ミニ盆栽の鉢づくり|湯のみ、ぐい呑に穴を開ける方法

湯呑やぐい飲みに簡単に穴をあけて、鉢にしてしまう方法があります。とても簡単です。やってみると面白いので、癖になるかもしれませんよ(^^♪
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用意するものは
- バケツ
バケツいっぱいの砂
センターポンチ
金槌
砂が通過する程度のフルイ
手順は
(1)バケツに砂を8分目ほど入れます。
(2)器を伏せて、中に砂が詰まるようにしながら押し込みます。
(3)器の底が見える程度まで押し込んだら、
中心にセンターポンチの先端を当てて、
ずれないようにしながら金槌を当てる
ように軽く「コン」と叩きます。
(4)2、3回金槌を当てると穴が空き、
音が「コン」と響かなくなります。
それでも開かない時は、
底の厚さを確認して下さい。
あまり厚い(5㍉近く)だと開きにくいですが、
根気よくセンターポンチの先端をずらさない
ようにしながら少しずつ底を削るように打ち続けると開きます。
通常、湯のみですと数回で開きます。
上手になると1回で開きます。
小さな穴が開いたら、今度は打つ力を
弱めて穴の周囲を広げていきます。
穴が開いたぐい呑の内側はこんなふうになります
器が大きければ、穴はもうひと回り大きくてもいいでしょう。
やってみてください。意外に簡単なので驚くと思います。
(6)開け終わったら砂をふるいにかけて、陶器の破片を取り除いておきます。
これを忘れると、次に穴を開けるときに手を切ることがありますので、注意してください。
穴の開いた器は、そもそもは鉢では
ありませんから、平らなものの上に置くと、
穴から出た水の行き場がありません。
底の縁をヤスリで削って隙間を開けるか、
器を置く台に隙間を少し開けて水の通り道を
作ってあげてください。
鉢にする器はなるべく明るい色のものは
避けるほうがよいでしょう。
木より器が目立ってしまいます。
盆栽の主役は木、脇役が鉢ですから、
名脇役を選ぶといいと思います。
リサイクルショップなどを探すと
外な掘り出し物に出会うこともあります。
地味な模様のぐい呑で、底のあまり厚くないものを選ぶとよいでしょう。
値段も数十円から高くても100円程度です。
鉢の用意ができたら早速つくってみましょう
作り方の手順の記事を参考に (^^♪
苔ミニ盆栽の作り方の記事もあります
ここから先は管理人の雑談です
怪長は、知人の陶芸家の失敗作を
もらってきて鉢にすることもあります。
昨年開いた展示会では、ある陶芸愛好家が
怪長のミニ盆栽を怖い顔で見ていました。
そしてこう言いました。
「あなた、この器のことご存知?」
よく聞いてみると炙り焼きという手法で
作られた高級な器だったのです。
そう言われてみれば、渋い肌色に
炎が這ったような模様があって、
盆栽にちょうどいいなぁと思って
穴を開けて使っていました。
ところが、参考までに値段を聞くと…
「数万円はしますのよこれ」。
怪長の目はもともと小さいのですが、
さらに点になりました。^^;ハハハ

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Comment
先日、この信濃寒桜を購入した後に調子に乗って糸魚川真柏の苗を購入してしまったので、この方法でミニ盆栽に仕立てて見ます!!笑
盆栽の勉強の為にもメルマガに登録させて頂きました(*´ω`*)
松本さん
コメントありがとうございます。
メルマガも登録していただいて嬉しいです。
分からないことがありましたらいつでもお気軽にメールください。
これからも、よろしくお願いいたします。
怪長
まだ右も左もわからないので、メルマガも非常にありがたいです!笑
それと、この記事を参考に、真柏の鉢を作ってみましたが
個人的に1番のお気に入りです…笑
お店で買ってきたエゾマツの盆栽を昨年の秋から始めたんですがまだ水をあげるくらいしかやってなくて植え替えとか剪定はいつすればいいですか?それと鉢の選び方も教えて頂ければ幸いです
エゾマツの植え替えは3月ですが、地域によって少し違いますので
「新芽が開き始めたら」と覚えてください。
開いてしまったら遅いので「開き始めたら」です。
若い木でない限り、毎年は植え替えしないので
前回いつ植え替えしたか、聞いてみるといいです。
分からなければ、写真を送ってくださると助かります。
せん定は春と秋に適期がありますが、
太い枝を切るのは春。形を少し整えのは秋。
なのでせん定をする前に、枝がどの程度あるかとか、
芯になる枝はどれかとかを見る必要があります。
針金かけはいまやってもOKです。
その時に剪定もできますが、
強い曲げと強いせん定、その後の植え替えというように
木の負担になることを一度にすると元気がなくなることがあります。
これも、写真を送っていただけるともう少し詳しくお伝えできます。
kaicho★shiritai-blog.com
★を@に替えて写真送ってくださると助かります。
怪長
そうなんだ 鉢作りも楽しめますね ご指導有難うございます
質問があります
実生の木が10㎝の高さになりました 出来れば盆栽に育てたいのですが 伸びすぎてもいけないのかと思いまして 先の方をカットしたいのですが 時期的にいつ頃カットすべきかご指導いただきたくご教示のほどお願い申し上げます 樹種は柿と梨です
◆柿は幹から枝が出やすい木なので
小さいうちは幹を太くし、枝を増やすために
芽を抑えるせん定と、芽摘みが中心になります。
今のところは伸びすぎをそれほど気にせず
真上に伸びるのを止める程度にしておくとよいと思います。
枝葉が増えて木の勢いがついてきたら
春の1回目の芽摘みと葉刈りを同時に行って小枝を増やしていきます。
切る時期ですが、
8月中旬から9月中旬まではせん定しないで
9月中旬から10月いっぱいくらいまでが秋の剪定時期になります。
年が明けたら2月、3月がせん定時期です。
枝葉が伸びる5月から8月中旬まで芽摘み、せん定の時期になります。
これが一応の目安ですが、今は枝づくりを優先するほうが良いので
夏が終わったら肥料をあげて、元気にしてあげるとよいです。
◆梨
休眠期の剪定は真冬を避けて11月下旬から12月、2月下旬から3月になります。
梨は短い枝に花と実をつけるので、短い枝が育つようにしますが、
木が小さいうちは、長く伸ばして切り戻すを繰り返します。
伸びた枝を切り戻すせん定の時期5月下旬から7月上旬になります。
ということで、今は鋏が要らない時期になります。
ご質問、ありがとうございました。
怪長
陶器に穴を開ける方法。とても大変参考になりました。
ほんとにありがとうございます。
匿名さん
コメントありがとうございます。
お役に立てて嬉しいです。
怪長
初めまして、昨年、小盆栽を始めいつも参考に拝見しております。クロちゃんの記事泣けました。私も種から挑戦したいのですか、公園に落ちてる松ぼっくりから種は取れるでしょうか?今頃落ちてるのでは、もう種無いですかね?
写真は、今飼ってる小盆栽です。棚も自作で作りました。関西在住コバケイより
コバケイさん
コメントありがとうございます。
クロちゃん、残念でした。
ほかの黒松が立派に育つように頑張ります。
落ちている松ぼっくりは、開いていて
種がみんな飛んでいます。
もしかしたら‥‥‥1つか2つあるかも。
でも、ほとんどないですね。
9月のすえから10月に
カサが開く前の松毬を取ってきて
部屋の中で放っておくと、
カサが開いて種が出てきます。
茶色になっていれば十分、中の種が育ってます。
あ、近いうちに黒松の種プレゼントしますので
応募してください。無料です。
ところで、写真、見当たりませんが‥‥。
そのうち送ってください。
お待ちしてます。
ありがとうございました。
怪長
返信ありがとうございます。そうですよねこの時期なら種望め無いですよね。種配布を応募する様にします。写真すいません送付します。
コバケイさn
写真、ありがとうございます。
めんこいのもありますね。
とっても楽しそうです。
棚はコバケイさんの自作ですか?
いいですね。
種プレゼント、ぜひ、応募してください。
お待ちしてます。
怪長
[…] ミニ盆栽の鉢づくり|湯のみ、ぐい呑に穴を開ける方法 […]
ミニ盆栽始めようと準備中です。まずは器の穴開けと木を探してみます。
智ちゃん さん…コメントありがとうございます(^^)
ぜひやってみてください。分からないことあったら怪長(ブログ管理人)にメールくださいね(^^)