ミニ盆栽なぜなぜその3「葉刈り」

葉刈りはなぜするの?‥おっと、その前に葉刈りってそもそも何?ですよね。葉を刈り取ってしまうのを「葉刈り」といいます。せっかく生えたのに、なぜそんなことを‥と思うかもしれませんね。怪長も、初めて葉刈りを見たときは唖然としました。

葉刈りをすると、どうなる?

葉の刈り方は、すべての葉を刈り取る方法と、一部分だけ刈り取る方法があります。
刈り取る時期は、葉が出そろって、緑が濃く、しっかり固まった後です。

刈り方は、葉の付け根、柄を残して刈り取ります。
ミニ盆栽だとハサミで1枚ずつ丁寧に切り取った方が枝を痛めることはありません。

大きめの盆栽だと手でむしり取ることもあります。
ヤマモミジ葉刈り1
▲上の写真はヤマモミジの葉をむしっているところ

葉を全部刈り取ってしまうと、当然、幹と枝だけになって「大丈夫かな‥?」としんぱいになりますが、
大丈夫です。1カ月ほどで次の新しい葉が出そろいます。

新しい葉は刈り取る前の葉よりも小さくなります。

葉刈りをすると、どんな効果が?

葉が無くなると、幹や枝、フトコロに太陽の光が当たり、
フトコロ芽や胴吹きを促すことになります。

小さな枝を増やすことにもつながります。

ヤマモミジ葉刈り2
▲葉刈りして1カ月後

葉の一部を刈り取る時は、勢いの強い大きい葉を取り除いて、
葉の陰に隠れている勢いの弱い小さな葉に太陽の光を当てるのが目的です。

木の上部、枝の先端は勢いが強いので
部分的に葉刈りをするをする場合は、
ほとんどが木の上部と枝の先端になります。

大きな葉を刈り取った後に小さな葉が出てくると、
葉の大きさが揃うというわけです。

ヤマモミジ葉刈り3
▲小さな葉が出てきました。

葉刈りをする前にしておくこと

勢いのある葉を刈り取る場合は
あまり気にしなくてもいいのですが、

全部を葉刈りするときは、
木全体に勢いがあるかどうか注意する必要があります。

葉刈りは、木にとってはストレスになります。

そりゃあ、そうですよね。
葉を出して、これから光合成をしようというときに
みんな刈り取られてしまうのですから。

葉刈りをすると、木はエネルギーを消耗するので、
液体肥料を与えて元気をつけておきます。

葉刈りは毎年するの?

元気のある木なら毎年しても問題はありません。

特に、フトコロ芽を育てたいとき、
木の上部や、枝先の勢いを抑えたいときは
毎年、葉刈りをした方が木が喜びます。

でも、葉を小さくする目的で
毎年、全部葉刈りをすると、次第に木が弱ることがあるので、
様子を見てからにしましょう。

木に元気があるかどうかは、葉を見ます。

  • 葉の緑が濃い
  • 葉に張りがある
  • 葉が大きい
  • 厚みがあってしっかりしている

こういう木は元気です。

反対に、

  • 色が薄い
  • 葉の厚みがない
  • 小さい

こういう木は、元気がないので
葉刈りをするのをやめ、

植え替えをして根をしっかり育てるとか
肥料を与えて
元気になってもらうことにしましょう。

広葉樹のモミジやカエデはよく葉刈りをしますが、

このほかにも、ケヤキ、ニレでも葉刈りをします。

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