ミニ盆栽の樹形の構想を練るポイントは?

冬になりました。
オホーツクのミニ盆栽は雪の下です。春まで待つしかありません。
それまでに、ミニ盆栽の樹形の作り方をおさらいしておきます。
頭の中だけは春のつもりで…。

盆栽の形に当てはまらないミニ盆栽はどうする

ミニ盆栽は、そもそも木が小さいので直幹、模様木、斜幹といった
いわゆる盆栽の形にあてはまらない、変形の樹形がたくさんあります。

直幹にするには枝ぶりが…。
模様木にするにも幹の曲りが今ひとつ…とか
樹形を決めるのに悩むことも多いですね。

自然界の木にも、形にはまっていないけれど格好がいいという木はたくさんあります。
ミニ盆栽も、自然の気のように変形でも形を良くするにはどうすればよいか
ポイントを整理してみました。

この木はどういう場所にあるのだろう

木は、生きている場所の条件でさまざまな形に変形します。
風の強い海辺の崖なら風下に向かって枝が伸びていきます。

広々とした平坦な土地では、まっすぐおおらかに伸びますね。
斜面にある木なら、谷側の枝が大きく張り出したりしています。
大きな岩が値のそばにある木は片根になって、傾きます。

そこで、ミニ盆栽の樹形を想像するときは、
この木がどんな場所に、どのように育ったのか…と考えてみるのもひとつの手です。
人間が勝手に想像する、と言ってしまえばそれまでですが、
「あぁ、この木はこんな感じの場所に生きる木なのか」とミニ盆栽を見た人に
連想させてくれるような作品になると、嬉しいですよね。

流れをつかむ

老木は、生きている場所の環境を反映させて、幹模様や枝ぶりに流れを持っています。
右へ流れるのか、左へ流れるのか、右下なのか…などなど。

ミニ盆栽を手に取って、回して見ながらその流れを感じ取ることができたら、
将来の木の形が見えてきます。
どの枝がその流れを作り出しているかなど、よ~く見ていると掴めることが多いのです。

その次は、その中心となる枝の流れを阻害している枝、サポートしている枝はどれか
に注目して、必要な枝と不必要な枝を見分けていきます。

鉢を回してみるだけでなく、幹の傾きもいろいろと変えてみます。
すると、今まで当たり前に見ていたきの形が、
まったく違う樹形でもいいなぁ、と思えてくることがあります。
そうすると、がぜん、やる気も出てきますよね。

省略と強調

せっかく伸びている枝を切ってしまうのは、もったいない、と思うものです。
でも、不必要な枝をそのままつけていてもメリットはほとんどありません。

むしろ、フトコロや幹の日当たりが悪かったり、落ち着かない形になったりします。
木の流れを感じさせる枝が目立たなくなったりもします。

そうした枝を「省略」してみると、以外にスキッとすることがあります。
枝を省略することで、流れを生み出す枝を「強調」することができるからです。

いってみれば、その木のコンセプトをより明確にする…みたいな感じですね。

安定感と躍動感

流れを生み出す枝の強調と、不必要な枝の省略を強く行うと、躍動感が出てきます。
逆に、流れを失わない程度に省略と強調を控えめにした木は安定感が出てきます。

躍動感を感じさせる樹形は、鉢のどこに木の重心を持ってくるかで大きく変わります。
木の重心は、全体の樹形を三角形とみなして、

三角形の底辺の真ん中と頂点を結んだ場所にあります。
それぞれの枝にも仮想の三角形を想定して、それぞれ重心を想定してみてください。

木全体の重心が鉢の中心から離れるほど躍動感がでます。
逆に、鉢の中心によると安定感が出ます。

それぞれの枝の重心が、全体の重心とともに鉢の外にあると不安定な感じになります。
安定感を持たせたつもりでも、各枝の重心が鉢の中央に集まりすぎると
流れそのものが失われてしまいます。
樹形構想1樹形構想2
あまり、理屈っぽく考えると、樹形の構想を練る作業もつまらなくなるので、
多少失敗しても時間をかけて直していこうと、思うようにしています。

怪長(ブログ管理人)は
枝の省略が下手で、しょっちゅう失敗してました。
いったん切ってしまうと、ボンドで付けるわけにもいきませんので、
切ろうという気持ちがしっかりするまで、
時間をかけて検討した方がいいかもしれません。(^_^;)

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