ミニ盆栽は難しい?|3つの基本を知れば簡単

ミニ盆栽は簡単だと思ったけれど難しい―。
そんな声をいただきました。

怪長(ブログの管理人)も20年近くやっていますが、
分からないことだらけです。

とは言っても基本的なことは分かるようになったので
分からないことは、そのつど調べれば良いことです。

もしあなたがミニ盆栽は難しいと感じるなら、
3つの基本的なことを知ってください。
これが分かれば、あとは木が無言であなたに教えてくれます。

その3つとは…

1 木と根は常に表裏一体
2 大地の機能は鉢にある
3 疑問の回答は森にある

木と根は表裏一体

このブログの記事に何回か登場していますが、
・木と根は、ほぼ同じボリューム
・木の姿と根の姿はよく似ている
自然の木は、だいたいそうなっています。

幹や枝、葉を切り取って木だけ小さくすると
木は根と同じボリュームになろうとして芽を吹き、
枝葉を伸ばします。

逆に根が小さければ、
根を伸ばしたり細かい根を増やして
同じボリュームになろうとします。

剪定をすると小枝が増えるといいますが、
剪定をするだけではなく、植え替えの時に太い根や長い根を切り、
弱った根や腐った根を取り除くことで小枝が増え、
木の形もまとまります。

挿し木や取り木は、
この原理を利用しています

根のない枝を挿しておくと木は根をのばそうとします。
取り木も基本的には同じです。

素晴らしい盆栽は素晴らしい根を持ってます。

それがわかると、
なぜ毎日の水やりが大切か分かっていただけるとおもいます。

水分があれば良いのではなく、
鉢の中に水を通しその後で水が抜けて空気が入り
乾燥しないうちにまた水を通す。

そうすることによって根が健康を保ち、
木も生き生きとして勢いを保つということになります。

大地の機能は鉢にある

大地に立つ木は、木の大きさの分、地中に根を張っています。
鉢だと、深い鉢でも20㎝ほどですが、
自然界では地中深くまで根が伸びています。

夏の太陽がいくら照りつけても
地中深くまで乾燥することはありません。
大地は強大な保水力を持っています

地中の水は、ゆっくりと動いています
川のように目に見える流れではありませんが、
水に溶けた酸素を根の周りに供給するには十分な速度です。
つまり、大地は常に通気性を保っています

盆栽の鉢は、保水力と通気性(通水性)という
2つの機能を持っていないと、木が乾燥して枯れたり、
酸欠で根が腐り、水や養分を吸収する力が弱くなってしまいます。

鉢に入れる用土を選び、調合して
保水力と通気性を保つのはこのためです。

疑問の回答は森にある

西日を避けるのは盆栽の常識ですが、森や山では
西の斜面に生えている木は当然、西日に当たります。

それなのになぜ、葉やけで色あせたり枯れたりしないのでしょう。

暑い日でも森の中では湿度があって、
人間が住んでいる開けた場所よりも涼しいのです。

森が出した答えは

西日が悪いのではなく
西日が差す前の日差しで周囲の空気や地面が温まり
暑くて乾燥した状態になっていて、
そこに西日が照りつけると、環境が更に悪くなるからです。

質の良い腐葉土はどんな香りがするか
様々な樹形はどこから生まれたか、
懸崖の姿、双幹の姿は本来どのようなものか…。

どんな枝が生き残り、枯れるのか
木の種類によって違う本来の姿とは…。

すべての答えは、木が生きている現場にあります。

優れた盆栽を作ろうとすれば、
この3つのことから離れることはできません。

しかし、そうはいっても、こだわり過ぎると
盆栽が重く堅苦しいものになってしまいますから、
あまり難しく考えず
「まあこんなもんか」と楽しみながら
いろいろ試してみるのがいいかなと思います。

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“ミニ盆栽は難しい?|3つの基本を知れば簡単” への4件の返信

  1. はじめまして 
    5月に完全に葉が落ちた10センチほどの盆栽を手に入れ、くさって黒くなった根を取り、駄温鉢に植え替えました。
    枝を切るとうっすら中心は緑が残っていますが2か月経っても芽は出てきません。
    種類もわからず、活力剤のみを与えて半日陰においてありますがあきらめず続けるかあきらめるかの見極めがつきません。
    どうしたらよいかアドバイスをお願いします⤵

    1. みさとさん
      コメントありがとうございます。

      根が腐っていた
      葉が落ちていた
      2カ月たっても芽が出ない
      樹種が分からない

      とのことですね。

      厳しい状況にあると思います。
      でも、枯れたとは思わないでください。

      最善の方法は
      「大地にいったん返す」です。

      鉢から木を抜いて
      なるべく崩れないように
      土に戻します。

      土は鉢が半分入る程度に掘っておき、
      その中に入れます。

      多少崩れても気にせず
      根の半分下が土の中です。

      土から出ている部分が
      乾いたら水をやる。

      それ以外に何もせず
      ひたすら待ちます。

      1年経っても
      枯れ木のままなら
      諦めてください。

      怪長

    1. こんにちわ(^^♪
      こめんとありがとうございます。

      すいません、意味わかってなくて。

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