方法を写真で詳しく解説します。

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ナナカマドを4年間、放置したら鉢植えになった

植え替え0

鉢に植えた幼木に水だけやって放置すると
たいていは、こうなります。

双幹のように見えますが、
右側の幹は徒長した枝です。

真上に伸びて幹になったような感じですね。
枝がまったくなくて幹と葉しかない状態です。

なんとかミニ盆栽にしたいですね。
数年かかりますが、気長に挑戦することにしました。

上に伸びる勢いを抑える

植え替え1

まず、先端の葉をカットしました。
2番芽が出て、葉が膨らみかけています。

ナナカマドの葉は
対になった数枚の葉の集まりが1枚の葉です。

柄を切っておくと2番芽が出てきます。

2番芽が伸びても葉が小さく、
上に伸びる勢いが弱まります。

その分、幹の下の方に勢いを回して
下の葉の生長と胴吹きを促すのです。

植え替えをくりかえすと
細かい根が増えてきます。

徒長枝が出にくくなり、
木の勢いもつくので小枝ができやすくなります。

鉢から抜いて根をほぐす

植え替え2

植え替えで大切なのは
根をほぐすことです。

根をほぐさないと
重なり根や、太くて長い徒長根を
発見することができません。

なので必ず根をほぐしてください。

根をほぐす道具は、ピンセットです。
クマデでほぐしますが、ミニ盆栽のように
小さい盆栽ではこれで十分です。

ほぐす前に根の状態を観察する

植え替え3

自然に生えていた苔を全部
取り除いたところです。

用土と苔の間に根が張っていますね。
根が下から上に伸びていたということです。

植え替え4

鉢の底の穴を見てみます。
根がはみ出ていますね。

鉢の中では、根がびっしりと生えて
行き場がなくなっている証拠です。

植え替え5

鉢から根を抜いてみました。
根がびっしり生えています。

裏側も見てみます。

植え替え6

太い根が鉢の底を何周も
回っているのが分かりますね。

太くて長い根を放置すると
細かい枝ができにくくなります。

根が相当、絡みつています。

根を丁寧にほぐすのが植え替えのポイント

植え替え7

そのままでは、ほぐしにくいので
カッターで上から底に向かって
切れ目を入れていきます。

深さは5ミリほどで十分です。

植え替え8

浅い鉢だとハサミで切ってもOKです。
4~6ヵ所に切れ目を入れると
ほぐしやすくなります。

切れ目を入れたらほぐします。
上の角から崩していきます。

 

ピンセットを幹の中心から外に動かす

植え替え9

左手で持って、回しながらほぐしますが、
怪長はカメラを左手に持っていたので
置いている状態になってます。

底の部分がほぐれにくい時は
底からの周囲の角を
斜めにハサミで切ると簡単にほぐれます。

幹の中心から外に向けてほぐすのがコツです。

根が交差している時は
ピンセットが引っかかるので、
根を傷つけないようにゆっくりほぐします。

植え替え10

根の裏側も同様に
中心から外に向けてほぐします。

どんどんほぐしていくと
古い根が取れて、根が少なくなってきます。

ピンセットが引っかかるときは
手を止めて、根の様子を見てください。

枝と同様に根もせん定する

植え替え12

親指の先端に横に走った太い根を発見。
根元と先端が分からなくなっているので
指の爪のあたりで切ります。

切り口を軽く引っ張るとほぐれるので、
残った太い根を基から切ります。

こうして、太い根、絡んだ根を
取り除きます。

植え替え13

ほぐし終わったところです。
ずいぶん小さくなりましたね。

ここからさらに、
したらか半分以上をバサッと切り落とします。

「そんなに切って大丈夫?」
と思うかもしれませんね。

大丈夫です。

木のボリュームと根のボリュームを比べて
ほぼ同じか、それ以上根があれば
枯れることはありません。

逆を言うと、今までは古い根が
多過ぎたということになります。

根が多いと、木は根のボリュームと
同じになろうとして、どんどん上に伸びます。

放置すると、そうなってしまうのです。

植え替え14

これから、細かい整理をします。
上に向かって跳ねている根を切ります。

先端が内側に向かっている根は
ピンセットでなるべく外側に向けて
直らない根は切ります。

植え替え15

根の底が平らになるように
切りそろえると座りも良くなります。

植え替え16

これで、根の整理完了です。
これから同じ鉢に戻して植えつけます。

続きは
こちらの記事で
鉢植えをミニ盆栽にするには<根を鉢に固定する>植え替えの方法2

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剪定(せんてい)の実例|どうする?崩れたミニ盆栽

切るべき枝はどんどん切る

枝が絡んでどうしようもなくなったカラマツがありました。(上の写真)
剪定してスキっとした樹形にするにはどうすれば…。
剪定の方法|切るべき枝は?を参考にやってみました。

剪定木1
上の写真を見てください

小さい葉と大きい葉があるのが分かりますか?
枯れた枝もありますね。

ぱっと見でも
見ている人の方に向いている突き枝
枝の伸びる方向と反対に伸びて幹を隠す逆さ枝があります

赤い線で示してあります。

反対側も見てみましょう

剪定木2
立ち枝
かえる又
絡み枝
並行枝
車枝
徒長枝

貫抜きを除いて、ぜ~んぶあります ^^;
腹枝もありましたが、写真では見えません。

剪定も植え替えもしないで3、4年放置していると
こうなります。

真上から見ると(最初の写真)、ひどい状態だというのが
よく分かりますね。

カラマツさん、放置していてごめんなさい。m(_ _)m

根が弱っていたり
伸びすぎたり、絡んでいたりすると
木も似たような状態になって
枝が荒れることが多いのです。

そこで、根を見てみましょう。

剪定5
やはり、根が弱っていました。
死んだ根がまっ黒くになっていて、
例えは良くないのですが、ヒジキのようになっています。

指で摘むとパラパラと外れてきます。

白い部分は新しい根と、
引っ張ったために芯が出てしまった根です。

新しい根が少しでもあるのは幸いですね
回復する見込みがありますから。

この写真では、すでに伸びすぎた根は切ってあります。
元々はこれの2倍くらいありました。

ヒジキのようになった根は指で優しく
ほぐしながら取り除いてください。

取り除き終わったらバケツの水で軽くゆすいで
細かいところも取り除きます。

根を整えるときに大切なのは

木のボリュームと根のボリュームをほぼ同
にしておくことが基本です。

木が弱っている時は

根が多い方が回復しやすいので

弱った木を剪定するときは、
根のボリュームが木より少し多くなくなる方がいいです。

このカラマツの剪定は
剪定の方法|切るべき枝は?
にある通り、切るべき枝を徹底的に除去します。

枝の先に葉が残っていれば、
根が元気になるにつれ
枝の途中から芽が吹き出してきますから
そこに期待しながらどんどん切っていきます。

最後は

剪定木4
上の写真の様になりました。

根は木のボリュームより多めになっています。
1ヵ月くらいしたら新しい根が出て元気になります。

使っている鉢は素焼きの仕立て鉢です。

まだ盆栽にするには枝ぶりが整っていないので
この先、数年かけて新しい枝が出るのを待ちます。

こうして作っていった盆栽は
格好が多少悪くても、愛着が出てきますから

あなたの大切なひと鉢になるでしょう。^_^;

剪定後50日目の姿はこちらです
カラマツ剪定から50日|ミニ盆栽の未来のイメージ

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