ミニ盆栽に針金かけは必要?

▲針金をかけて左下の枝を下げたカラマツです。ワンコと比べると大きく見えますが、樹高は15cmほどです

針金かけは必要です。

ミニ盆栽を始める前の怪長(ブログ管理人)は、
「そんなに木をいじめてどうするの?」と、
ワンコのような顔で針金を巻く人を見ていた
かもしれません。

でも針金をかけるのには大切な理由があったのです。

針金をかける理由

種から育てたり、幼木を育てる場合は幹がまっすぐ
伸びてしまうので、最初に幹に曲りをつけておくため
に針金かけは必要です。

若い枝も上の方に向かって伸びていきます。

そのまま剪定だけしていても時代(古さ、年代)を
感じない普通の木になってしまうので、まず、枝を
伏せて下を向かせるために針金をかけます。

枝を伏せることで、若い枝の勢いを抑えて
ほかの枝とのバランスをとります。

自然の木は、下の古い枝ほど下を向いていきます。

枝自身の重さや枝に積もった雪の重みで
時を経て次第に下がっていくからです。

枝を伏せると、枝の根元のフトコロの
日当たりと風通しが良くなります。

フトコロ芽や幹から枝が出る胴吹きを期待できます。

日当たりと風通しが良いと、
病害虫の予防にもなります。

枝を伏せるだけでなく、左右に曲りを
つけて自然味も出していきます。

すると、だんだん盆栽らしくなります。

針金かけは盆栽の基本

怪長も最初のうちは針金かけに少し
抵抗がありましたが、理由が分かると
やってみたくなります。

慣れないうちは、針金のかけ方が分からず、
思うように曲がらなかったり、曲げたつもりが
針金を外すと元に戻ってしまったり、けっこう
失敗しましたが、慣れてくると簡単です。

針金をかけていると、枝が重なり合って
うましくいかないことがあります。

理由は不要な枝が多いからです。

針金をかける前は気づかなかった
不要な枝が分かるようになります。

針金かけの最中に発見した不要な枝を
切ることで、盆栽が意外にスッキリする
ことが多いのです。

怪長の大先輩には、針金をかけずハサミだけで作り
上げていく方がいますが、必要な枝と不要な枝の見極め
ができないとハサミだけでミニ盆栽をつくるのは難しいのです。

針金をかける前にじっくりと枝ぶりをイメージすることが大切です。

イメージしないで針金かけを始めてしまうと、不要ではない
大事な枝を切ってしまうことになるので、最初にどの枝を
どのように曲げるかをイメージしましょう。

針金かけのデメリット

若い木は生長が早く、種類によっても
生長の早い木と遅い気があります。

季節によっても大きくなる季節と
伸びない季節があります。

いつも気にかけていると失敗は少ないのですが、
忘れていると針金が枝や幹に食い込んで傷が残って
しまい、逆効果になってしまいます。

慣れないうちは「どっちに曲げようか…」
と迷うこともよくあります。

巻いては外し、外しては巻いているうちに、
枝を傷つけてしまうこともあります。

針金の選び方

針金には銅線とアルミ線があります。
銅線は硬いので焼き鈍して使います。

焼き鈍すと柔らかくなり、巻いていくうちに
銅線の硬さが戻り、しっかりと効きますが、
慣れるまでは扱いにくいです。

アルミ線は、柔らかいので扱いやすいのですが、効きが弱い。

そこで、銅線より太めのものを使います。

太さは銅線の場合、枝の3分の1程度ですが、
アルミ線はやや太いものを選びます。

銅線は価格も高いので怪長はアルミ線を使います。

ホームセンターでいろいろな太さのアルミ線を
購入できるので、3、4種類用意しています。

針金をかける前にする2つのこと

枝の硬さを確かめる

枝の硬さは、指で曲げたい方向に動かして
みると感触で分かります。

その感覚で針金を太さを選びます。
慣れるとだいたい分かるようになります。

どの枝をどのように曲げるかをイメージする。
すると、不要な枝がだいたい分かるようになります。

この2つの作業を最初にしておくと、
実際に針金をかける時に悩むことが少なく
なりますから、直しをすることもなくなり
枝を傷つけないようにすることができます。

針金の巻き方

下の枝、太い枝から巻いていきます。
巻き始めをしっかり固定するようにします。

根元に針金を差し込んだり、幹に一度巻きつけます。
適当な場所がないときは、別の枝から巻き始めます。(図参照)

固定されていないと、曲げる時に巻き始めのところ
が動いてしまい、効果がなくなります。

針金かけ7針金かけ6
針金かけ1針金かけ2

針金かけ3
曲がりの外側に針金が来るように巻きます。

巻く方向は、枝を右に曲げたい時は右巻き、
左に曲げたい時は左巻きにします。

ねじる時も同じです。

どっち向きに巻いて良いか迷うことがありますが、
針金の巻き終わりを上に持ってくると、どちら向き
に巻いているか分かりやすくなります。

慣れると、気にせず巻けるようになります。
針金かけ5針金かけ4

針金をかけた後は

1~2週間、涼しい所に置いて
強い日差しを避けるようにします。

木の種類や年齢によって、生長の度合いが異なるので
針金が食い込まないよう様子を見ながら外します。

針金を外す時は、専用の針金切りかニッパーを
使い、短く切って落としていきます。

ほどこうとしたり、一気に外そうとすると
枝を傷めるので、切りながら少しずつ外していきます。

外した針金を再利用したい気持ちになりますが、
その気持ちは抑えましょう。

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Comment

  1. 伊藤 絹子 より:

    蔓バラの枝を強く曲げたいので、針金を使う盆栽の手法を試してみたいと思い、読ませていただきました。うまくいくかどうか全くわかりませんが、もう半月もすれその時期にならうのでとても参考になりました。

    • abonsai より:

      伊藤絹子さま
      コメントありがとうございます。一週間も気づかずにいて、すいません。m(_ _)m。少しでもお役に立てて
      とても嬉しいです。ぜひ、またブログ、覗きに来てください。お待ちしています。

コメント

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