剪定する理由と方法2・枝を増やす

▲錦松の新芽(みどり)放置するとどんどん上に伸びる

前回の剪定する理由と方法1では、
忌み枝を見つけたらすぐ切ってしまいましょう、
というお話でした。

放っておくと変な格好になるからでしたね。

忌み枝と呼ばれる枝は11種類もあって
覚えるのが大変ですが、分かってしまえば、
すぐ気がつくようになります。

で、

今日は、剪定をする理由の第2回
枝を増やすための剪定のお話です。

では、さっそく行きましょう!

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自然の木は上に向かって伸びる

と、言いたいところですが、

その前に、

知っておいてほしいことがあります。

それは、もともと木が持っている
第1の特性です。

木には特性がいくつかあって

そのひとつが

光に向かって伸びる特性です

木はまず上に向かって伸びようとします。
太陽の光に向かって伸びるわけです。

放っておくと、
どんどん高く伸びていきます。

低いところにある枝も、
日陰にならないように
光を求めて横に伸びます。

いつも光の当たらない枝は
養分を作ることができないので
根からの栄養も途絶え枯れていきます。

すると、勢いの強い枝がさらに伸び
最終的には大きな木になるわけです。

では、どこが伸びるかと言えば、
枝の先端です。

そこが光に一番近いので
枝の先端に伸びる力を集めて伸びていきます。

言われてみると
当たり前ですよね。

でも、そのことを忘れている人は多いですね。

そういう怪長自身も
最初のころは、気づいていませんでした。

ひょろ~っと伸びた木を見て
「どうしたらいいんだろ~」
なんて思っていましたから。

木にはもうひとつ特性があります。

成長点がなくなったら次の枝を出す

枝の先端や幹の最上部の成長点が
なくなってしまったら‥。

次の枝を伸ばしてきます。

枝が伸ばすことができないのなら
代わりの枝をだしたり、数を増やそうというわけです。

では、どういった場所から
新しい枝をだしてくるのか‥。

それは、組織の均一ではない場所です。

‥‥‥‥

‥‥‥‥

そういわれても、分かりにくいですよね。

例えば、

・幹と枝の境目

・枝と枝の境目

・根と幹の境目

・曲がりのあるところ

・その年に伸びたところと前年の枝の境目

あっちこっちにありますよね。

剪定をする理由は
生長の勢いのあるところ切って

そのエネルギーをほかの場所に
広げるのも目的です。

枝を切ることによって、
第二の枝を出させようというわけです。

それに‥

枝を切ると
今まで光の当たらなかったところに
光を当てることもできます。

そうすると木は
光の当たったところから
新しい芽を出そうとします。

出てきた芽はやがて小さな枝になり
光に向かってどんどん伸び始めます。

なので「伸びる枝の先端を切る」

これをくりかえすと
枝がだんだん増えてきますよ。

ただし!

節と節の間

つまり、スーッと伸びて
木の組織が均一なところからは
芽は出ません。

剪定をする目的は
・忌み枝を切る
・枝を増やす

この2つ以外にもまだあります。

次回のミニ盆栽通信は、剪定の3つ目の理由
をお届けします。

お楽しみに!

質問・回答コーナー

【Q】針金を巻くときに、よく枝を折ってしまいます。
折らずに巻く方法はありますか

【A】木は季節によって硬い時期と柔らかい時期があります。
春の芽吹きのころは柔らかくいので、芽吹きのころに巻くと
木の負担を抑えることができます。

針金を巻きつける時は、
木と針金の間に隙間できないよう
しっかり巻き付けると折れにくくなります。

その前に指で少し曲げてみて
硬さを測ってみるのも、折らないことにつながります。

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こんな記事もあります

Comment

  1. 河上 晴雄 より:

    怪長さん

    大変懇切ご丁寧ご指導いただきまして 厚くお礼申し上げます
    マンゴウは三本芽が出てきまして今では繁茂しています いろいろ剪定しながら楽しみます 近所の子供たちと実生つくりも楽しいものです メール拝見が遅くなり申し訳ございません 有難うございました
                 河上 晴雄

  2. 河上 晴雄 より:

    怪長のご解説は大変解り易く楽しく読ませて頂き感謝です

     一つご指導を頂きたいのですがこの場でよろしいのでしょうか
       
    実生の梨・ブドウ・柿・マンゴウ等が芽を出し樹が伸びてきています 葉もそれなりに出てなんだか楽しめそうですが 剪定方法が判りません ご指導いただければ嬉しいです よろしくお願い申し上げます
        

    • 怪長 より:

      マンゴーは
      春に新芽が出て少し伸びたらきたら、新芽の根元から切ります。

      すると、切った近くから数本の2番芽が吹くので、
      それが伸びてきたら、2本残して間引きします。

      間引きするのは枝葉が増えすぎて日当たりと風通しが悪くなるからです。

      残した枝がどちらに伸びるかで木の姿が変わるので、
      どんな形にするかで残す枝を決めますが、
      元気のいい枝を残したほうがよさそうです。

      怪長も、今年初めてマンゴーの種蒔いて、発芽してきました。

      参考になる記事を見つけました
      ⇒ http://kedokumango.com/20160612/7389

      ◆梨のせん定

      実生の苗の場合は、
      樹形を作ってから花や実をつけるようなせん定にしていきます。

      樹形を作るせん定は枝を伸ばしてきり戻し、
      幹を太くしながら枝を増やす方法になります。

      5月末から7月上旬にかけて
      枝を伸ばしておいてから2芽、残して切り戻します。
      枝を伸ばすときは絡んだりしないよう、針金をかけて整えておきます。

      ◆柿

      実をつけたい場合は、
      花芽ができる先端を切らないようにします。
       
      樹形を作る段階では
      樹形ができるまでは花を咲かせるよりも
      幹と枝をつくるのが優先になります。

      梨と同じ考え方ですが
      柿はどんどんのびるので
      年に2~3回切り戻します。

      切り戻しは2、3芽残しますが、
      3回芽は特別に強く伸びる芽だけ切り戻します。

      ◆ブドウ
      ブドウは、1月~2月ごろに
      根元から20~30センチくらいのところで切ります。

      この時期以外に切らないようにします。
      切った後には融合剤を塗って保護します。

      その後に伸びる芽は、
      4~5芽残して切り戻します。
      枝が込みすぎないように枝を間引きます。

      こんな感じです。

      苗の大きさが分からないので
      写真を送っていただくと
      もう少し詳しくお伝えできます。

      アドレスは
      kaicho@shiritai-blog.com
      です。

      怪長

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