ミニ盆栽なぜなぜその2「芽摘み」

なぜミニ盆栽は芽摘みをするのでしょう。せっかく、新しい芽が出たのに摘み取ってしまうなんて‥と思ったことはありませんか?

新芽ってなに?

木は、冬になる前に次の年の春に備えて葉や花の芽を作ります。
紅葉が終わって葉が散った後の枝の先端には、まだ固いふくらみがあります。
それが、翌年の春になると開いて、葉になったり花になったりします。

葉になる新芽は、そこからどんどん枝を伸ばして木を成長させます。
木は、新芽のある先端に養分を送リ込みますから、そこが成長の先端です。

つまり、新芽は葉の子ども、枝の子どもみたいなもので、成長する勢いの強いポイントと言えます。

芽を摘む理由

新芽をよく見ると、大きいのと小さいのがあります。
大きいのは春、真っ先に開いて葉を広げます。小さいのは少し遅れて開きます。

さきに開く葉は、勢いがある。後から開く葉は、勢いが弱い。
大雑把にいうと、そういう違いがあります。

芽摘みは、真っ先に伸びようとする枝の勢いを抑えて
弱いところの勢いを失わせないようにするのが目的です。

なぜ、勢いを均等にする必要があるの?

自然界の木は、だれも芽摘みをしませんから勢いのある枝がどんどん伸びます。
やがて、その木らしい樹形になっていきます。

ところが、盆栽は自然の木のように、大地に根を張っていないので
放っておいてもその木らしい樹形にはなりません。

伸びる枝がどんどん伸びて樹形が崩れてしまいます。

盆栽は、言い換えれば本物の木のミニチュアですから、
樹高だけでなく、枝の間隔、葉の大きさなど
それぞれがミニチュアにならないとバランスが悪くなります。

芽摘みをするとどうなるの?

芽摘みをすると、木は、次の新しい目を出そうとします。

芽摘みをしなかったところが先に伸びて、
芽を摘んだ後から出てきた2番目の芽がその後から伸びて、勢いがそろってきます。

枝の先端の勢いが止められると、枝の途中や幹から新しい枝を作るための芽が出てきます。
すると、小枝も増えて、小さい木なのに自然の木のように見えるようになります。

自然界では、新芽が蝶の幼虫などいろいろな虫に食べられて、なくなることが良くあります。
すると、木は次の芽を作って新しい葉を作ろうとします。

そういう性質を利用して、勢いを均等にして、小枝を増やすのが芽摘みをする理由です。

自然の木は、伸びる力を最大限に生かそうとするのに対し
盆栽は木の持っている能力を可能な限り引き出します。

チームワークを駆使して小さい体でも大きな木に見えるようにするのが盆栽といえるかもしれません。

芽摘みの関連記事はこちらをご覧ください

芽摘みの方法とその理由|カラマツのミニ盆栽 

ヤマモミジの芽摘みの適期はいつ?大切なタイミング 

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ミニ盆栽なぜなぜその1「植え替え」

ミニ盆栽では、なぜそうするのか理由の分からないことって、ありませんか?ミニ盆栽の基本的な作業の「なぜ」を特集します。第1回は植え替えです

植え替えするのはなぜ

植え替えをしないと、やがて枯れてしまうから

鉢に入れたままずっと育てていると、根が伸びて鉢の中を占領します。
鉢の中の土が詰まって、水はけ、水持ちが悪くなります。
水はけが悪いと根腐れを起こしやすくなります。
水持ちが悪いと、鉢が乾きやすくなります。
どちらも、枯れる原因になるのです。

樹形が崩れてしまうから

鉢の中で根が伸び放題になると、勢いの強い根ができます。
すると、細く細かい根が少なくなって、養分を吸収する力がなくなります。
一方、枝も、勢いの強い枝と弱い枝ができて、
弱い枝が枯れ、強い枝だけがどんどん伸びるので、樹形が崩れてしまいます。

ではどうすれば

樹種や樹齢によって、植え替えのサイクルは異なりますが、
だいたい、若い木だと1年か2年ごとに植え替えます。

樹齢数十年という古木は、3~4年に1度ですが、
この木は何年に1度という決まりのようなものはありません。

枝の様子、木の勢い、水の吸い込みの様子などを観察しながら植え替えます。

例えば、
樹齢数年の若いモミジだと毎年。
樹齢20年のカラマツだと3年にごと。

鉢の底から根が出てくるようなら植え替えします。
水の吸い込みが悪く、水が沁みていかない鉢も植え替えます。

勢いの強い枝が出るようになったら、根も太いのがありそうなので植え替えます。

植え替えする時期は?

新芽が膨らみ始める前ですが、地域によって異なります。
暖かい地域なら2月、3月。

北海道東部のように寒いところは、新芽が動き出すときは雪の下にありますから
植え替えの時期は5月中旬になります。

しっかりと根を整理して、太い根を切り詰めます。

植え替えの時期はそのころしかないのか、ということですが、
そうでもありません。

注意しなければならないのは

葉が開いていて水分が蒸発して枯れやすいので、
根を切りすぎないようにします。

太く長く伸びた根を、根元まで切り詰め
全体の長さをそろえる程度にしておきます。

根を切る目安は、枝と葉のボリュームと根のボリュームをほぼ同じに保つ。
同じぼりゅうーむになるまでどんどん切ってよいということですが
それ以上、根を切りすぎると、枯れやすくなります。
なぜなぜ植え替え2

真夏の植え替えは避けた方がいいです。

自然の木はなぜ植え替えしなくても枯れない?
大地は無限と言っていいほど大きな鉢だからです。

雨水が地下に浸透して、ゆっくり動いているので
根に常時、酸素が供給され、腐りません。

つまり、植え替えは、大地の機能を人間が整える作業なのです。
さぼると、怪長のように、「あ‥枯れたかも‥」なんてことになります。

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ミニ盆栽あるある失敗談‥怪長の悪い見本特集

ミニ盆栽歴20年になりました‥と自慢したいところですが、
まだまだ失敗ばかりしている怪長(ブログ管理人)なのです。

今回はこの春から今日までの失敗特集。
初心者のあなた、ぜひ反面教師にしてください。

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枯れていないはずのツルウメモドキが‥

枯れたか?
「この木は枯れていませんが‥」なんて、
この記事:枯れてしまったミニ盆栽を復活させる方法はある?
の中で書いてしまいましたが、
暖かくなっても葉が開かないのでよく見ると、
ドライフラワーになっていました。あぁ‥。

春の乾燥した風を、怪長自らが甘く
見ていたということになります。

このツルウメモドキは、唯一の雄木でした。

雌木を挿し木して増やし、花もたくさん咲いたのに、
雄木がないと実がつかない可能性があります。

唯一の救いは、完全に枯れていなかったことです。

根元の方から、新しい芽が伸びてきて、ホッとしています。
失敗談ツルウメモドキ
油断大敵! です。 ヒクヒク

どうしよう‥庭に植えたカツラとカラマツが爆発

失敗談カラマツ
▲ぼさぼさになったカラマツ

失敗談カツラ
▲わっさわさになったカツラ

どうも元気がないなと思い、鉢から抜いて、
庭の土に植えたカラマツとカツラ。

翌年はそうでもなかったのですが、2年目の今年は
急に大きくなり、ちょっと目を離した隙に、どちらも、
ぼさぼさになってしまいました。

カラマツは、日に日に大きくなり、芽摘みをしようが
何をしようが勢いが止まりません。

カツラも枝や葉が増えすぎて、幹も太くなり、
盆栽の鉢に戻すには大きくなりすぎました。

きっと、土の下では根が伸び放題で、
とんでもない長さになっていると思います。

どうしようか、思案中です。

モミジが伸びすぎ

失敗談モミジ
モミジは、剪定、芽摘み、葉刈りを
丁寧にしないと枝振りが崩れます。

と、分かっていながら、庭の隅に置いてあった
モミジの手入れを怠っていました。

見事に、葉が木の先端に集まって、幹の下の方
には枝すらない、という状態に。これは、ん~。

幹の下の方に節があるので、この先、剪定を続けると
胴吹きするとは思いますが、何年かかることやら。あぁ‥。

貴重なキタミソウがたったの4株に‥あぁ

失敗談キタミソウ
オホーツク海沿岸の地域(北見の国)で100年前に発見され、
キタミソウと名付けられたこの草が、今年は‥「な、ない」。

キタミソウ専用の鉢は苔だらけになっていました。

かろうじて、シャクナゲの鉢に4株残っています。

これをどうやって増やそうか。

キタミソウは繁殖力はあるものの、ほかの草や苔に
負けてしまうので、なかなか増やすのが難しい植物です。

移植して、増やす方法しかないのですが、難しそうです。

秋まきしたはずの種が芽を出さなかった理由とは

もったいぶった見出しをつけてしまいました。

一本も芽が出ないので、「おっかしいな」と思って
よく考えてみたら、秋に集めた種を冷蔵庫に一時保管
したまま、忘れておりました。

つまり、撒いていないということで‥す。

冷蔵庫を探してみましたが、ない。

かみさんに聞いてみると、なんと
「じゃまだから、捨てた」と。

あぁ、また秋が来るのを待つしかありませんね~。

実生の苗をみんなにあげたら‥あ、自分のがない‥

ときどき、盆栽を見せてください、と見知らぬ人が訪ねてきます。

すると、怪長は嬉しくなって、「つくってみてください」と
ポットの実生苗を2つ3つ、プレゼントします。

そんなことをしているうちに、気が付くと‥。

「あ、野葡萄が‥ない」

盆栽は持ち主の姿勢を映す鏡かも

こまめに、きちんと手入れする人の
盆栽は、枝振りもよく元気です。

怪長のミニ盆栽の中には、「さぼったな」と
分かってしまうのもけっこうあります。

ちゃんと手入れできる範囲で、数を減らそうかなと
いつも思うのですが、やっぱり、鉢はどんどん増えて、
追いつかなくなります。

すると、盆栽たちは、その姿勢を見事に反映して、
枝が間延びして樹形がくずれたりします。

盆栽とは、持ち主の姿勢を映し出す、鏡のようなものですね。

今日は、反面教師の材料を提供させていただきました。

おぉ、恥ずかしや。

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