ミニ盆栽を室内で鑑賞したい、屋外に置いておく場所がないので室内で育てたいという方もいます。ミニ盆栽を室内に置くことは可能ですが、木にとって室内は快適ではありません。次の4つのことに気をつけてあげてください。
目 次
木は気温や湿度、日照の変化に敏感
木は人間のように話をしたりしませんが、温度や湿度、日照、風を常に感じとりながら生きています。新芽を出したり、花を咲かせたり、葉を茂らせたり、紅葉したり‥。自然の木は自分で感じ取り、人間の手を一切借りることなく、大地と水と大気と太陽の光で数百年、中には千年を生き続けます
盆栽やミニ盆栽の場合は、木を大地から鉢に移し替えていますから、木から奪い取った自然の環境を人間が補わなければなりません。
毎朝、水をやったり、植え替えや芽摘みをしたり、遮光ネットを使うのも、鉢に移した木の生きる環境を保つためなのです。
ミニ盆栽を室内に置くことは、鉢に入れて屋外に置くよりも木にとっては生きにくい環境になります。
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屋外と室内ではどのように違うのか
- 温度の変化が少ない
- 乾燥しやすい
- 日照が少ない
- 風がほとんどない
こうした違いに対応しながら
室内に盆栽を置くにはどうすればよいか
ということになります。
室内で短時間鑑賞する場合
- 2、3時間で屋外の棚に戻す。
- 盆栽をいくつか用意しておき、交代で室内に入れる。
室内に長時間置く場合
- 長くても3日目には屋外に戻す。
- 乾燥しやすいので霧吹きで葉を湿らせる
- 鉢に水が通るようにしっかりと与える
- 冷・暖房の風の当たるところには置かない
- 窓辺の日当たりの良いところに置く
- 水を張った器に鉢を置かない。
※乾燥しないように‥と思うと、そうしたくなるのですが、根が窒息しやすくなります
室内で育てる場合
やがて枯れるのを覚悟してください。うまく育つことはほとんどありません。
どうか、盆栽を手に入れる前にベランダに小さな棚を作り、屋外で育ててください。
室内で育たない理由
木は気温の変化を感じ取る
季節によっても異なりますが、屋外だと一日の気温は、5度から10度の変化があります。
2013年の気象庁のデータによると、東京では7~9月の一日の最高気温と最低気温の差は平均で5度近くあります。それ以外の月は10度近くの変化があります。
これは、平均ですから日によってはもっと変化が大きくなります。
こうした変化を木は自分で感じ取っているのです。
木は自然の温度・湿度の変化に耐えられるが‥
人間も自然の木も快適な湿度はほぼ同じです。夏であれば、自然の木にとってごく普通の温度と湿度でも人間にとっては暑苦しいことが多いのです。冬であれば、自然の木にとって普通の温度と湿度でも、人間にとっては寒くてとてもいられません。そのため、人間は家に入り、冷暖房を使うのです。
季節の変化を感じなければ木は育たない
人間は冷房で環境を整えますが、それが木にとってはあまりよくありません。
「今は夏?それとも秋?」というように、季節の変化を感じ取ることができなくなります。
木には季節の変化、一日の変化に対応できる能力がありますが、人間の生活する環境に対応する能力はありません。
人間が言葉を使わず、動かず、食事もせず、衣服を着ることなく自然の中で生きられないのと同じなのです。
快長(ブログ管理人)は、室内で盆栽を育てる自信はまったくありません。
まして、我が家には猫がいますから‥。10分もしないうちにボロボロにされてしまいます。ハハハ ( ;∀;)

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