さぼっている筋肉と、無理して頑張っている筋肉。
ひざ立て倒しを何回もしていると、それがあると感じるようになりました。
手を腰に当てながらやってみると分かります。
左右の腰にシコリがあった
ポジティブオジサンの腰には、左右どちらにもシコリがありました。
どちらも奥の方にあるので、大きさはハッキリわかりませんが、指で押してみると、「骨か?」と思うほど硬いのです。
でも、強く押すと、骨とは違う痛みを感じるし、奥にへこんでいきます。
大きさは、感触ですが右がピンポン玉くらい、左が卵ほどです。
倒した膝を元に戻すとき、筋肉の動きを手で感じ取ってみると、シコリは固まったまま縮まないのに、シコリの周りの筋肉は動きます。
つまり、腰を動かすときに使う筋肉は、シコリがある分、少ない。
その少ない筋肉が一生懸命頑張っていることになります。
ふだん動いていない筋肉と頑張っている筋肉がある
このほかにも、ふだんは使っていない筋肉もあります。
ひざ立て倒しをしていると
ふだん動いていない筋肉
シコリになって動かない筋肉
少ないのに頑張る筋肉
この3つがあることが分かりました。
シコリになった筋肉は、指をあてながら意識して動かすとわずかに縮みますが、筋肉の機能は果たしません。
ほぐそうとしても、ものすごく時間がかかりそうです。
現に、今もほとんど同じ大きさで残っています。
頑張っている筋肉を使おうとすれば、その筋肉が疲れてしまい、また腰痛になります。
そこで、ふだん動いていない筋肉を活性化することにしました。
とはいっても、専門家でもないポジティブオジサンには、動いていない筋肉を動かす方法などわからないので、次の3つのことに神経を集中することにしたのです。
1:シコリを無理に動かそうとしない
2:頑張る筋肉が疲れる前にやめる
3:ふだん動いていない筋肉に「働いてちょ」と呼びかける
なにか、これって、人間社会とよく似ていませんか?
人間社会と腰痛改善が同じだとは思いませんが‥。
全体の力をアップするのはこんな感じかもしれませんね。
ふだん動いていない筋肉を活性化させる
ポジティブオジサンは、ひざ立て倒しをしながら、勝手にそんなイメージでやっていました。
3カ月後、腰の様子が変わってきました。
ひざ立て倒しを続けても、疲れない。
朝の洗顔は両手では洗えないが、以前ほど痛くはない。
常にあった重苦しさが、少し和らいだ。
そのころには、脱力した際の深呼吸は1回。深呼吸を1回する間に、ひざ立て倒しを左右で1回‥というように、ペースを上げていきました。
膝を立てる角度を変化させると、使う筋肉が変わります。
踵(かかと)をお尻に近づけてみたり、話してみたりいろいろなポジションでやってみました。
左右で1回とすると、1分間に15回のペースで毎日、続けます。時間は約30分でワンセット。
これを1日に2セットしました。1セットが終わるころには、体が温まるようになります。
柔道家に、枕を腰に当てて仰向けになり「何もするな」「眠るな」と教わってから9ヵ月。
1日2セットのひざ立て倒しが、面白くなってきたポジティブオジサンは、両膝をそろえる倒し方以外にも、右足を左ひざの上に組んで左右に倒す、同様にその逆の倒し方もです。
そうしているうちに、ふだん動いていない筋肉がどんどん動くようになり、腰痛は少しずつ、改善していきました。
次回は、ひざ立て倒しの発展形のお話しです。
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