▲用土の表面が乾いた鉢
水やり3年ということを聞いたことがありますか?盆栽ではよく言われることです。
始めたばかりのころは、実感がわきませんでしたが、今なら納得がいく言葉です。
水やりになぜ3年
毎に盆栽に水をやっていると、
鉢によって吸い込み方や用土の乾き方に
違いがあるのが分かるようになるからです。
用土の配合や、植え替えをしたばかりの鉢と
植え替え後、1、2年経過した鉢では
吸い込み方や乾き方が違います。
じょうろでひと鉢ごとに
丁寧に水をやっていると分かりやすいです。
ホースのシャワーで水をやるにしても
水圧を弱くして、ゆっくりひと鉢づつ水をやっていると
吸い込み方の違いが分かるようになります。
吸い込みの違いで鉢の中はどう違うのでしょう
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吸い込みの早い鉢
- 植え替えたばかりで根が中に詰まっていない鉢
- 赤玉土など保水力のある用土をあまり使わず火山礫(かざんれき)を主体にした用土
吸い込みの遅い鉢
- 根が増えて根詰まりを起こしている鉢
- 赤玉土の粒が壊れて用土が詰まり始めている鉢
- 鉢の用土の表面に苔などが生え、目が詰まってきた鉢
乾きやすい鉢
- 用土がしっかり詰まっていない鉢
- 保水力のある用土を使っていない鉢
- 根が増えて根詰まりを起こしている鉢
- 木が若くて根が水を吸う鉢
- 実がなっている鉢
- サツキやツツジなど水を好む(消費する)鉢
毎日の水やりの最中に実感として違いに気づくと
植え替え時期を逃すことが少なくなります。
盆栽を管理する置き場所にも気を使うようになります
結果的には、盆栽を枯らすことが少なくなり
健康に育てることができるようになります。
水は用土の表面が乾いたときに、タップリとやります
「鉢の表面が乾かないうちにやってもいいのでは」
「少しずつ1日何回も水をやってもいいのでは?」
と思うかもしれませんが、よくありません。
表面の用土が乾いているときは、
鉢の中には空気と、水が少し残っています。
そのときに十分に水をやると、
用土の中は水で満たされ、空気は外に出ます。
表面が乾いてからたっぷり水をやるのは
呼吸するのに似ています。
根の健康を保つことができるのです。
少しずつだと酸素が補給されにくいので
木が弱りやすくなります。
こちらの記事水のやりかた|毎朝、タップリとも参考に。(^^)
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